KENJI FURUYA
ドラゴン・アッシュのヴォーカリスト
1997年デビュー
佐野:どう立教大学は?
kj:学祭に一回よんでもらったことがある。
佐野:10代の頃、一番楽しかったことは?
kj:バンドかな
佐野:初めてリリックを書いたときのことを覚えてますか?
kj:中学2年生ですかね
佐野:その時は、どんな音楽を聴いていたのですか?
kj:自分はブルーハーツとかBEASTIE BOYS とかレディオ・ヘッドとかニルヴァーナそのへんかな?
佐野:その頃何か楽器は?
kj:ベースでしたね。ヴォーカルではなかったので。ラグビー部の仲間でバンドやろうってなって、お前ベースやってくんない、いいよって
佐野:言葉を意識的に書こうとしたのは覚えてる?
kj:ええ、それも、自分が何か言いたいことがあって書いたんじゃなくて、自分は音符も全く読めないんで、ドレミファソラシドも読めないから、何か例えば、ガンズ&ローゼズの譜面とか売ってるじゃないですか。ジミ・ヘンドリックスの譜面とか見ても、してないから、耳でやって、それと同じ音を探してってやるより、自分でやった方が早いんじゃないかって、それでみんなで始めちゃったんですよ。だから、みんなに伝えたくて、俺が詩を書こうとかじゃなくて、単純にみんなで曲を書くから、誰か書いてきてって、それがたまたま自分だった。
MIXTURE ROCK
様々なジャンルのものをミックスしていく
ヒップポップ+ロックをめざし、それまで日本の音楽になかった音楽をめざす。
ラテン+ロックも始めた。
1998年 THIS!
19歳の頃、 佐野元春とは新人アーティストを招待したイベントで初めて出会う
kj:生まれて初めて赤坂ぶりっずでライブをやらしてもらって
俺らの世代では
下北沢とか横浜のちっちゃいところでやっていた頃、
ミクスチャーというカテゴライズがなかったので、
これはロックなの?なぜラップなの?ということで、他にこういう奴がいないからブッキングできないからと
ライブハウスではできなかった。凄く環境整備にも時間をかけなきゃいけない時だった。そいう時に
ああいう所で歌えるというのはチャンスだし、絶対誰も俺達のことを知らないなと思っていても、伝えるために書いた曲を歌うことは、その頃とても大事な時期だったと思います。
佐野:あの時、楽屋に行って降谷さん、今と同じこと言ってた。
自分達の音楽はまだ認められないんだって、ちゃんと正当に評価された覚えは無い。だからちょっと迷っているんだって、あの頃言ってた。
kj:30歳になっても、全然成長してないですよね。
佐野:そんなことない
佐野:「陽はまたのぼりくりかえす」を作ったときのことを何か覚えてますか?
kj:18歳の時ですかね 1998年
あんなに長い詩を、誰かに伝わって欲しいと思って書いたのが初めて というと語弊があるけど、その最初の方の曲で、自分が伝えたいと思うことを音楽にのせて
本当に伝えたいことが伝わるというのを初めて実感した曲
佐野:表現者として喜びを感じ始めた
kj:そうですね
ポエトリー・リーディングは
「VIVA LA REVOLUTION」
佐野さんは帽子をかぶってます。
どうかな?こうして言葉だけ抽出してみた感想は?
音楽が楽しくて、こういう音を鳴らしたくてっていう延長線上に、ギターのリフを考えるみたいに言葉があって、その言葉を書き留めていって、思っていることを飛躍さして長文にしてみたりというものなので
違和感があるというか、恥ずかしいですけどね、何か
リストーションギターに埋もれてて言ってるから言えるみたいなのもかるかな
佐野:音楽とノイズ。グルーブ、リズム、そうしたものと相まって言葉があるという感覚?
kj:そうですね、言葉だけ吐き出したいと思うのなから、ギターを持っていないと思うので
定型質問
好きな言葉
気持ち
嫌いな言葉
しょうがない
うんざりすること
バランスが保てなくなること
一番うれしいこと
自分が今幸せであると実感して生活してできていること
特に好きな映画は?
あんまりビック・バジェットなものより、内面的なえぐられ方をする作品の方が好き
佐野:僕はガス・ヴァン・サントとか好きなんだけど
kj:一番好きですね。「last days」とか大々的に曲を提供させて頂きました。
他になりたかった職業
ヒカルゲンジ
佐野;マジで?
kj:はい
絶対になりたかった職業
指導者
人から言われてカチンと来る言葉
父親に見えないね?
