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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



日本 0対0 チリ
日本 3対0 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2008/1/26、1/30 国立競技場

再び岡田監督が率いることになった日本代表の強化試合(対チリ、対ボスニア・ヘルツェゴビナ)で、鹿島アントラーズの右サイドバックの内田篤人が代表デビューを飾った。

19歳と305日でのA代表デビューは、Jリーグ以降では、小野、市川、梅崎に次いで4番目の若さだそうだ。それだけに、新鮮さを見せつけて欲しかったのだが……。

チリ戦では、対面の選手に押され気味で、また回りのチームメイトの動きを見すぎていて、攻め上がるタイミングが遅れる場面が目立った。ちょっと考えすぎのように見えた。

2戦目のボスニア・ヘルツェゴビナ戦になると、思い切りの良さが表れるようになった。何度も右サイドを駆け上がりチャンスをつくった。しかし、まだ遠慮しているような場面もあった。

前半の半ば、右サイドでまったくのフリーでボールをもった。角度が浅い、まさに元日の天皇杯決勝戦で先制点を奪ったような状況だった。あのときのような豪快なシュートを期待したのだが、なんと中央に折り返して、インターセプトされてしまった。

これは残念なプレーだったが、この2試合を通して、内田がその存在感をアピールしたのは確かだろう。変化の少ない岡田日本代表に新鮮さをもたらす、貴重な新戦力だ。

この2試合の経験をベースに、本番となるタイ戦では、真の戦力となるような活躍を見せて欲しい。

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