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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2017/1/3-2>
新国立競技場が命名権を売るそうだ。「東京オリンピックスタジアム」にスポンサー名をつけたいらしい。ややこしい話だ。「オリンピック」という名称や五輪のシンボルを使えるのは、IOCのワールドワイドスポンサーに限られるからだ。ただ、「2020東京オリンピック」や2020年大会のエンブレムならば、対象企業は広がるかもしれない。しかし、さらにJリーグ・クラブが絡むとなると、収拾をつけるのはかなり難しいだろう。


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<スポーツ雑感+ 2017/1/3>
新年初のスポーツ観戦は、例年どおり高校サッカーから。浦和駒場スタジアムで3回戦の正智深谷(埼玉)対創造学園(長野)と青森山田対聖和学園(宮城)を観た。
正智深谷対創造学園は、前日の試合で退場者を出し10人で戦った深谷が運動量で圧倒した。守備面で集中を欠く場面があったが3対0で完封。埼玉県代表としては6年ぶりの8強進出となった。主将の小山のポジショニングの良さと冷静なパスさばきが印象に残った。準々決勝を勝ち抜いて、埼玉スタジアムのピッチに立てるか。
青森山田対聖和学園は、5対0で青森山田が完勝した。独特なサッカーを展開する聖和に期待していたが、青森山田はドリブルにこだわる聖和の攻めを完全に読み切っていた。この試合、聖和には、ほとんどサイドチェンジのパスが見られなかった。個々の選手の巧妙なドリブルを活かすためのチーム戦術はどうなっていたのだろうか。今のままの聖和のスタイルで頂点を目指し続けるのだろうか。試合後に気になったことである。
準々決勝の正智深谷対青森山田は、実力的には青森山田の方が上だろう。ただし、2試合を大差で勝ち上がった青森山田がすきをみせれば、正智深谷にも十分勝機はあるはずだ。1992年(平成4年)の第71回大会以来の埼玉県代表のベスト4なるか。「サッカーどころ」埼玉の復活を期待したい。


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