3-1で勝利!
約1カ月の中断期間を経て迎えた、もうひとつの開幕戦とも言うべき今節。不甲斐ない戦績に終わったこれまでの戦績のマイナスイメージを払しょくするためにも、どうしても勝ちたい試合でしたが。
その大事な試合で、見事に3ゴールを挙げての勝利!12戦連続負けなしという福島の不敗記録にストップをかけ、見事に前回対戦の借りを返す勝ち点3を手にしたのでした。
幸先よくスタートを切ることが出来た再開初戦。この勢いを次節以降にもつなげていかねば。
いつものカターレブルーの1stユニフォームではない、10周年記念ユニフォームを身にまとった選手たち。身も心も引き締まったのではないかと。
ほぼ中断前を踏襲するスタメンであったなか、エドがメンバー外に。代わって抜擢されたのが、今季初スタメンとなった柳下でした。
どうしても思い出されたのが、昨シーズンの中断明け初戦のFC東京U23戦。
前のホームゲームであった北九州戦で、試合終了間際に値千金の決勝ゴールを挙げ、ヒーローとなった柳下。その彼がまたしても決めて先制に成功。そのままホーム戦2試合連続でMOMとなるはず・・・だったのですが。
試合最終盤で逆転され、悪夢のような敗戦。
その敗戦で狂ってしまった歯車は修正されることなく、転落の一途をたどり。史上最低成績でシーズンを終えることに。
さらにはシーズンをまたいでなおその転落は続き、最下位にまで落ち込み、5月というタイミングで監督交代にまで繋がってしまったのでした。
中断期間中、折からの猛暑のなかにあっても元気なプレーぶりを見せてきたという柳下。そのことが安達監督の抜擢の決断に繋がった、ということらしいのですが。
本人としても、期するところはあったでしょう。大幅にメンバーが刷新された今シーズンにあって、昨季からプレーするひとりとして。譲れない思いは、あったことかと。
キックオフからしばらくは、お互いに様子見、というような時間帯でした。
当然と言えば当然のことながら、練習試合とは違うわけで。勝たねばならない公式戦。1か月あまり離れていたリーグ戦の重さというものを、今一度確かめるかのように。
そんななか。
前回対戦がそうであったように、今回もまた拮抗した展開か?と思っていたところ。均衡は早い段階で崩れることに。
14分、相手DFのこぼれ球を陽次が蹴り出し、それに素早く反応した才藤がゴール!先制することに成功しました。
相手ディフェンスラインとの駆け引きから一瞬で抜け出し、前に伸ばした足に当てての、「これぞFWの仕事!」と言わんばかりの見事なゴールでした。
プレビューでも書きましたが、再開にあたってFWのファーストチョイスたる才藤の働きぶりにかかっている、と思っていたところ。その期待に見事に応えてくれました。
一気に盛り上がるスタジアム。すると、その熱気も冷めやらぬ17分。
FKのチャンスから、大きく蹴り出されたボールが逆サイドで待っていた柳下に繋がり。トラップから迷いなく振りぬいた右足シュートがネットに突き刺さったのでした。
抜擢の期待に見事に応えるファインゴールで突き放すことに成功。さらに沸き立つスタジアム。
それだけにとどまらず。
38分、相手陣内深くから中央へと蹴りこまれたFKに、頭で合わせたのはまたしても柳下!この日2点目を決めて、前半だけで3点差をつけることに成功。勝利を大きく手繰り寄せることに。
とはいえ。
3点差があったとはいえ、そこで気を抜くことはできませんでした。
ハーフタイムをはさんで修正、福島の反転攻勢ということも充分に考えられることだったから。
偶然や運だけで12戦も連続で負けなしを継続できるほど、今季J3が甘いリーグなどではないことは明らか。そのことは、最下位にまで落ち込んでいたようなカターレが、ほかでもなく身に染みてわかっているはずで。
福島の粘り強さを、決して軽んじてはならないだろう、と。
3点差あればセーフティー?そんなこと、わかるもんか。
