存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

児玉隼人 / Reverberate

2025-03-01 12:53:14 | album k

児玉隼人

TVで見かけるようになった。
2009年6月20日生まれ 現在15歳
北海道釧路市出身
父はチューバ奏者

トランペットで表現されるものが誰かに響く
上手いのか下手なのかわからないが、実績があって年齢の割にはスゴイんだろうなと思いながら
じっくりとアルバムを聴いている。

2025,2,19発売 ファースト・アルバム
想い出の曲やコンクールやコンサートで演奏した曲を集めたものとのこと。

01. 調子の良い鍛冶屋
02. 霧の乙女
03. スラヴ幻想曲
04. ルスティーク
05. トランペット協奏曲 ヘ短調 作品18 Ⅰ.Allegro moderato
06. トランペット協奏曲 ヘ短調 作品18 Ⅱ.Adagio religioso - Allegretto
07. トランペット協奏曲 ヘ短調 作品18 Ⅲ.Rondo - Allegro scherzando
08. アルバムブラット
09. トランペット協奏曲 Ⅰ.Allegro - Cadenza
10. トランペット協奏曲 Ⅱ.Nocturne:Andante
11. トランペット協奏曲 Ⅲ.Finale:Allegro Giocoso
12. トランペットラブレター

● ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
● クラーク:霧の乙女
● ヘーネ:スラブ幻想曲
● ボザ:ルスティーク
● ベーメ:トランペット協奏曲
● グラズノフ:アルバムブラット
● トマジ:トランペット協奏曲
● 石川亮太:トランペットラブレター

 児玉隼人(トランペット)
 新居由佳梨(ピアノ)
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青葉市子 / Luminescent Creatures

2025-02-27 21:43:35 | album x

2025,2,28発売
青葉市子 8thアルバムをフラゲ

共同制作者
作曲家・梅林太郎
レコーディング及びミックス 葛西敏彦、
マスタリング オノセイゲン(Saidera Mastering)、
アート・ディレクション及びジャケット写真 小林光大

ようやく、青葉市子の新譜をフラゲ
去年の10月にサンケイブリーゼで大所帯のライヴで聴いた第2部のアルバム
先行してライヴで聴くのも悪くはないなと思っていた。
今年の15周年の京都劇場でのライヴで聴いた SONAR も入っている

歌詞カの冊子は、おそらく市子ちゃんが拘って紙質も選んだんだろうなと思うソフトタイプのもの
手描きの歌詞 イラスト
ジャケにあるように、水の中で見えるような写真
紙ジャケットの表紙側の空洞にCD、裏表紙側の空洞に歌詞冊子
よく見ると、その内側をのぞき込んだら見えるデザイン
凝っています。

青葉市子のコメントとして
「わたしたちが生物としてあれるとき、
原風景には、星の広場や、
発光の深海のようなものがある気がしてならないのです。」

「太古の海に誕生した発光生物たち
彼らが交信しようと感じたのは
”私はここにいます”という
自らが個である事を認識したから
だそうなのです
ずっと前のことのようでもありますが
私たちの体内には 今も変わらず
彼らの輝きが備わっていると私は感じます

