霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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原発事故

2011-03-29 20:24:17 | 環境
人は「是非の秤」と「利害の秤」の二つ秤を持っているという。
原発は「是非の秤」を抹殺して「利害の秤」のみで導入が推進されて来たと思っている国民は多かったはず。

今回のような大事故となってから「安全神話」が如何にいい加減なものであったかが次第に明らかになって来ているが、
今日のニュースで福島原発は「チリ地震クラスの津波にも対応できない設備だった」と聞いて呆れてしまった。
だとすると今回の事故は「想定外」などでは決してなかったということ。

生まれ育った故郷を捨て避難生活を強いられている皆さんは「断腸の思い」でこのニュースを聞いたに違いない。


(ハウスの中のスイセン)

更に呆れたのは、国会で「総理の原発視察」を自民党が問題視したこと。
国家存亡の危機に際し、総理が現場確認に行ったのは国の最高責任者として当然のことと理解しているが、それを政争の具にするとは自民党も落ちぶれたもの。

今の危機を乗り越えるためには政治家も「小異を捨てて大同につく」ことが求められているにもかかわらず「何を寝言を言っているのか」と嘆かわしくなる。
コメント
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