霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

連帯の挨拶

2006-08-06 20:49:41 | 山菜
山に行ってのワラビ採りも面白いのだが、「里山ビジネス」をビジネスとして成り立たせるためには、近場で採れるようにしないと稼働ロスが多くなってしまう。そのような今年の反省を踏まえ、堤等の大きな土手に出ているワラビをテコ入れすることとした。新たに植え付けるよりも、自生しているワラビを活用した方が効率的と判断した。
熟成した堆肥をトラクターで運び、ワラビのホダが出ている土手に散らした。
ワラビは結構肥やしを必要とする山菜なので、来春にはその成果が現れるはずだ。

今日も30度を超える猛暑。その中での肉体労働はかなりハードだった。それでも猛暑の体育館でバドミントンの練習をして鍛えてあるので、少々の暑さにはへこたれないとの自負があった。
その誇りを胸に午前中は持ちこたえたが、午後に一時間ほどやったところで、ついにギィブアッフ゜となった。
少し休憩を入れてから体力をあまり使わない仕事にシフトした。

我が家から畑を借りて、趣味で野菜やイチゴ作りをしている厳美の叔父が午前も午後も畑に来ていた。
炎天下に農業に勤しむ同士に敬意を表し、一服に冷たい缶ビールを持って行ったら、歓んで本当に美味そうに飲んでいた。



庭に咲いている名前不明の花。
野の花が無くなったので、この花を出荷したこともあった。
最初は売れたが、二度目はうまく行かなかった。出すタイミングがあるようだ。
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仙台育英佐々木監督への期待

2006-08-05 21:39:08 | 趣味
明日からいよいよ夏の甲子園が始まる。
東北のチームは準優勝が4回あるものの優勝は未だ無い。
東北の野球ファン長年の夢である甲子園の優勝旗を持ち帰るのはどのチームとなるのか非常に興味深いところだが、オジサンはその栄えある最初の優勝監督となるのは、仙台育英の佐々木監督だと信じている。

佐々木監督が東北高校のエースとして甲子園で活躍していた頃からのファンだったが、まさか早稲田を経て同じ会社に入社して来ることまでは想定していなかった。
入社後数年してから初めて会った時、甲子園のマウンドで見せた苦み走った厳しい顔は無く、すっかり甘いマスクとなっていたので「会社に入って牙を全部抜かれてしまったの?」と話した記憶がある。

その十数年後、育英にスカウトされて退社する事となった年、たまたま同じ職場に所属し、その優秀さや人柄に触れる機会を得、それまで以上に彼の熱烈なファンとなった。
仕事ができる以上に、人を惹きつける魅力を持っていて、周辺の人間を皆自分のファンにしてしまう魔力を持った非常に器の大きい人間だった。
サラリーマンとしても将来を嘱望されていたが、猛烈なラブコールで再び野球の世界に戻って行った。
元々サラリーマンで終わらせるには勿体無い人材だった。

その実力のほどは、宮城県大会の決勝で強豪の東北高校を連破して甲子園に連続出場したことで証明されている。
既に春の選抜では準優勝監督となっているが、目指すは夏の大会での全国制覇だ。
残念ながら数年前に部員の不祥事で野球部が休部状態となったが、監督に復帰して三年目にして甲子園出場を勝ち取ったのは「流石!」と言わざるを得ない。
延長15回0対0の引分け再試合となった宮城県大会決勝をTVで応援していたが、厳しいし試合内容にもかかわらず、連投のエースにすべてを託し何か余裕さえ感じさせる采配振りで、安心して見る事ができた。

会社を辞める時の送別会の席で「甲子園で準優勝した前任の竹田監督を凌ぐためには、全国制覇しかない」との決意表明があった。その時に「甲子園の決勝戦は必ず応援に行く」と約束していた。
昨年まではサラリーマンだったので、簡単に休みを取れなかったが、今年からは何時だってスタンバイOKだ。農業を放り投げて応援に行くつもりでいる。
ここ数年の間に大きなチャンスが巡って来る予感がしている。

初めてとなる甲子園での野球観戦が、東北勢初の優勝試合となったら、これに勝るドラマは無い。
その夢を実現するカリスマ的パワーを佐々木監督は持っている。



H9年の秋に初めて東北大会を制し、河北新報の「人」の欄に監督が紹介された翌日、個人的に呑む機会があり、持参した切り抜きにサインをしてもらった。
こうしてみるとオジサンもかなりミーハーに近い。

 
 
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威嚇射撃

2006-08-04 21:28:25 | 野菜
トウモロコシを守るため、狸に対してはデンボク、熊に対してはラジオ、カラスに対しては防鳥ネットとなるが、そのネットを未だ措置していない。大変な稼働がかかるので出来れば省略したいという気持ちがあるものだから、ついつい後回しとなっている。
しかし、カラスも美味しくなる時期を虎視眈々と狙っている筈なので、早々にやる必要があると思っている。



今はカラスが畑に近づくのを目撃した時は、写真のようなピストルで空砲を鳴らし追い払っている。
ピストルを向けるとカラスも警戒するらしく、本物並の爆発音と共にどこかへ飛び去って行く。
このピストル、運動会に使うのと同じで音が出るだけで、弾は出ない。
しかし、オジサンは憎きカラスに向けて「撃ち落してやる」という気持ちを込めて引き金を引いている。
もしかすると、念力でカラスを撃ち落とせるのではないか、と期待している。

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ネギサグリ

2006-08-03 22:37:41 | 野菜
梅雨明け宣言も出て遅まきながら東北も今日から猛暑の仲間入りとなった。
そんな中でネギサグリを行った。一関地方は「曲がりネギ」が特産だが、このように植え替えることにより身が柔らかい美味しいネギとなる。

これだけ作ってすべて自家消費できる量でもない。かといって売れるような立派なネギが収穫できる訳でもない。どこかのネギ専業農家に実習に行ってノウハウを吸収する必要がありそうだ。

立って居るだけでも大変な猛暑の中の作業だったが、バドミントンの練習がある日なので小休止も入れずに何とか夕方までに終えることができた。
「仕事の鬼」のオバサンも最後の方はヨレヨレ状態となったが、それでも夜には頑張ってバドの練習に出かけた。

オジサンは、火曜と木曜はバド、土曜はバレーがあるので、ビールや夕食がその後となるのが通常だが、このような猛暑の季節にはかなりキツイスケジュールとなる。
なにせ百姓の場合は朝が早い。朝食前に一仕事終えてしまうところがサラリーマンと全く異なるところだ。



ジャガイモを掘った後の畑にネギの植え替えを行った。乾したミカンの皮を一緒に土に入れるとネギが病気にかかりにくいのだという。
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熊の出没

2006-08-02 20:48:59 | 野菜
夏の野菜が収穫シーズンを迎えているが、近所のトウモロコシ畑が熊の被害に遭い全滅したという。
近くを熊が徘徊している噂は前から聞いていた。二週間ほど前、山へ野の花摘みに出かけた時は、大きく伸びた雑草を倒して熊が歩いた後が残っている所や蟻の巣を食べた後を目撃している。

うかつなことに畑のトウモロコシまで襲われることは想定していなかった。
今の所まだ川向いの話しだが、いつ川を渡ってくるか分からない。



折角デンボクを張り巡らしたのだが、熊のような大きな動物に対しての効果は疑問だ。
今夜からは畑の傍にラジオを置き、スイッチを入れたままにして、熊が近寄るのを防止することにした。
「霜後の滝」の水音でラジオの声がかき消されないことを祈りつつ…。


コメント (4)
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