行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第35節  ガイナーレ鳥取戦

2015-10-25 00:06:45 | カターレ富山
今シーズンも残り1ヶ月を切り、あと4試合。そのうちホーム戦は今節を含め2試合となりました。JFL時代からのライバル・鳥取をホームで迎え撃ちます。
これまで2回のアウェイ戦では1勝1敗。ホームでの勝ち越しを目指すのはもちろんのこと、順位的にもわずかに勝ち点差3。敗れるようなことがあれば得失点差で逆転されてしまうだけでなく、消化試合の関係でこちらが不利に。直接対決を制することの意味が、ただの1試合以上に大きいものとなっています。
前節は、勝ったから良いようなもので、内容的には不満の残るものであっただけに。内容と結果が合致する真の勝者となってホームで連勝を飾れるかどうか。その覚悟が問われます。

鳥取との今季3度目の対戦となる今節ですが、過去2回と同様、今回もまた連勝をかけての戦いとなります。
開幕2連勝を飾りたかった第2節では、1-2で敗戦。前の試合は内容が良くないながらも勝利、それを連勝に繋げなければというのは今節と同じでしたが、そのときには相手ペースに対応できずに後手後手にまわり、挙げ句に退場者を出してさらに劣勢を強いられて負けるというまずい敗戦でした。開幕連勝で波に乗るどころか、そこから4試合連続勝ちなしと完全にスタートダッシュに失敗。もし、はありませんが・・・それでも、もしあのとき連勝できていたら、今季ここまで同じ戦績とはならなかったかもしれません。
そして2度目は快晴の8月の半ばに15時開始という過酷な条件の中での試合でした。試合開始早々に先制点を決めることに成功したものの前半のうちに追いつかれてしまうという苦しい展開。それでも負傷を押して頑張った北井をはじめ、最後の最後まであきらめない姿勢が結実、試合終了間際に進藤の劇的な決勝ゴールで勝利をもぎ取ることに成功したのでした。ただ、その次の公式戦であった天皇杯県大会決勝で敗れてしまい、岸野監督最後の試合となってしまいましたが・・・。
そして迎える、今節。
連勝をかけて臨まねばならないのは同じですが、ここでしっかりと勝ちきることがなにより肝要。今回もまた難しい試合となりましょうが、それでも勝利へ邁進せねばなりません。

鳥取は第30節の相模原戦で6-2と爆勝したものの、それを次に繋げられず。そこから引き分けを経て3連敗し、4戦連続勝ちなし。その間わずか1得点、3連敗はいずれも0-1負け。
決定力不足が勝ち点に繋がらず、負けてはいけない、復調を期さねばならないなかで黒星を重ねてしまう―――カターレが今季嫌になるほど味わい続けている苦渋、その罠にはまっているのを鏡で見ているようで、どうにも他人事とは思えません。
だからこそ。勝ち点差3で勝てば順位で上回ることができるこの試合にかける鳥取の意気込みというのもまた、自分のことのように理解できるかと。その意味においても、理解できるからこそ返り討ちにしなければならない。その覚悟が必要です。

今季の不振の原因はひとえに、連勝で勢いに乗ることができなかったから、と言えるでしょう。
強いチームは、たとえ内容が良くなくとも勝って、その良くないところを引きずることなく修正、次の勝利に繋げるもの。それが出来なかったカターレ。
前の連勝を目指した試合がどうだったかと言えば・・・第30節の藤枝戦でも内容が良くないながらも勝利といった試合でしたが、その次の相模原戦では5失点の惨敗。修正どころか、ワーストタイ記録失点という不名誉きわまりない結果に。
同じように、今節もまた「内容が良くなかった前節」を受けての試合。
ここで、反省を活かして修正できるか。しっかりと勝ちきることができるか?
中途半端なことしかできないのであれば、はっきり言って負けてしまうでしょう。また、例によって例のごとく、敗戦からの奮起を期す相手に先制点を奪われ、そのまま反撃の糸口すらつかめないまま無様に敗れる、というこれまでの悪い試合の繰り返しでしょう。
もちろん、そんなことはあってはならない。これ以上繰り返してなどならないのだから。
むしろ逆に、3試合連続で0-1負けを喫している鳥取からさっさと先制点を奪い、さらに追加点を挙げることで「これはいよいよダメかも」と戦意を喪失させるくらいでなければならないのだから。

期待したいのは、苔口。前節2ゴールを挙げて勝利の立役者となった彼が、今節でも引き続きヒーローとなる、そんな展開を望みます。
攻め手に乏しく、後方から放り込んだボールを個人技でなんとかするという「戦術・苔口」であった感の強い前節。迫力も何も感じない攻撃には大いに不満も残りましたし、苔口に頼らざるを得なかった攻撃陣の不甲斐なさには猛省を促したいのは確か。
それを当然とする一方で、やはり「それでも」と活躍する苔口の姿を見たい。そう思います。
当然ながら、即席チームであったJ22と違って、鳥取は前節の活躍を受けた苔口のプレーを当然のように警戒し、対策も練ってくるでしょう。
しかし、それでも。
そんな対策すらも乗り越えてゴールを決めるという強さを、是非にもホームのファン・サポーターに見せつけてほしい。やっぱり勝利にはエースの活躍あってこそだ!と、今一度知らしめてほしい。
プレーで、結果でチームを盛り上げるそんな存在感を、遺憾なく発揮してほしいです。

勝利しながらも不満が残り、素直に喜ぶことができなかった前節。
今節こそは、内容と結果に文句のつけようのない勝利を!!!
ホーム県総を歓喜で満たせ!!!
ライバル・鳥取をねじ伏せろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!