父の実家で不幸がありり、今日は通夜だった。
通夜の席で、焼香後に和尚さんの短い法話がある。
70代半ばの和尚さんの「語り口」は滋味溢れる味わい深いものだった。
「私達の命は仏様からお預かりしたもの。
彼岸に旅立つということは、お預かりした命を仏様にお返しすることを意味します。
いつお返しすることになるかは誰にも分からない。
増江さん(故人)は、ご主人の佐吉さんに先立たれてから44年間、一人で頑張って
来られました。
感謝の気持ちで見送りたいものです。
そして、増江さんに会いたかったら、お寺に来て下さい。
お寺に来れば、鳥や草花になった増江さんに会うことができます。」
堤の拡幅工事で発生した「大量の土」の一部は、道路沿いに誕生した新しい畑の
窪地解消にも活用した。