佐野:父親に見えないね?
kj:はい
女性から言われて嬉しい言葉
運転上手いね?
佐野:それで嬉しく思う?
kj:こいつ男らしいと思っていると思う
佐野:ああ
死ぬ前に愛する人に残す伝言
ありがとう
佐野:僕の大好きな歌で「百合の咲く場所で」
これを書いたときのことは何か覚えてますか?例えば自分のデスクの前で書いたとか、ドライブした時に書いたとか、覚えてますか?
kj:自分が作詞するときはいつも家でしか作らないです。
佐野:ああそう。
kj:僕は絶対家でしかかけないんです。
佐野:もう既にトラックとができて、
kj:そう
佐野:じゃあ、まずリズムから何かから全てできていて、そこに書き込んでいく
kj:90%そうですね。
佐野:特にこの「百合の咲く場所」ではファンの中でも評価の高い人気の高い曲だと思うんですけど
少しリリックの点についてきいてみたいんですけども
kj:自分の言いたい事を言葉にして、伝わってっていう
その喜びがドンドン自分の歌詞とか曲にも影響して
時に伝わりやすい
個人に刺さってくれっていう願う曲とか
ライブにきているみんなに刺さってくれとか
対誰かというのを意識して書いたっていうのかな
佐野:
「日々加速する新時代
光あると信じたい
期待胸膨らまして感じたい
この思いをパンチライン
もうご機嫌なラインが冒頭から
韻を踏むというのはkjにとっては楽しい作業ですか?
kj:韻を踏むのが楽しいかというのは難しいけど
でも、ミクスチャーとして胸張って言っているからには、
そのミックスしているもののルーツとか色濃く出さなきゃいけないし、
もとのカルチャーを出さないと、その良いものをうち出していかないと、二つのピュアーなものをあわせて薄めて作っているんではなくて、本当に良いもの本当良いものっていうのをミックスして新しいものが
佐野:ミクスチャーの真髄だね
kj:だから何だろうな、ラップとかブルースとか
例えば
ボブ・ディランとか全然韻を踏んでるし
ラップも韻を踏んでいる
そこはやっぱり
佐野:一つのマナーとして
kj:そうですね
佐野:うん しっかり抑えて
kj:韻を踏むために音楽をやっている訳じゃないし、
佐野:もちろん
kj:そんなに重要視はしてないけど、メッセンジャーであるとかアイコンであるとかでなく
発言者できる立場であるよりも前に音楽家であるから、その例えば
空が青いっていうのを空が青いというのじゃなくて、自分のアートフォームに落とし込んで 空が青いって伝えることで何か伝わるっていうのが、格好良いし、それが遠回りでも全然かまわねえみたいな。
佐野:よくわかります。
佐野:人々のポジティブなものに語りかけているものが非常に多いんだけど、その辺は意識しているんですか?
kj:すごく意識します。
音楽で全てが叶うとか全てのことが出来るとは思ってないけど
でも間違いなく音楽に出来ることもある というのは これは間違いないと思うんですよ。
文面が長い曲だったりとかメッセージ性が強いってとられることもあるから
俺の曲が肩を押してくれたとか
踏みとどまってくれたとか第三者とかから聞いて、
どうせ俺の言葉をきいてなんか思ってくれるなら、ガッツリ上がっているものとか
持ち上がっていく感情であって欲しい
という実感を陽は又 以降に出て、それから また意識してそういう詩にしています。
佐野:それはまたファンが一番知っているかもしれませんね。
降谷さんにとってソングライティングとは何ですか?
kj:何って、好きだから
佐野:好きだから?
kj:
好きなことを人生をかけて消化してそれを生業にしてって、俺もう労働とは言わないと思うんですよ。
生きがいだって思うんですよ。
佐野:その通りだよね。はい。
kj:はい。だから俺は労働なのかもしれないけれど、俺は生きがいだと思っている実感が一番大事で、
何でやっているのって聞かれたら、好きだからやっているに決まっていると思うんですよ。それ以外の理由で高校もいけない奴が、こんな物事を頑張れないと思うんですよ。
佐野:そうかー
kj:はい、好きなことを生業にできて死ぬほど幸福だと思うし、何かみんなもそうであったら
すげえ楽しいなと思う
佐野:好きなリリックを書いて、それを他の人に書いて、その先にはどうなんだろう?共感ってことは意識する?他の人に共感して貰いたいと思うことはあるんだろうか?
