霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

クレーマー

2007-12-18 22:12:59 | 景色
今年こんな事があった。
ある業者が集落の近くにある山の中に毎日のようにバキュームカーで何か液体を運んで来て原野に撒いていた。
それが数年間も続いているので、もし怪しいものを撒いていたとしたら、我が集落や隣の地区の地下水が汚染される可能性があるので、市役所に連絡して調べて貰った。

担当者は「確認してから連絡する」とのことだったが、その後何の連絡も無かった。
二ヶ月ぐらいしてから電話したら、「会社に行って確認したところ、薬剤処理した豚の尿を定期的に撒いているだけなので何も問題ありません。」という回答だった。

「会社の近くの川に捨てても何の問題も無いものを何故、わざわざ10km近くも離れた場所にガソリン代をかけて運ぶ必要があるのか」
「何年にも亘り、毎日のように撒き続けても何の問題も無いか」
「牧草を育てるためとの説明だったらしいが、牧草を栽培した形跡は全く無かったのでは」
「何故隠れるように社名を明示しない車を使うのか」
「数年間も続けていたものを、役所が会社に確認に行っただけで何故突然止めたのか」等々、疑問に思っている事を質問してみたが、「サァ、分りません」とアッサリ片付けられた。

青森と岩手の県境に大量の産業廃棄物が長年に亘り捨てられていて、全国ニュースにもなる大事件があったが、この職員はそんな事件は意に介さないようだった。

幸い怪しいバキュームカーはその後来なくなり、所期の目的は達したのでこの件はそれで終わりとした。

そんな思い出話しを昼食時にしていたら、聞いていた娘が、
「団塊の世代にはクレーマーが多いのだそうよ」とポツリと呟いた。



ハウスの中ではナバナ、ホウレンソウ、ツボミナ、チンゲンサイ、ターサイ、ミブナ等の葉物野菜が出荷時期を迎えている。
(写真は五号ハウスのナバナ)



特に、ナバナは蕾を持ったり花を咲かせたして今が食べ頃となっている。


コメント (8)
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