行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

拭えぬ、既視感。“いつもどおり”の逆転負けでホーム開幕戦を飾れず  横浜FC戦

2014-03-18 00:45:45 | カターレ富山
1-2で敗戦。
スタートダッシュ失敗の流れを変えるためにも、そしてなによりも、新シーズンのカターレを待ちわびたホームのファン・サポーターに勝利を届けるためにも、勝たねばならなかった試合でした。
けれども。
前半の早い段階で奪った今季初ゴールも虚しく、課題であったはずのセットプレーから失点し、逆転負けで敗れてしまったのでした。

体調不良の御厨に代わって、ガオがJデビューにして初スタメン。そして、けがで出遅れていた秋本が、次節京都戦からの予定を繰り上げての出場。現状打破を期して、決意の移籍後初スタメンとなりました。
まるで、嫌がらせか?という、試合時間を狙ったかのように降り出した雨。それに加えて、かねてより指摘されている劣悪なピッチコンディション。ボールコントロールに細心の注意を払わねばならないなかでの試合。風の影響も考慮してということでしょう、珍しくキックオフ前に陣地の入れ替えがあったり。

先制したのはカターレ。
9分、中島との連携から苔口が待望のシーズン初ゴール。ひとつ、連続無得点という呪縛を断ち切る結果を出してみせたのでした。
ただ・・・そこからの良い時間帯に一気呵成に攻め立てて追加点を奪えたならば、勝利もぐっとたぐり寄せることが出来たのでしょうが、そうはならず・・・。
雨の中、膠着状態に。なかなか決定的なチャンスを作り出せないまま、時間が過ぎていきました。
あとは・・・あまり言いたくはないのですが、どうにも審判のジャッジが不服でした。
なんで、とるべきところでとらずに流して、「さっきはとらなかったじゃねーか!」って場面でファールをとられるのか。「FK・・・って、逆だろが!」なんてシーンも度々。
横浜FCの各選手もプレーが荒いというか・・・「明らかに、手を使ってるよね!?」という場面もスルーされたりだとか。フラストレーションが溜まる溜まる。
そんななか、1-1で迎えた後半、61分。秋本にイエローカード。すると、わずか6分後の67分に再びイエロー、2枚で退場となってしまったのでした。
決意の初スタメンで、チームに熱を注入せねばならない立場であったはずが、逆に足を引っ張るかたちに。前述のように裁定に疑問のある審判だっただけにカードが妥当だったかどうか?との思いもあるにせよ、やはり連続カードでの退場はいただけない、と言わざるを得ません。

もちろん、数的不利という状況、そして悪条件の中での試合という疲弊もあったのでしょうが・・・後半は、チャンスらしいチャンスを作れず。主導権を明け渡してしまい、相手ペースに。
すると、76分。前節の敗戦からも気をつけねばならないことはわかりきっていたはずだったにも関わらず、またしても、CKからの流れで失点してしまい、逆転を許してしまうことに。
それでも、まだ1点差。スコア的にはどうにもならない差ではなかったはず。
にもかかわらず。
同点、逆転への勢い、熱というものが感じられず。同じようなことをしながら、ただ時間だけが過ぎていった、というような。
そして、タイムアップ。
ホーム開幕戦としてはいささか寂しい4554人という観衆でしたが、逆に言えば、雨が降ろうが寒かろうが、それでもなおカターレの勝利を信じて集まってくれたファン・サポーター。その期待に、応えることが出来ませんでした。

これまでも繰り返してきた、デジャヴ。
昨シーズンの最終戦も、幸先よく先制したにもかかわらず、逆転負け。その反省を踏まえ、今度こそ勝たねばならなかったはずなのに。
昨シーズンのホーム横浜FC戦も、決めるべき場面で決められなかったが故に勝機を逃し、敗戦。その反省を踏まえ、今度こそ勝たねばならなかったはずなのに。
せっかく得点を挙げても、それは次なる失点への前振りでしかない―――これまでも、さんざん見てきたシチュエーション。
また、繰り返してしまいました。
“いつもどおり”。もちろん、悪い意味で。
せっかく寒い中応援してくれたホームのファン・サポーターに勝利を届けるどころか、そんなこれまでと変わっていないところを見せ、敗戦の失望感を与えてしまったこと。
重い、一敗です。

連敗を喫し、いまだ勝ちなし。
順位はさらに下がって、21位。昇格プレーオフどころか、降格の危機を感じねばならない位置。
「まだ始まったばかりだし」なんて台詞は、言ってはならないと思います。駄目な意味で、いつもどおりを繰り返している以上は。
「気持ちを切り替えて次に臨む」なんて台詞は、軽々しく言ってはならないと思います。むしろ、気にしろと。悔しがれと。
悔しかったら、勝て。
勝つことでしか自信は身につかない―――これまでも、さんざん言ってきていることです。

未勝利のまま最下位すれすれという現実から、目をそらすな。悔しさを忘れるな。

次も、ホームゲーム。
やるべきことは、ただひとつ。勝つことのみです。