大豆の選別

三月末から一カ月間埼玉の姉の家で静養していた実家の母が先日から自宅に戻り、
以前の一人暮らしが再開した。
週二回のディーサービス、その他の日はヘルパーの応援を受けることで、施設に入る
ことなく自宅で暮らす道を選択したもの。

経費的にはその方が嵩むが、近所の知人・友達等との交流も図れるし、愛着のある
自宅で暮らした方が少々肉体的に大変でも「長生きにつながる」と思われる。

90歳を目前に控え足腰は大分弱って来たが上半身は元気そのもの。
特に歯は入れ歯無しで「全部自前」を自慢していて、食欲も旺盛だ。

そんな母に座ってテレビを観るだけの生活をさせては「モッタイナイ」と思い、知力と
体力のトレーニグを兼ねて「大豆の選別」を依頼した。
別に納期もないのでノンビリやって貰うつもりだったが、生来の生真面目さから夢中に
なってしまうようだ。



夕方に様子を見に行ったら少し「疲れ気味」の顔をしていたので「そんなにムキにならず
マイペースでやって」と言ったのだったが、完成品を回収したら直ぐに次の仕事に取り掛
かってしまった。

昨年までバアチャンがやってくれていた仕事を今年は生産部長が忙しい時間を割いて
やっているので「新たな戦力」には大いに期待してしまうのだが、頑張り過ぎて「体調を崩す」
ことも心配される。

仕事の疲れで「夜はぐっすり眠れた」という状態になれば一石二鳥の理想形なのだが・・・。