2年前、30周年記念ユニフォームを着用した試合で3-0とリードしたYS横浜。そこからまさかの4得点で勝利を挙げたのは、ほかならぬカターレだった、ということがありました。
「まさか」の可能性を、排除するわけにはいかない。むしろ、リードしたからこそ、気合を入れなおさねばならないことは明白でした。
すると、そんな空気を読んだのかどうなのか。
52分という後半の早い段階で、星 広太のヘッドで1点を返されてしまうことに。
シュートがポストに弾かれたところ、ジャストポジション、ジャストタイミングで決められてしまった、といういささかアンラッキーさもあった失点ではありましたが。
それでも、失点は失点。
実際、後半は攻勢に出る福島の攻撃を耐えしのぐ時間帯が続きました。
ここで追加点を挙げられ、差をつめられたならば・・・福島の引き分け力からすれば、追いつかれたとしても不思議はなかったことかと。
それだけに。なんとしても守り抜く。そんな、確固たる意志が求められる試合となっていったのでした。
じっとりと湿度の高いなかでの試合、最終盤には雨もぱらつくなか、必死のプレーが続きました。
最後の最後まで、決して気を抜いてはいけない緊張感。2点差あれば大丈夫、などという楽観視など、誰もしていなかったことでしょう。
集中力を切らすことなく、懸命にプレー。
そして、4分あったアディショナルタイムを経て、試合終了のホイッスル。
見事、再開初戦を勝利で飾り、3700人あまりが詰めかけた夏の夜のホームゲームで白星を挙げたのでした。
“負けない福島”という難敵を下し、順位も暫定12位に浮上。
「ここからだ」
再開後の反転攻勢に向け、まずは価値ある勝利を手に出来たカターレ。
昨季、再開初戦を落として転落した苦い経験。それを、今度は真逆の浮上のきっかけとするために。
次の試合は、1週間後にすぐにやってきます。
もちろん、狙うは連勝。
カターレの戦いは、今また再び始まったばかりです。
約1カ月の中断期間を経て迎えた、もうひとつの開幕戦とも言うべき今節。不甲斐ない戦績に終わったこれまでの戦績のマイナスイメージを払しょくするためにも、どうしても勝ちたい試合でしたが。
その大事な試合で、見事に3ゴールを挙げての勝利!12戦連続負けなしという福島の不敗記録にストップをかけ、見事に前回対戦の借りを返す勝ち点3を手にしたのでした。
幸先よくスタートを切ることが出来た再開初戦。この勢いを次節以降にもつなげていかねば。
いつものカターレブルーの1stユニフォームではない、10周年記念ユニフォームを身にまとった選手たち。身も心も引き締まったのではないかと。
ほぼ中断前を踏襲するスタメンであったなか、エドがメンバー外に。代わって抜擢されたのが、今季初スタメンとなった柳下でした。
どうしても思い出されたのが、昨シーズンの中断明け初戦のFC東京U23戦。
前のホームゲームであった北九州戦で、試合終了間際に値千金の決勝ゴールを挙げ、ヒーローとなった柳下。その彼がまたしても決めて先制に成功。そのままホーム戦2試合連続でMOMとなるはず・・・だったのですが。
試合最終盤で逆転され、悪夢のような敗戦。
その敗戦で狂ってしまった歯車は修正されることなく、転落の一途をたどり。史上最低成績でシーズンを終えることに。
さらにはシーズンをまたいでなおその転落は続き、最下位にまで落ち込み、5月というタイミングで監督交代にまで繋がってしまったのでした。
中断期間中、折からの猛暑のなかにあっても元気なプレーぶりを見せてきたという柳下。そのことが安達監督の抜擢の決断に繋がった、ということらしいのですが。
本人としても、期するところはあったでしょう。大幅にメンバーが刷新された今シーズンにあって、昨季からプレーするひとりとして。譲れない思いは、あったことかと。
キックオフからしばらくは、お互いに様子見、というような時間帯でした。
