前回からまたも日にちがあいてしまいましたが、いい加減に振り返り企画も進めねば、そのうち新シーズンに向けて選手プレビューみたいのもしなければならないので。
遅きに失した感もアリアリではあるものの、区切りというかなんというか。
スケジュールがルーズになってしまったぶん、企画そのものはきちんとしておかねば、なんて。
振り返り企画、昨シーズン終了後に発表された退団選手編その1です。
#3 御厨 貴文 (契約満了)
2012年オフ、帰省していた長崎まで安間監督が交渉に出向いていって入団に至った、というエピソードが。ザスパ草津(現 ザスパクサツ群馬)においてキャプテンを務めていた中心選手の移籍加入には、驚かされたものでした。
実績充分な選手として守備の要となることを期待されましたが、相次ぐ怪我に悩まされ、思うように活躍できず。2014年はキャプテンに任命され、勝負の年となるはずだったのですが・・・またしても負傷離脱が相次ぎ、その任を十二分に全うすることが出来ませんでした。
今年に入って新体制が発表されてもなお契約更新がなされないままであったところ、契約期限ギリギリの1月29日になって、満了が発表。新シーズンの体制には加わらないことになりました。
「もし」と言っても仕方ないのですが・・・それでも。もし、かけられた期待に応えて安定したディフェンスリーダーとして力をふるっていたならば、チームの降格も無かったのではないか?という思いが拭えません。無念です。
#6 内田 健太 (清水エスパルスへ復帰)
その左足から繰り出されるキックに自信を持ち、労をいとわぬ運動量と相まって、シーズン序盤から重宝され続けました。
負けん気が強く、気持ちがプレーに表れる選手。機を見た攻撃参加で遠目からでも積極的に狙っていくなど、意欲は充分でした。
しかし。それが、結果につながらなかった。
リーグ戦で僅かに1ゴールは寂しい限り。天皇杯2回戦において決勝ゴールを挙げて勝利に貢献し、3年ぶりとなった緒戦突破の立役者となりましたが、本来ならもっと、リーグ戦でも勝利へ導くヒーローになってほしかったのですが。
残留争いの中、すんでのところでJ1残留を果たしたエスパルスへと復帰。レンタル復帰は、既定路線と言えば既定路線ではありますが・・・もっと、胸を張った凱旋に出来ていれば、という悔いが残ります。降格の無念さを知るだけに、今年はチームの力になってあげてほしいです。
#9 白崎 凌兵 (清水エスパルスへ復帰)
2014シーズンのカターレ富山において、最大の誤算だったのが白崎の不調だと言い切って良いかとも思います。
2013年に途中加入。当初はなかなか結果が出なかったものの、シーズン終盤にブレイク。立て続けに4ゴールを挙げて、一気にファン・サポーターの心を鷲づかみにしたのでした。シーズン終了後のファン感謝祭のときにはサインを求めての長蛇の列が出来たのが思い出されます。
さらなる成長を期し、レンタルを延長して臨んだ2014年。開幕戦で、ゴールこそ挙げられなかったものの、60メートルくらいを激走するドリブル突破には度肝を抜かれました。そこで決めていられたならば、とは思ったものの、それでも前年から続く勢いをもって、カターレを高みへと誘ってくれる・・・そう、思っていたのですが。
期待は、裏切られてしまいました。
1シーズンを通じてチームの中心選手として活躍せねばならない責任―――プロになって初めての経験となったその重圧に、勝てませんでした。
チーム最多出場時間を記録したにもかかわらず、たったの1ゴール。それもPKによるもの。シュートそのものが少なかったわけではないけれど、その決定力があまりにも無さ過ぎた。中島ともども、決定力の低さでリーグワースト1、2だとか。
「こんなはずじゃなかった」という思いだけが残ります。前年のあの輝きを知っているが故に。なぜ、こうなってしまったんだ、と。
年齢的にも、まだまだこれからの選手であり、2014シーズンだけで判断すべきでは無いことは確かではありますが。
ただ・・・飛躍を遂げるはずだったカターレを最大の屈辱と共に去ることになるのが、残念でなりません。
#14 井澤 惇 (契約満了 → 徳島ヴォルティスへ完全移籍)
かつては甲府で10番を背負い、将来を嘱望されていた選手。ただ、近年は怪我の影響もあり出場機会が激減、再起を期してシーズン途中でカターレにやってきました。
加入から程なくレギュラーに定着、中盤を支える欠かせぬ戦力として力を尽くしました。
なんというか、単純に「上手い」と言える選手だった、という印象。その実力の素性がしっかりしているというか。アウェイ水戸戦でのアシストが、とくに印象的なプレーであったかと。
もし、シーズン最初から加入していてフル稼働したならば・・・などと、詮無い妄想をしてしまったり。
復帰となった甲府で契約満了となったものの、その力を買われて徳島へと移籍。今年もJ2でプレーすることに。その徳島にとっても井澤にとっても、降格の無念をバネに気を引き締めて臨むシーズン。「獲って正解だった」というプレーぶりでもって、新天地でも活躍してほしいです。
