ニュース性のある話題を取り上げることにしている当ブログとしては、ノーベル賞について述べなければならないのだが、2009年書評を始めて以来一度も俎上にあげていない。怠慢と言えば怠慢である。
一つには受賞した作家を知らないからである。ノーベル賞を受賞したからと言ってあわてて書店に走り買ってくるほど勤勉ではない(馬鹿ではない)のである。また、マスコミの紹介を読んでも買いたいと思う作品はないこともあった。それほど一般青少年婦女子のように教養を気にするタチでもないのである。
しかし、ニュースとしては芥川賞作品については割と取り上げた。ノーベル賞に触れないのはやはり片手落ちだ。そこで最近の受賞作は一つも読んでいないので、毎年人気が高くて連続落選している村上春樹氏にからめて、ノーベル文学賞論をひとくさり陳述しようと思うのである。村上氏の作品については結構このブログにアップしている(アップのために読んでいる)のでね。
つづく