今を生きる全ての生き物たちが
自らの発光を温かく祝福する
日々でありますようにと
願いを込めて」

というのがあって、その世界に浸る。

更にインタビューでは
超個人的な視点から見たものや
誰にも見つからない、触れられないような場所に潜るような曲

星や宇宙の単語は自分の星、自分の宇宙、自分の心と読み替えても良い表現なのかもしれない。

青葉市子の作曲 3,4,5,6,7,10
梅林太郎の作曲 1,4,7,8,9,11
35:48

01. COLORATURA
ハミング
シンセ
琴を爪弾くような笛を鳴らすようなピアノを弾くような
口先で歌詞を呟いているような

不意に曲調が変わって、新しい海流が流れ込んで環境が変わったようだ
とても深いところに響く
ライヴを思い出した。

02. 24°03' 27.0" N 123° 47' 07.5" E
この緯経線の交点は波照間島灯台

1:03 くらいの曲

何年か、波照間島で行われている旧盆の神行事で三線を弾いている という市子ちゃん。
そこで歌われている曲が彼女を通して影響を与えている要素が滲み出ているようだ。

03. mazamun
タイトルは造語かな?魔物の意味で使われているようだ

星がキラキラするイメージのシンセの音
間奏でシンセがうなる

04. tower
ピアノ

風の谷のナウシカの虫たちを思い起こした

05. aurora
繊細な
クラッシック・ギター


06. FLAG
歌詞に灯台が出てくると
番匠谷紗衣の「LIGHT HOUSE」がふっと出て来る

クラッシック・ギター
ゆったりとした歌
コーラスも魅力的
07. Cochlea
鯨の発する音をサンプリングしているようだ。
シンセ

0:53

08. Luciférine
2024.11.13発売の先行シングル

シンセ
ハープのような音色


5:00

09. prisomnia
シンセ
鼻歌
ストリングス

馴染みのある感じも重なったりして

異世界の体験

10. SONAR
3:16

ピアノ


京都劇場でも聴いた、とても魅力的な曲
自然と涙が溢れる

絶望に落ちていく中に差し込む光のよう


青葉市子のメロディーが炸裂している
レコードを買って聴きたくなる

11. 惑星の泪
クラッシック・ギター
シンセ

はじめまして

で終わる


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milet / I still/Nobody Knows

2025-02-26 22:04:39 | album m

2025,2,26発売 miletのシングル

歌詞カードは冊子で写真と読みやすい歌詞(通常盤)

割とmiletの曲も良く買っているし、シングルも買ってる。

2025年2月28日公開予定の映画『知らないカノジョ』でヒロイン役でミュージシャンの役をやるのかな?
映画はあんまり興味ないけど、miletが俳優もやるようになったのは、ちょっと驚いている。

1 I still
切ない歌い方で歌いあげる

おそらく番宣などで多く流れているだろう
純粋に曲を聴いていて魅力的

2 Nobody Knows
アップテンポの半分英語歌詞の
この曲は劇中歌で
映画の内容と絡む歌詞なんだろうなと思いながら聴いた。

2曲とも作詞はmilet 作曲もmiletが絡んでいるようだ。
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ハク。 / 僕らじゃなきゃダメになって

2025-02-25 21:33:48 | album h


ハク。
1st Full Album『僕らじゃなきゃダメになって』
2023.08.09 Release

歌詞カードは この水平線のジャケは裏表
中は別の写真が10枚ほど使われている。読みやすい。

全曲の作詞作曲を手掛けるあい(Gt.Vo)

1 回転してから考える
エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス 途切れ途切れ
ポップでバンドの魅力満載

ねえねえねえ

第1人称は僕

2 自由のショート
イントロのエコーのかかったエレクトリック・ギターとベース
ドラムスにヴォーカルのインパクト
YOGEE NEW WAVESっぽさもあったり

ファルセット気味に歌ったりも

シングル曲

3 ナイーブ女の子
エレクトリック・ギターとベース
イントロ
YOGEE NEW WAVESっぽさも感じる

割と単調なヴォーカルのメロディーライン
シューゲイザー

私はナイーブなガール

4 直感way
ああ直感で選んだ~ 

あたりから転調する感じが良いし

はい
というのがとても ハク。っぽいと思うのは僕だけだろうか?

5 第六感
アコースティック・ギター
トイ・ピアノ
笑い声 ドラムス

語尾のような歌い方がとても良い♪

6 なつ
ドラムスの叩き方が気になる曲

ファルセット気味なヴォーカルとコーラス

気にしない から 気にしたい
思い出になる前に
なつ

7 無題.
エレクトリック・ギターとベース 
ゆったりなドラムス
ディレイなギター

ヴォーカルを引き立たせて歌う

今日生きる 今を生きる

8 君は日向
エレクトリック・ギター 刻む
アップテンポで淡々と歌う

何を見ているのか
あたりの歌が感情を捉える

第1人称は僕

君は太陽という表現はよくあるけど、君は日向というタイトルは珍しいかも。

3,4のカウントで終わる

9 ハルライト
エレクトリック・ギターとベースとドラムス
演奏が良い感じ♪

春の花が咲くまでに
ちょっと不安定な心が揺れる

10 僕らじゃなきゃだめになって
アルバムタイトルの曲

「なんでいつの間にか」
あたりを聴いた時、このバンドのヴォーカルの魅力が水平線に広がっていく

第1人称は僕
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Otomo Yoshihide Solo Works 2 Otomo Yoshihide Plays Christian Marclay

2025-02-22 15:15:59 | album o

2025,2,19発売 

以下の紹介はコピペ

影響を受けたターンテーブル奏者クリスチャン・マークレーへのオマージュ作品集

マークレーは80年代初頭、ヒップホップのDJの文脈とは全く異なる方法でターンテーブルの即興演奏を始めたパイオニアであると同時に、現代美術を代表する作家でもあります。彼の演奏や作品に出会った衝撃が大友の原点の一つであると言っても過言ではありません。