kj:書いているときはないかな
でもライブで歌ったりとかして自分が予期してないタイミングで、その見ている人が、すごい感動してくれたときとか、時には涙を流してくれている人とかいるから、本当に書いてよかったなと思うことがある。
佐野:それは率直な感想なんだろうね。
自分たちこそが時代を新しくしていくっていう気概がねドラゴン・アッシュのリリックにあると僕はずっと感じてきました。
十年を振り返ってみて、今、御自身 その成果をどう感じてますか?
kj:難しいですね。
良いことも悪いことも沢山あったと思うんですね。
俺らが割とカジュアルな表現方法で
やりたくないことはやらない、やりたいことをやるっていう
そういう俺らが音楽をやっていて、90年代をならして、
そはそれなりに良かったし、成果もあったと思うんですけど
それが今だんだんインスタントミュージック化されてて
ポンデシデカンシャとかで いれば良いんじゃないの。
そういうふうになっちゃったみたいな。
その責任の一旦も確実に俺らにはあるなって
佐野:意識しているの?
kj:はい
佐野:90年代ドラゴン・アッシュがレコードィングアーティストして出発して、時に最初は
自分達こそが新しく時代を更新していくんだっていう気概を、僕はびしびし感じていたんだけど実際、詩の中にもそれは現れていた。でードラゴン・アッシュは多くの聴き手を獲得して、そうすると最初に言っていた「権威に対する反抗」というスピリットは今どうなんだろう?
kj:うーん
佐野:自分が権威になってしまって
kj:あれ俺はマイノリティーじゃないじゃないかって ってことですよね。
その格闘は、もう全然、だいぶ前です。
佐野:OK
kj:てめえが好きなようにギターを弾いて、てめえが好きなことを言って、人に聴いてもらえるんだから、
多くの人に聴いてもらえて良いと言ってもらえるだから、全然格好良いじゃんと思う。
佐野:OK
ドラゴン・アッシュのヴォーカリスト
1997年デビュー
佐野:どう立教大学は?
kj:学祭に一回よんでもらったことがある。
佐野:10代の頃、一番楽しかったことは?
kj:バンドかな
佐野:初めてリリックを書いたときのことを覚えてますか?
kj:中学2年生ですかね
佐野:その時は、どんな音楽を聴いていたのですか?
kj:自分はブルーハーツとかBEASTIE BOYS とかレディオ・ヘッドとかニルヴァーナそのへんかな?
佐野:その頃何か楽器は?
kj:ベースでしたね。ヴォーカルではなかったので。ラグビー部の仲間でバンドやろうってなって、お前ベースやってくんない、いいよって
佐野:言葉を意識的に書こうとしたのは覚えてる?
kj:ええ、それも、自分が何か言いたいことがあって書いたんじゃなくて、自分は音符も全く読めないんで、ドレミファソラシドも読めないから、何か例えば、ガンズ&ローゼズの譜面とか売ってるじゃないですか。ジミ・ヘンドリックスの譜面とか見ても、してないから、耳でやって、それと同じ音を探してってやるより、自分でやった方が早いんじゃないかって、それでみんなで始めちゃったんですよ。だから、みんなに伝えたくて、俺が詩を書こうとかじゃなくて、単純にみんなで曲を書くから、誰か書いてきてって、それがたまたま自分だった。
MIXTURE ROCK
様々なジャンルのものをミックスしていく
ヒップポップ+ロックをめざし、それまで日本の音楽になかった音楽をめざす。
ラテン+ロックも始めた。
1998年 THIS!
