続けて羊文学を聴いています。
2022,4,20 羊文学のメジャー 2ND アルバム
塩塚モエカは東京郊外の実家から引っ越して、独り暮らしをするようになり、曲の音も、三人の演奏だけではなく、専門家が関わって音作りをするようになったとのことで、これまでの作品と変わる。
バンド くるり を参考にしたのはミックスの奥行き感のイメージ とのこと。シンセを使ったり。
1 hopi
ゆったりとした始まり
塩塚モエカ のヴォーカルが ハッキリ強く歌うのと 低音で歌うのと
心地よく響く
ぽわーん としてスッキリとクール
インタビューで 塩塚モエカは
「バンドで大阪に向かう車の中で書いた。西へ向かって夕焼けで、後ろは夜に。北極星のような指標になる星に向かって、3人で船で向かっているような。そんなイメージ」
「ダンスの公演に音楽で参加した時に、そのテーマが“Hopeful”っていうテーマだった。その資料を見つめているうちに“hopi”っていう言葉が自分の中にふっと出てきて、調べたら「平和の民」っていう意味があったんですね。だから「平和の民」という意味で“hopi”をアルバムのタイトルにしたかったんですけど、とはいえ別に今作ではその方々のことを歌ってるわけじゃないので、それは一旦やめて。でも「平和」ていうテーマは頭の中にあって。そうしているうちに、このアートワークの撮影の打ち合わせで、<u>車の窓から私が何かを見て見つけて、それを伝えようとしてる顔</u>を撮りたいと言われたんです。そこで「じゃあ私はなにを見つけたんだろう」と思ったときに、“hopi”のことを考えていたこともあって、自然と“hope=希望”という言葉が出てきて。これはぴったりだなと、自分の中でしっくりきて決めました。 」
2 光るとき
すっきりとしたエレクトリック・ギターの音色
ゴーイング
コーリング
何回だって言うよ世界は美しいよ
君がそれを諦めないからだよ
今まで自分の暮らしの疑問や不満みたいなことを書いてきていただけだったが、
諸行無常の世界、多くの人が亡くなった平家物語によせて書いたのは難しかった
と塩塚モエカはインタビューに応えている。
アニメ「平家物語」主題歌
3 パーティーはすぐそこ
最後のチャンスなの のヴォーカルで始まる
コーラスとファルセットを入れたヴォーカル
リズミカルに
走りだしたいけど、思うようにいかないもどかしさを感じる
4 電波の街
疾走感がある8ビート リズムを特に感じる
ドラムス、ベース、エレクトリック・ギターが一体となって
響きが心地よい
今、正義が歪んでるこの街では
5 金色
ミディアムなテンポで気だるく歌う
ヴォーカルがGLIM SPANKYの松尾レミっぽさを感じるところもあって
満足してるよ、人生の大体の部分では でも少し、あと少しの安心が欲しい
6 ラッキー
ヴォーカルとベース
恐竜に食べられる
ラッキーデイ、今日は
心地よいフレーズ
ヴォーカルのメロディーラインが癖になる魅力
ドコモ「ahamoX」のキャンペーンソング
7 くだらない
アルバムを作るにあたって「キャッチーな曲を書いて」と言われてムカついたことを歌っている
とのこと。
アルバム全体が盛り盛りな感じになったので、少し引いて作ったとのことで、スローな音も抑え気味な感じだけど
ヴォーカルのメロディーラインが魅力的
なんで?
のあたりも素晴らしい。
8 キャロル
軽快なテンポでコーラスも入って、どこかクール
僕何を信じたら良いのかわからないよ
サンタクロース教えて
間奏のエレクトリック・ギター ソロが良い感じ♪
9 ワンダー
コニカミノルタプラネタリウムが運営する都内3館で2022 年 1 月 28 日(金)~上映されたドラマ作品「流れ星を待つ夜に」
「流れ星」をテーマにプラネタリウムとドラマを融合させた、新感覚の作品
に主題歌として新曲「ワンダー」を提供
歌詞に
屋根の上 星を数えた
などが出て来る
エレクトリック・ギターで始まり
すっとヴォーカルとコーラス
君は空の上
と歌うこところが堪らないな♪
第一人称は僕
10 OOPARTS
2000年代の世の中にシンセの音色が合うんじゃないかと考えたとのこと。
それに くるり「THE WORLD IS MINE」でシンセを買ったから使ったというのもあり、羊文学もシンセを買ったので3ピースの音に拘っていたけど使ったようだ。
シンセの音で始まる。
確かに楽器の音色でバンドの感触も変わる。
宇宙や時間、未来の印象もあるけれど、「だた生きたいの」
11 マヨイガ
アニメ映画「岬のマヨイガ」の主題歌 EP「you love」に収録
12 予感
アコースティックギター
コーラスも入ってゆったりと歌う
短めの歌詞
エレクトリック・ギターとベースを掻き鳴らして
ゆったりドラムス
インタビューでは
ビリー・アイリッシュが去年出したアルバム(2021年7月リリースの「Happier Than Ever」)の最後に入っている弾き語りの曲がすごくよかったから、その曲を参考に羊文学らしさみたいなものを入れたいなと思って。そしたら眠れない夜の複雑な感じとか、ドロドロした体の中の感覚とか、寝ているのか起きているのかわからない朝方の感じとか、そういうのがうまく音になって言葉にならない何かを表現できたんじゃないかなと思います。