霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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米不足?

2011-03-21 21:27:24 | 
岩手生協の店舗で「一番お米の売り行きが良くないのが一関店」と以前に聞いたことがある。
それぐらい米作農家と何らかの縁のある市民が多いということのようだ。

そんな一関でも今回の震災後は米不足が発生した。
物流がストップして石油製品等々が不足するのは理解できるし、今の季節に地元野菜が需要に追い付かず産直やスーパーで「一人一点」と販売制限するのは当然のこと。
しかし、米作農家が多くJAでもかなりの備蓄があると思われる一関で米が不足したのには驚かされた。

「新鮮館おおまち」でも当初は制限していたが、他の生産者にも出荷を促し需要を上回る米を店頭に並べてその制限を撤廃して貰った。
お蔭で「これから被災地の大船渡に持って行く」と言って何袋も購入したお客様に感謝されたりもした。


(未だ畝間に雪融け水が残る後山の小麦畑)

しかし、その後も「米屋にも米が無い。」という噂はよく耳にした。
昨年JA岩手は米を売り捌けなくて苦労したらしいが、今回の震災で備蓄している米を放出したという話しは全く耳にしなかった。
隣県の宮城でも同様に米が不足状態となったようだが、震災後一週間過ぎた先週の土曜日にJA宮城がトラックで米を販売する様子がTVで放送されていた。
「遅まきながら」という感はあるが、何もしなかったJA岩手よりはまだマシかと思われる。
もしかすると、22年産米は既に完売していたのかもしれない。
コメント (2)
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