1-0で勝利!
「前半は攻撃も守備もちぐはぐで、今季ワーストといってよいぐらいの内容で、相手に助けられた部分もある。」
ペースを握りながらも勝ち切れなかった前節の反省を受けて、しっかりと気を引き締めて臨まねばならなかった試合。にもかかわらず、上記の衛藤のコメントが示すように、それが出来ていないどころか、“今季ワースト”という表現が謙遜でもなんでもない、というような。
監督にして、「前半の45分間を無駄にしてしまったと思うぐらいに、選手たちを思い切ってプレーさせることができなかった。」とまで言っています。
もちろん、下位のYS横浜だからとなめていたわけではないのでしょう。
けれども。
こちらがなかなか思うように攻撃のかたちをつくれない、むしろ攻撃に迫力があったのはYS横浜のほう。結果的には無失点ではあったものの、脅威という面で言うならば、いったいどちらが成績上位クラブであったのか?という。
今年初めての30度を超える真夏日で、コンディション的なキツさがあったことは事実。しかし、気候条件はお互い様であり、むしろホーム戦では言い訳など出来やしません。
それでなくとも必勝を期して臨まねばならない試合ではなかったか?
差がほとんどない上位戦線にあって、勝ち点2を失うかたちで引き分けた前節を引きずって勝てないなど、最も避けねばならない事態であったことは明白。
にもかかわらず、必勝の思いをプレーで体現することが出来ていなかったどころか、ホームのファン・サポーターを不安にさせる内容であったことは・・・どうにも、遺憾であったと言わざるを得ません。
それでも。
悪いながらも無失点で切り抜け、0-0で折り返しながら迎えることとなった後半戦。ハーフタイムにしっかりと不本意な結果となった前半を反省し、気持ちを新たに臨むことに。
開始直後からそういった気概というものがプレーから見受けられ、ファン・サポーターも「お?」と見る目を変えていたところ―――
後半の6分。
中央でボールをボールを持った陽次が右に蹴り出すと、果敢にオーバーラップしてきた山形につながり。
「中に2、3人いるのが見えていた」という判断から中央へ蹴り出すと、それをしっかり頭で合わせた衛藤のヘディングシュートが決まり、先制ゴール!
シーズン開幕戦であったFC東京U23戦でも見せていた“東福岡ライン”が再び。そのときと同じく山形のクロスに衛藤が頭で合わせるというかたちで、見事に決めてみせたのでした。
試合開始前には、Jリーグ出場通算250試合を記念して花束を贈られていた衛藤。先日通算350試合出場を達成した同級生・山形とのコンビプレーに「あのかたちになれば(山形選手から)良いボールが上がってくると信じて飛び込んでいる」とのことでしたが。
ベテラン選手らしい、まさに百戦錬磨の経験値がものを言った妙、というか。
やらねばならないミッションを、やらねばならないタイミングでしっかりと遂行してみせた。その頼もしさに、スタンドのファン・サポーターも暑さを忘れて沸き上がることに。
惜しむらくは、その後一気に畳みかけて行けたらよかったところ、それができなかったところ。
追加点を奪うことが出来なかったが故に勝てなかった前節のこともあり。1点差など、リードというには心もとない、有って無いような差でしかなく。(結果的に防いだとはいえ)PKを与えてしまった前節のことを思えば、さらに言えば、相手のYS横浜は、ここ4試合で7得点。得点力で言えばカターレよりも上と言えるチーム。油断などしていいわけはなく。
精神的にもキツい、暑さもあって体力的にもキツい。けれども、勝利のためには最大限に集中する必要がありました。
そして。
その集中力が実るかたちで。4分あったアディショナルタイムもしっかりとしのぎ切り、試合終了。
詰めの甘さで勝てなかった前節を繰り返すことなく、きちんと勝ち点3をものにしたのでした。
「後半は少しアグレッシブになり得点を奪えたのはよかった。しかし、チームとして特にきょうは先制点、追加点と、複数得点を目指していたので、そのための精度、集中力などいろんなところが足りなかったと思う。課題の残る試合だった。」
監督がそう振り返りましたが、まさにそのとおりであったかと。
無失点で切り抜けたことは評価すべき。しかし、それが上位争いを繰り広げるライバルチームとの対戦であったなら、果たしてどうなっていたか?
1点のみならず、2点、3点と狙っていかねばならなかったにもかかわらず。それを果たすことが出来ずじまいに終わりました。
勝ち点差が少なく、順位争いも予断を許さない状況であるならなおのこと。1点でも多く奪っておく必要があることは自明。勝ったから良し、ではなく、勝つのは最低限、さらにそれ以上を目指さねばならないのに・・・。
とはいえ。
「やってはいけない前半だったが無失点で終えて、後半はパーフェクトとはいえないまでもしっかり修正して点を取って勝つことができた。悪いゲームでも勝点3を積み上げるのは長いリーグ戦の中で大事なこと。後半に修正できたことをプラスと捉えたい。」
勝利の立役者・衛藤がそうコメントしているように。
良くない内容だったから勝てませんでした、ではなく。それでもなんとかする、という気概。
そんな気概を、勝ち点3に結びつけられた、という今回の経験。
この経験を糧とせねばなりません。
今後、苦しい状況に追い込まれてしまう試合も1回や2回ではないでしょう。
しかし、それでも。
ここで得たような経験が、きっと力になるはず・・・いや、力にしなければ。
首位の秋田が引き分けたことで、勝ち点2ぶんの差が縮まりました。ならば、連勝でさらに追撃の勢いを増していかねば。
さしあたっては、次節。
今節の勝利が単なるラッキーなどではない、そうでないことに価値を見出せるように。
連勝を目指して、反省を踏まえながらしっかりと準備していかねばなりません。
「前半は攻撃も守備もちぐはぐで、今季ワーストといってよいぐらいの内容で、相手に助けられた部分もある。」
ペースを握りながらも勝ち切れなかった前節の反省を受けて、しっかりと気を引き締めて臨まねばならなかった試合。にもかかわらず、上記の衛藤のコメントが示すように、それが出来ていないどころか、“今季ワースト”という表現が謙遜でもなんでもない、というような。
監督にして、「前半の45分間を無駄にしてしまったと思うぐらいに、選手たちを思い切ってプレーさせることができなかった。」とまで言っています。
もちろん、下位のYS横浜だからとなめていたわけではないのでしょう。
けれども。
こちらがなかなか思うように攻撃のかたちをつくれない、むしろ攻撃に迫力があったのはYS横浜のほう。結果的には無失点ではあったものの、脅威という面で言うならば、いったいどちらが成績上位クラブであったのか?という。
今年初めての30度を超える真夏日で、コンディション的なキツさがあったことは事実。しかし、気候条件はお互い様であり、むしろホーム戦では言い訳など出来やしません。
それでなくとも必勝を期して臨まねばならない試合ではなかったか?
