霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

旧友

2008-02-12 18:06:10 | 思い出
先日の同級会の翌朝はかなりの積雪となった。
「かんぽの宿」八階からの雪景色は、関東方面から参加した級友達に見事な水墨画の世界を見せてくれた。
今の季節は雪景色が一番美しいので、グッドタイミングな「歓迎の雪」となった。



40年振りに逢ったE君と直ぐには別れ難く、「雪の毛越寺もなかなかいいよ」と案内役を買って出たところ「ご無沙汰している叔母のお墓参りをしてから帰りたい」とのこと。
「それならば」ということで、我が活躍舞台となっている「産直」や自宅周辺を案内しながら墓参りに同行した。
既に両親のお墓は静岡に移しているとのことなので、一関との縁は殆んど切れているようだ。

墓参後、電車の時間にまだ早かったので、大分前に売却したという昔住んでいた家を見に行った。
意外にも未だ壊されずに残っていて、思い出がいっぱい詰まっている「自宅」をE君は懐かしむよういとおしむように写真に収めながら「妹に見せたらきっと喜ぶにちがいない」と嬉しそうに呟いた。

中学時代に何度か遊びに来たことがあるその家を一緒に眺めながら、故郷を離れ永遠に静岡の人となってしまった友を思い、ふと寂しく悲しい気持ちになってしまった。



30人ほどの社員を抱える会社の社長とのことだが、社長というより学者然としているE君が「結婚前に随分とノロケ話しを聞かされた」と思い出を語ってくれた。
全く記憶に残っていなかったこの話しを聞いて、自分のノロケ癖は若い頃から身に付いている「筋金入り」のものと確信した。

今回もその「筋金入り」を聞かされ、結婚して40年近くなるのに未だに「妻という名の恋人」に変わらぬ愛を注ぎ続ける一途な(哀れな?)「男の一生」を見たE君が果たしてどのような印象を抱いたことだろう。
コメント (5)
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