霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

金運

2007-05-26 19:29:44 | 野菜
昨夜までの雨もあがり、今日は好天に恵まれ、早朝から草刈りを始めた。
昨日の雨と今日の暑さで蛇との遭遇を覚悟していたが、案の定、午前中だけでも10匹の蛇にお目にかかった。
「鈍感力」を売り物にしているオジサンだが、何故か蛇に対しては敏感に反応してしまうが、こう何度も遭遇すると次第に不感症気味になって来るようだ。

花泉で茄子作りに励んでいる「あぐりおじさん」ことSさんは、蛇を「金運を運んで来る」と歓迎し、ブログにも蛇の写真を掲載したりしている。
今月はタラノメの販売が好調で「金運」と縁があった月のように思えるが、これから更にいままでの大きな「金運」が訪れるのだろうか?
一日でこんなに沢山の蛇に遭遇したのは初めての経験なので、是非是非、大きな金運が来ることを期待したいものである。



オバサンはバアチャンに手伝ってもらいながら、畑に豆の種を蒔いた。
これまでに野菜作りで「金運」に恵まれた経験は無い。
しかし、野菜はお金では計れない「何か」を与えてくれている。

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恵みの雨

2007-05-25 20:33:08 | 生活
農業に従事していると天気にはいつも強い関心を持たざるを得ない。
「晴れて感謝し、降っても感謝」という日々の連続となっている。
一週間振りの雨となったが、このぐらいの周期で降って貰うと本当に有り難い。
予報では「昼から」とのことだったが、朝の8時過ぎから降り出した。
雨の前にオクラと里芋畑を耕す予定にしていたので、本降りになる前にドタバタで終わらせた。

植え直しが終わったことによりオバサンは本格的に畑に集中できるようになった。
「種さえ蒔いておけば、いつの間にか大きくなっている」というのが野菜作りの面白いところ。
暫くは畑での種蒔き作業が続くことになる。



 雨に濡れた「霜後の滝」の遊歩道。 
「青々とした山野はみなぎる生命力の表われ」と今朝の新聞に書いていたが、その中で暮らしている人間にも生きる力を与えてくれている。


今日の雨はオバサンにとっても「恵みの雨」となった。
早朝から夕方暗くなるまで働く日々が一カ月も続き、昼寝も出来ずにいたが、今日はタップリと二時間超の長い昼寝となった。

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草の活用

2007-05-24 21:02:11 | 
農業は「草との戦い」と言っても過言ではない。
畔や土手の最初の草刈りが最盛期を迎えており、集落では朝から草刈機の音が鳴り響いている。  
兼業農家では、朝の出勤前にこなしている人も結構居るようだ。

刈り取った草は、少し乾燥させてから畦道で焼却処理する農家が多く、写真のような煙がそちこちで舞い上がっている。
しかし、刈り取りに膨大な稼働をかけた後に、単に「捨てるか焼却する」だけでは辛過ぎる。
循環型農業を目指している我が家では、牛の飼料か堆肥に活用することにしているが、そうすることにより雑草が単なる「邪魔者」ではなく「資源」に変わるのではないかと自分に言い聞かせている。
その分、刈った草を集め家まで運ぶ手間が余分にかかるのは我慢するしかない。



苗の配達に行った先で、立派な草堆肥を何個も作っているのを見学させて貰った。
そのような理想形に少しでも近づきたいと思っている。
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ネバーギブアップ

2007-05-23 21:40:01 | 
育苗用の苗も残が100枚を切った。
もうこの時期になると注文が来ることも無いだろうとオバサンは今朝の水かけを省略してしまった。

昼過ぎに苗が縮れて針のように細くなっているのを見つけたオジサンは、「今週末までは注文があるかもしれない」と慌てて水をかけて苗を救済した。

その姿勢が神様に評価されたか、田んぼで植え直しをしていた時に苗の注文が入った。
僅か10枚だったが、3月から手をかけて来たものを少しでも無駄にしたくないので、喜んで早速配達して来た。

一関地方の田植えはほぼ終わっているが、一部では今週末に予定しているところもあると聞いているので、そこで「苗が足りない」という事態が発生しないとは限らない。
それに備えてスタンバイの状態を維持していたい。

最後の最後まで諦めない「ネバーギブアップの精神」はスポーツを通じて学んだ。
最終的に結果に変わりが無かったとしても、その姿勢が大切であると信じている。



昨日、今日と快晴の天気が続いた。
栗駒山の残雪もまだら模様となり、さわやかな春の景色となっている。
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葉タラノメ

2007-05-22 18:36:17 | 山菜
タラノメは店頭に並べると小さいものから先に売れて行く。
タラノメは「小さいものを食べるもの」という誤った常識が蔓延しているためと思われる。
しかし、ものの本には「手の平大」が一番美味しいと紹介されているし、実際に色々と食べてみると、味は大小にあまり関係がなく、適度な大きさがあった方が食べ応えがあるように感じている。
大きくなっても葉が開く前のものは柔らかく最高級品だと思っているが、残念ながらこの種のものはお客様からはあまり歓迎されないようだ。

最盛期を過ぎた今の時期のタラノメは、二番子(一番最初の芽を摘まれた後に出てくる芽)でもない限り大ぶりになっていて、既に葉が開いているものも多い。
従来、それらは自家消費していて、みそ汁の具や野菜炒め風にして食べていた。

しかし、今年は分量が多過ぎるので、柔らかい葉の部分のみを切り揃えて「葉タラノメ」として販売することをオバサンが考え出した。
価格も半額にしたのだったが、馴染みが無いためか売れ残ることが多かった。
そこで、オバサンは篭に次のコメントを付けてみた。
「葉タラノメ  ・てんぷら ・ごま和え ・酢じょうゆ和え ・ 山菜うどん、そば におすすめ」
いつも我が家で食べているメニューそのものだ。

これ添え書きは効果絶大だった。
昨日はタラノメ同様「葉タラノメ」も完売となった。


(写真は二匹目のドジョウを狙って「新鮮館おおまち」の店頭に表示したもの。)

見慣れない野菜や山菜を店頭に並べる場合は、「レシピを添える」というのは常識だが、その基本プレーを怠り簡単に「売れない」と判断していた愚かさを反省させられた。

葉タラノメは、価格が安い上に分量も多いので、食堂や呑み屋さんで山菜料理を出すには格好の食材となるはず。
いつも朝イチで「道の駅」の野菜や山菜を仕入れる食堂の親父さんが居るが、もしこれに目を付けたとしたら「お目が高い」と言えよう。
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