差がほとんどない上位戦線にあって、勝ち点2を失うかたちで引き分けた前節を引きずって勝てないなど、最も避けねばならない事態であったことは明白。
にもかかわらず、必勝の思いをプレーで体現することが出来ていなかったどころか、ホームのファン・サポーターを不安にさせる内容であったことは・・・どうにも、遺憾であったと言わざるを得ません。
それでも。
悪いながらも無失点で切り抜け、0-0で折り返しながら迎えることとなった後半戦。ハーフタイムにしっかりと不本意な結果となった前半を反省し、気持ちを新たに臨むことに。
開始直後からそういった気概というものがプレーから見受けられ、ファン・サポーターも「お?」と見る目を変えていたところ―――
後半の6分。
中央でボールをボールを持った陽次が右に蹴り出すと、果敢にオーバーラップしてきた山形につながり。
「中に2、3人いるのが見えていた」という判断から中央へ蹴り出すと、それをしっかり頭で合わせた衛藤のヘディングシュートが決まり、先制ゴール!
シーズン開幕戦であったFC東京U23戦でも見せていた“東福岡ライン”が再び。そのときと同じく山形のクロスに衛藤が頭で合わせるというかたちで、見事に決めてみせたのでした。
試合開始前には、Jリーグ出場通算250試合を記念して花束を贈られていた衛藤。先日通算350試合出場を達成した同級生・山形とのコンビプレーに「あのかたちになれば(山形選手から)良いボールが上がってくると信じて飛び込んでいる」とのことでしたが。
ベテラン選手らしい、まさに百戦錬磨の経験値がものを言った妙、というか。
やらねばならないミッションを、やらねばならないタイミングでしっかりと遂行してみせた。その頼もしさに、スタンドのファン・サポーターも暑さを忘れて沸き上がることに。
惜しむらくは、その後一気に畳みかけて行けたらよかったところ、それができなかったところ。
追加点を奪うことが出来なかったが故に勝てなかった前節のこともあり。1点差など、リードというには心もとない、有って無いような差でしかなく。(結果的に防いだとはいえ)PKを与えてしまった前節のことを思えば、さらに言えば、相手のYS横浜は、ここ4試合で7得点。得点力で言えばカターレよりも上と言えるチーム。油断などしていいわけはなく。
精神的にもキツい、暑さもあって体力的にもキツい。けれども、勝利のためには最大限に集中する必要がありました。
そして。
その集中力が実るかたちで。4分あったアディショナルタイムもしっかりとしのぎ切り、試合終了。
詰めの甘さで勝てなかった前節を繰り返すことなく、きちんと勝ち点3をものにしたのでした。
「後半は少しアグレッシブになり得点を奪えたのはよかった。しかし、チームとして特にきょうは先制点、追加点と、複数得点を目指していたので、そのための精度、集中力などいろんなところが足りなかったと思う。課題の残る試合だった。」
監督がそう振り返りましたが、まさにそのとおりであったかと。
無失点で切り抜けたことは評価すべき。しかし、それが上位争いを繰り広げるライバルチームとの対戦であったなら、果たしてどうなっていたか?
1点のみならず、2点、3点と狙っていかねばならなかったにもかかわらず。それを果たすことが出来ずじまいに終わりました。
勝ち点差が少なく、順位争いも予断を許さない状況であるならなおのこと。1点でも多く奪っておく必要があることは自明。勝ったから良し、ではなく、勝つのは最低限、さらにそれ以上を目指さねばならないのに・・・。
とはいえ。
「やってはいけない前半だったが無失点で終えて、後半はパーフェクトとはいえないまでもしっかり修正して点を取って勝つことができた。悪いゲームでも勝点3を積み上げるのは長いリーグ戦の中で大事なこと。後半に修正できたことをプラスと捉えたい。」
勝利の立役者・衛藤がそうコメントしているように。
良くない内容だったから勝てませんでした、ではなく。それでもなんとかする、という気概。
そんな気概を、勝ち点3に結びつけられた、という今回の経験。
この経験を糧とせねばなりません。
今後、苦しい状況に追い込まれてしまう試合も1回や2回ではないでしょう。
しかし、それでも。
ここで得たような経験が、きっと力になるはず・・・いや、力にしなければ。
首位の秋田が引き分けたことで、勝ち点2ぶんの差が縮まりました。ならば、連勝でさらに追撃の勢いを増していかねば。
さしあたっては、次節。
今節の勝利が単なるラッキーなどではない、そうでないことに価値を見出せるように。
連勝を目指して、反省を踏まえながらしっかりと準備していかねばなりません。