遅きに失した感もアリアリではあるものの、区切りというかなんというか。
スケジュールがルーズになってしまったぶん、企画そのものはきちんとしておかねば、なんて。
振り返り企画、昨シーズン終了後に発表された退団選手編その1です。
#3 御厨 貴文 (契約満了)
2012年オフ、帰省していた長崎まで安間監督が交渉に出向いていって入団に至った、というエピソードが。ザスパ草津(現 ザスパクサツ群馬)においてキャプテンを務めていた中心選手の移籍加入には、驚かされたものでした。
実績充分な選手として守備の要となることを期待されましたが、相次ぐ怪我に悩まされ、思うように活躍できず。2014年はキャプテンに任命され、勝負の年となるはずだったのですが・・・またしても負傷離脱が相次ぎ、その任を十二分に全うすることが出来ませんでした。
今年に入って新体制が発表されてもなお契約更新がなされないままであったところ、契約期限ギリギリの1月29日になって、満了が発表。新シーズンの体制には加わらないことになりました。
「もし」と言っても仕方ないのですが・・・それでも。もし、かけられた期待に応えて安定したディフェンスリーダーとして力をふるっていたならば、チームの降格も無かったのではないか?という思いが拭えません。無念です。
#6 内田 健太 (清水エスパルスへ復帰)
その左足から繰り出されるキックに自信を持ち、労をいとわぬ運動量と相まって、シーズン序盤から重宝され続けました。
負けん気が強く、気持ちがプレーに表れる選手。機を見た攻撃参加で遠目からでも積極的に狙っていくなど、意欲は充分でした。
しかし。それが、結果につながらなかった。
リーグ戦で僅かに1ゴールは寂しい限り。天皇杯2回戦において決勝ゴールを挙げて勝利に貢献し、3年ぶりとなった緒戦突破の立役者となりましたが、本来ならもっと、リーグ戦でも勝利へ導くヒーローになってほしかったのですが。
残留争いの中、すんでのところでJ1残留を果たしたエスパルスへと復帰。レンタル復帰は、既定路線と言えば既定路線ではありますが・・・もっと、胸を張った凱旋に出来ていれば、という悔いが残ります。降格の無念さを知るだけに、今年はチームの力になってあげてほしいです。
#9 白崎 凌兵 (清水エスパルスへ復帰)
2014シーズンのカターレ富山において、最大の誤算だったのが白崎の不調だと言い切って良いかとも思います。
2013年に途中加入。当初はなかなか結果が出なかったものの、シーズン終盤にブレイク。立て続けに4ゴールを挙げて、一気にファン・サポーターの心を鷲づかみにしたのでした。シーズン終了後のファン感謝祭のときにはサインを求めての長蛇の列が出来たのが思い出されます。
さらなる成長を期し、レンタルを延長して臨んだ2014年。開幕戦で、ゴールこそ挙げられなかったものの、60メートルくらいを激走するドリブル突破には度肝を抜かれました。そこで決めていられたならば、とは思ったものの、それでも前年から続く勢いをもって、カターレを高みへと誘ってくれる・・・そう、思っていたのですが。
期待は、裏切られてしまいました。
1シーズンを通じてチームの中心選手として活躍せねばならない責任―――プロになって初めての経験となったその重圧に、勝てませんでした。
チーム最多出場時間を記録したにもかかわらず、たったの1ゴール。それもPKによるもの。シュートそのものが少なかったわけではないけれど、その決定力があまりにも無さ過ぎた。中島ともども、決定力の低さでリーグワースト1、2だとか。
「こんなはずじゃなかった」という思いだけが残ります。前年のあの輝きを知っているが故に。なぜ、こうなってしまったんだ、と。
年齢的にも、まだまだこれからの選手であり、2014シーズンだけで判断すべきでは無いことは確かではありますが。
ただ・・・飛躍を遂げるはずだったカターレを最大の屈辱と共に去ることになるのが、残念でなりません。
#14 井澤 惇 (契約満了 → 徳島ヴォルティスへ完全移籍)
かつては甲府で10番を背負い、将来を嘱望されていた選手。ただ、近年は怪我の影響もあり出場機会が激減、再起を期してシーズン途中でカターレにやってきました。
加入から程なくレギュラーに定着、中盤を支える欠かせぬ戦力として力を尽くしました。
なんというか、単純に「上手い」と言える選手だった、という印象。その実力の素性がしっかりしているというか。アウェイ水戸戦でのアシストが、とくに印象的なプレーであったかと。
もし、シーズン最初から加入していてフル稼働したならば・・・などと、詮無い妄想をしてしまったり。
復帰となった甲府で契約満了となったものの、その力を買われて徳島へと移籍。今年もJ2でプレーすることに。その徳島にとっても井澤にとっても、降格の無念をバネに気を引き締めて臨むシーズン。「獲って正解だった」というプレーぶりでもって、新天地でも活躍してほしいです。