霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

総会

2013-05-28 21:17:34 | 産直
厳美の産直の総会があった。
24年度の決算は放射能汚染で目玉商品の一つである山菜の落ち込みが影響し対前年よりも
かなり落ち込んでいた。
産直は未だ他の商品を抱えているからある程度挽回可能だが、山菜中心で家計を支えている
生産者は唯一の頼りだったワラビも先日から販売自粛となり大きなショックを受けている。

来賓として県の出先機関の課長が参加していて、「(販売自粛の単位が)合併後の新一関市では
広過ぎるので旧市町村単位にすべき」との生産者からの要望に対して「国が市町村単位と指導
している」と極めて事務的なキハナの回答をしていた。

販売自粛の対象が次々と広がって経営が苦しくなる一方の生産者や産直と異なり、役人は販売
自粛がどれだけ増えようと「給料が減る訳で無し、ボーナスが査定される訳で無し」なので「何も
困らないから平然として居るのだろう」と思わざるを得なかった。

「原発事故」という人災で空気、水、大地を汚染された挙げ句、検査して基準をクリアしているにも
かかわらず販売できないという「杓子定規な販売自粛」のダブルパンチで生産者は瀕死の重傷を
負ってしまった。



総会後は市野々の畑に直行し黒豆を蒔く予定にしていたが、3月末に耕耘して以降放置していたら
一面雑草畑と化していたので「草退治の耕耘」から始めることにした。
しかし、その「草退治」も半分の畑が済んだところで夕暮れとなり種蒔きは明日以降に延期となった。



帰路についた時、昼は目立たなかった叔母の家の前の赤い躑躅が、周囲が薄暗くなりかけた途端に
「妖艶な輝き」を発するようになったのに驚かされた。
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