19歳の頃、 佐野元春とは新人アーティストを招待したイベントで初めて出会う
kj:生まれて初めて赤坂ぶりっずでライブをやらしてもらって
俺らの世代では
下北沢とか横浜のちっちゃいところでやっていた頃、
ミクスチャーというカテゴライズがなかったので、
これはロックなの?なぜラップなの?ということで、他にこういう奴がいないからブッキングできないからと
ライブハウスではできなかった。凄く環境整備にも時間をかけなきゃいけない時だった。そいう時に
ああいう所で歌えるというのはチャンスだし、絶対誰も俺達のことを知らないなと思っていても、伝えるために書いた曲を歌うことは、その頃とても大事な時期だったと思います。
佐野:あの時、楽屋に行って降谷さん、今と同じこと言ってた。
自分達の音楽はまだ認められないんだって、ちゃんと正当に評価された覚えは無い。だからちょっと迷っているんだって、あの頃言ってた。
kj:30歳になっても、全然成長してないですよね。
佐野:そんなことない
佐野:「陽はまたのぼりくりかえす」を作ったときのことを何か覚えてますか?
kj:18歳の時ですかね 1998年
あんなに長い詩を、誰かに伝わって欲しいと思って書いたのが初めて というと語弊があるけど、その最初の方の曲で、自分が伝えたいと思うことを音楽にのせて
本当に伝えたいことが伝わるというのを初めて実感した曲
佐野:表現者として喜びを感じ始めた
kj:そうですね
ポエトリー・リーディングは
「VIVA LA REVOLUTION」
佐野さんは帽子をかぶってます。
どうかな?こうして言葉だけ抽出してみた感想は?
音楽が楽しくて、こういう音を鳴らしたくてっていう延長線上に、ギターのリフを考えるみたいに言葉があって、その言葉を書き留めていって、思っていることを飛躍さして長文にしてみたりというものなので
違和感があるというか、恥ずかしいですけどね、何か
リストーションギターに埋もれてて言ってるから言えるみたいなのもかるかな
佐野:音楽とノイズ。グルーブ、リズム、そうしたものと相まって言葉があるという感覚?
kj:そうですね、言葉だけ吐き出したいと思うのなから、ギターを持っていないと思うので
定型質問
好きな言葉
気持ち
嫌いな言葉
しょうがない
うんざりすること
バランスが保てなくなること
一番うれしいこと
自分が今幸せであると実感して生活してできていること
特に好きな映画は?
あんまりビック・バジェットなものより、内面的なえぐられ方をする作品の方が好き
佐野:僕はガス・ヴァン・サントとか好きなんだけど
kj:一番好きですね。「last days」とか大々的に曲を提供させて頂きました。
他になりたかった職業
ヒカルゲンジ
佐野;マジで?
kj:はい
絶対になりたかった職業
指導者
人から言われてカチンと来る言葉
父親に見えないね?
佐野:父親に見えないね?
kj:はい
女性から言われて嬉しい言葉
運転上手いね?
佐野:それで嬉しく思う?
kj:こいつ男らしいと思っていると思う
佐野:ああ
死ぬ前に愛する人に残す伝言
ありがとう
佐野:僕の大好きな歌で「百合の咲く場所で」
これを書いたときのことは何か覚えてますか?例えば自分のデスクの前で書いたとか、ドライブした時に書いたとか、覚えてますか?
kj:自分が作詞するときはいつも家でしか作らないです。
佐野:ああそう。
kj:僕は絶対家でしかかけないんです。
佐野:もう既にトラックとができて、
kj:そう
佐野:じゃあ、まずリズムから何かから全てできていて、そこに書き込んでいく
kj:90%そうですね。
佐野:特にこの「百合の咲く場所」ではファンの中でも評価の高い人気の高い曲だと思うんですけど
少しリリックの点についてきいてみたいんですけども
kj:自分の言いたい事を言葉にして、伝わってっていう
その喜びがドンドン自分の歌詞とか曲にも影響して
時に伝わりやすい
個人に刺さってくれっていう願う曲とか
ライブにきているみんなに刺さってくれとか
対誰かというのを意識して書いたっていうのかな
佐野:
「日々加速する新時代
光あると信じたい
期待胸膨らまして感じたい
この思いをパンチライン
もうご機嫌なラインが冒頭から
韻を踏むというのはkjにとっては楽しい作業ですか?
