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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<東京五輪雑感 2021/8/1>
NHKのネットニュースに「オリンピック ゴルフ男子 代表の誇り メダルの名誉かけた戦い」という記事があった。この普通の記事の最後に、「東京オリンピックに集結した選手たちは、それぞれの国や地域の代表という誇りとメダル獲得という名誉のために、最後まで力のかぎり戦い抜きました」とある。確かに、誰が五輪のメダルを獲得してもおかしくない大混戦は、最後まで見ごたえがあった。しかし、その熱戦を伝えるテレビ中継を突然終わらせたのは、まさにNHKだった。
シャウフェレの優勝が決まった後、松山、マキロイ、モリカワなど7人によって、銅メダルを決めるプレーオフがおこなわれた。7人のプレーオフを観るなんて初めてで、本戦以上に興味をそそられた。その最初のホールで、松山がボギーをたたいて、敗退が決まった。松山のパーパットがはずれた、すなわち松山の銅メダルの可能性がなくなったとわかった直後に、ゴルフから特設スタジオに中継が切り替わり、元五輪選手らのトークになった。何の前触れもない、突然の出来事に、ただ唖然とするしかなかった。
IOCに高い放送権料を払っているのだから、力のかぎりの戦いを最後まで中継するのが、NHKの役目だろう。NHKのオリンピック中継に対する考えが露呈した瞬間だった。
すでに各所で話題になっているが、怒りの備忘録として書き留めておきたい。


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