穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

太宰治『津軽』書評、注および解説編

2012-04-28 19:39:04 | 太宰治書評

当ブログの書評は注とか解説がついている場合は、それにも及ぶのでご了承ください。

さて、新潮文庫で読んでるんだが、まだ100ページ当たりまでしか読んでいない。注に長屋てのがある。まず長屋にまで注がつくのかなという驚きと言うか、呆れたというか。

注をつけないとなんのことか若い読者にはわからないんだろうね。オイラも長屋に入ったことは無いんだ。だけど確固としたイメージは当然のようにあったから妙な気がするんだろうな。

自分は長屋に住んだこともないし、御用聞きで長屋を覗いたこともないし、長屋に友達を訪ねたこともない。長屋は平屋に限るかどうかしらないが、もう平屋はなかったな。

長屋と言うのは辞書にはないのかな。辞書で分からない事項に注は限ったほうがいいんじゃないか。なんか妙だよ。

続く