kj:韻を踏むのが楽しいかというのは難しいけど
でも、ミクスチャーとして胸張って言っているからには、
そのミックスしているもののルーツとか色濃く出さなきゃいけないし、
もとのカルチャーを出さないと、その良いものをうち出していかないと、二つのピュアーなものをあわせて薄めて作っているんではなくて、本当に良いもの本当良いものっていうのをミックスして新しいものが
佐野:ミクスチャーの真髄だね
kj:だから何だろうな、ラップとかブルースとか
例えば
ボブ・ディランとか全然韻を踏んでるし
ラップも韻を踏んでいる
そこはやっぱり
佐野:一つのマナーとして
kj:そうですね
佐野:うん しっかり抑えて
kj:韻を踏むために音楽をやっている訳じゃないし、
佐野:もちろん
kj:そんなに重要視はしてないけど、メッセンジャーであるとかアイコンであるとかでなく
発言者できる立場であるよりも前に音楽家であるから、その例えば
空が青いっていうのを空が青いというのじゃなくて、自分のアートフォームに落とし込んで 空が青いって伝えることで何か伝わるっていうのが、格好良いし、それが遠回りでも全然かまわねえみたいな。
佐野:よくわかります。
佐野:人々のポジティブなものに語りかけているものが非常に多いんだけど、その辺は意識しているんですか?
kj:すごく意識します。
音楽で全てが叶うとか全てのことが出来るとは思ってないけど
でも間違いなく音楽に出来ることもある というのは これは間違いないと思うんですよ。
文面が長い曲だったりとかメッセージ性が強いってとられることもあるから
俺の曲が肩を押してくれたとか
踏みとどまってくれたとか第三者とかから聞いて、
どうせ俺の言葉をきいてなんか思ってくれるなら、ガッツリ上がっているものとか
持ち上がっていく感情であって欲しい
という実感を陽は又 以降に出て、それから また意識してそういう詩にしています。
佐野:それはまたファンが一番知っているかもしれませんね。
降谷さんにとってソングライティングとは何ですか?
kj:何って、好きだから
佐野:好きだから?
kj:
好きなことを人生をかけて消化してそれを生業にしてって、俺もう労働とは言わないと思うんですよ。
生きがいだって思うんですよ。
佐野:その通りだよね。はい。
kj:はい。だから俺は労働なのかもしれないけれど、俺は生きがいだと思っている実感が一番大事で、
何でやっているのって聞かれたら、好きだからやっているに決まっていると思うんですよ。それ以外の理由で高校もいけない奴が、こんな物事を頑張れないと思うんですよ。
佐野:そうかー
kj:はい、好きなことを生業にできて死ぬほど幸福だと思うし、何かみんなもそうであったら
すげえ楽しいなと思う
佐野:好きなリリックを書いて、それを他の人に書いて、その先にはどうなんだろう?共感ってことは意識する?他の人に共感して貰いたいと思うことはあるんだろうか?
kj:書いているときはないかな
でもライブで歌ったりとかして自分が予期してないタイミングで、その見ている人が、すごい感動してくれたときとか、時には涙を流してくれている人とかいるから、本当に書いてよかったなと思うことがある。
佐野:それは率直な感想なんだろうね。
自分たちこそが時代を新しくしていくっていう気概がねドラゴン・アッシュのリリックにあると僕はずっと感じてきました。
十年を振り返ってみて、今、御自身 その成果をどう感じてますか?
kj:難しいですね。
良いことも悪いことも沢山あったと思うんですね。
俺らが割とカジュアルな表現方法で
やりたくないことはやらない、やりたいことをやるっていう
そういう俺らが音楽をやっていて、90年代をならして、
そはそれなりに良かったし、成果もあったと思うんですけど
それが今だんだんインスタントミュージック化されてて
ポンデシデカンシャとかで いれば良いんじゃないの。
そういうふうになっちゃったみたいな。
その責任の一旦も確実に俺らにはあるなって
佐野:意識しているの?
kj:はい
佐野:90年代ドラゴン・アッシュがレコードィングアーティストして出発して、時に最初は
自分達こそが新しく時代を更新していくんだっていう気概を、僕はびしびし感じていたんだけど実際、詩の中にもそれは現れていた。でードラゴン・アッシュは多くの聴き手を獲得して、そうすると最初に言っていた「権威に対する反抗」というスピリットは今どうなんだろう?
kj:うーん
佐野:自分が権威になってしまって
kj:あれ俺はマイノリティーじゃないじゃないかって ってことですよね。
その格闘は、もう全然、だいぶ前です。
佐野:OK
kj:てめえが好きなようにギターを弾いて、てめえが好きなことを言って、人に聴いてもらえるんだから、
多くの人に聴いてもらえて良いと言ってもらえるだから、全然格好良いじゃんと思う。
佐野:OK
楽しんで頂けたなら書いたかいがあったってもんです{YES}