霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

新旧対決

2011-11-03 21:57:47 | 穀物
たまたま隣接する営農組合の大豆収獲とかち合ってしまい、現代農法と原子農法の新旧対決となった。
3a程の収穫に半日がかりとなった足踏脱穀機に対し汎用コンバインは五枚に分かれた1ha程の面積を
二時間余りで済ませて帰って行った。

全く勝負にならない対決だったが、「一寸の虫にも五分の魂」でしゃかりきになって脱穀機を踏み続けたら
両脚のふくらはぎがパンパンになってしまった。

悔し紛れの「負け犬の遠吠え」で原始農法の長所を羅列してみた。
・手はかかるが超ローコスト。
・少量多品種栽培に柔軟に対応できる。
・大震災で燃料や電気の供給が停止しても全く支障が無い。
・TPPに日本が加入しても影響を受けない。



日本の農政は規模拡大による「競争力強化」を柱として来たが、狭い日本で規模拡大したところで
アメリカやオーストラリアに較べたら零細規模の域を脱し切れないのが実情。
競争力を付けるにしても、もっと別の道を模索すべきではなかったのか。

その点少量多品種栽培にこだわる我が家の目指す道はナンバーワンよりもオンリーワン。
どんな競争状態になろうとも「生き延びる」つもりでいる。
コメント
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