マークレーと大友は80年代に出会って以来、今日に至るまで様々な形でコラボレーションを行なってきました。本作での大友はマークレーのレコードのみを使い彼独自の方法によるターンテーブルの演奏を行なっています。

「2022 年東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーの展示「Translating」のカタログに、大友が彼との出会いについての文章を寄せているので、ごく一部を引用します。

―――

レコードをパッケージに入れないこと。たったそれだけのルールを課すだけで、レコードがただのメディアであることを、わたしたちは単にスピーカーの 振動を聴いているにすぎないということを気づかせてくれる。レコード盤に傷がつき、そのノイズがバグとなって原音が損なわれる。たったそれだけで、 透明だったメディアの存在が露わになる。その上、レコード盤に刻まれている音自体にもレコード盤の傷によって生まれた音が最初から録音されていると なると、わたしたちはいったい何をノイズと規定したらいいのかすらわからなくなってくる。単に音の上でのノイズだけではなく認識の中に生まれるノイズ。 ―中略― そこから見えてくるのは単に音楽の中身に対する美学的な価値や評価だけではなく、音楽が置かれている状況そのものへの強い批評性であるって ことに、当時のわたしは大きな衝撃を受けたんだと思う。

―――――

大友が80年代にクリスチャンのファーストアルバム「Records Without a Cover」に出会ったときの衝撃を書いたものです。 ただ音楽だけをやることを目指していた彼が、その後、音楽だけではなく、音楽を起点とした様々な活動(その中には一般の人とやる音楽の活動や、 震災後の福島での活動も含まれる)をするようになった切っ掛けは、若き日に出会ったクリスチャンの影響と言って間違い無いでしょう。

以下、大友の言葉を引用します。

『彼の作品はわたしに「自分が立っている 場所を疑うこと」と「外側から考えること」を教えてくれた。そしてそれを作品や演奏で実践することを教えてくれました。同時に若き日の私は、マークレーの強い影響 から逃れるのにも必死でした。辿り着いたのがレコードを使わずに、ターンテーブルそのものの音にフォーカスする演奏方法です。 そこからかなりの時間がたって、今となってはレコードを使おうが使うまいがどっちでもいいと考えるようになっています。正直にマークレーに影響を受けた 演奏をしてもいいとも。でも本当に残念なことに、いくら影響を受けていても結局彼のようには演奏できないなと今回改めて思ってもいます。それでもこんな アルバムを作ったのは、かけがえのない友人でもあるクリスチャンへの敬意を表したいと思ったからです。と同時に、ここには彼との出会いの中で築いてきた30年以上にわたるわたし自身の歴史が込められてもいます。その意味では自叙伝的なアルバムなのかもしれません』

1 Translating Marclay 15:02
タータンテーブルを回して鳴っているような音
レコード盤を乗せて擦れる音
エレクトリック・ギターの音色
プチプチ ノイズ
歌が聞こえてきたり
途切れ 途切れ スクラッチ ゴリゴリ キューン
坂本龍一の「CORO」っぽい感じもあったり
変化していく音の面白さ
シンセが鳴りっぱなしのアウトロ

2 Play like him 2:23
宅録された音源
エレクトリック・ギターの音かスライドしてくるレコードに刻まれた音か
回転しながら音が流れるとしたら、回転数が手動で早くなって遅く落ちていく感じもあったり
レコードを前後に動かしてスクラッチ

3 Don’t Stop Now 10:32
レコードに針を落としたプチプチに
スクラッチっぽく鳴る音
ゴロゴロ転がっていく音
強弱が入り混じってうねる

短音で鳴る音
ノイジーな音を繰り返す


4 Record Without a Cover B side  1:08
レコードが埃と擦れて鳴ってるような音が続く
B面に針を落とした時の音ということか?

5 Records with Covers 19:35
エレクトリック・ギターのリフ
声のような音
途切れて
静寂の中に 小さく鳴る音 レコードが溝をなぞってる摩擦音 シンセ

ノイジーな音の魅力がいっぱい

突撃のラッパ
映画の音からサンプリングしてるのかな?

レコードが埃を擦っているような音 
ドローンっぽく鳴っている低音

6 One More Encore 4:01
宅録された音源

レコードが埃を擦っているような音
再生される音やメロディーの一部 途切れて繋がって
一定のグルーヴを生む




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