当然と言えば当然のことながら、練習試合とは違うわけで。勝たねばならない公式戦。1か月あまり離れていたリーグ戦の重さというものを、今一度確かめるかのように。
そんななか。
前回対戦がそうであったように、今回もまた拮抗した展開か?と思っていたところ。均衡は早い段階で崩れることに。
14分、相手DFのこぼれ球を陽次が蹴り出し、それに素早く反応した才藤がゴール!先制することに成功しました。
相手ディフェンスラインとの駆け引きから一瞬で抜け出し、前に伸ばした足に当てての、「これぞFWの仕事!」と言わんばかりの見事なゴールでした。
プレビューでも書きましたが、再開にあたってFWのファーストチョイスたる才藤の働きぶりにかかっている、と思っていたところ。その期待に見事に応えてくれました。
一気に盛り上がるスタジアム。すると、その熱気も冷めやらぬ17分。
FKのチャンスから、大きく蹴り出されたボールが逆サイドで待っていた柳下に繋がり。トラップから迷いなく振りぬいた右足シュートがネットに突き刺さったのでした。
抜擢の期待に見事に応えるファインゴールで突き放すことに成功。さらに沸き立つスタジアム。
それだけにとどまらず。
38分、相手陣内深くから中央へと蹴りこまれたFKに、頭で合わせたのはまたしても柳下!この日2点目を決めて、前半だけで3点差をつけることに成功。勝利を大きく手繰り寄せることに。
とはいえ。
3点差があったとはいえ、そこで気を抜くことはできませんでした。
ハーフタイムをはさんで修正、福島の反転攻勢ということも充分に考えられることだったから。
偶然や運だけで12戦も連続で負けなしを継続できるほど、今季J3が甘いリーグなどではないことは明らか。そのことは、最下位にまで落ち込んでいたようなカターレが、ほかでもなく身に染みてわかっているはずで。
福島の粘り強さを、決して軽んじてはならないだろう、と。
3点差あればセーフティー?そんなこと、わかるもんか。
2年前、30周年記念ユニフォームを着用した試合で3-0とリードしたYS横浜。そこからまさかの4得点で勝利を挙げたのは、ほかならぬカターレだった、ということがありました。
「まさか」の可能性を、排除するわけにはいかない。むしろ、リードしたからこそ、気合を入れなおさねばならないことは明白でした。
すると、そんな空気を読んだのかどうなのか。
52分という後半の早い段階で、星 広太のヘッドで1点を返されてしまうことに。
シュートがポストに弾かれたところ、ジャストポジション、ジャストタイミングで決められてしまった、といういささかアンラッキーさもあった失点ではありましたが。
それでも、失点は失点。
実際、後半は攻勢に出る福島の攻撃を耐えしのぐ時間帯が続きました。
ここで追加点を挙げられ、差をつめられたならば・・・福島の引き分け力からすれば、追いつかれたとしても不思議はなかったことかと。
それだけに。なんとしても守り抜く。そんな、確固たる意志が求められる試合となっていったのでした。
じっとりと湿度の高いなかでの試合、最終盤には雨もぱらつくなか、必死のプレーが続きました。
最後の最後まで、決して気を抜いてはいけない緊張感。2点差あれば大丈夫、などという楽観視など、誰もしていなかったことでしょう。
集中力を切らすことなく、懸命にプレー。
そして、4分あったアディショナルタイムを経て、試合終了のホイッスル。
見事、再開初戦を勝利で飾り、3700人あまりが詰めかけた夏の夜のホームゲームで白星を挙げたのでした。
“負けない福島”という難敵を下し、順位も暫定12位に浮上。
「ここからだ」
再開後の反転攻勢に向け、まずは価値ある勝利を手に出来たカターレ。
昨季、再開初戦を落として転落した苦い経験。それを、今度は真逆の浮上のきっかけとするために。
次の試合は、1週間後にすぐにやってきます。
もちろん、狙うは連勝。
カターレの戦いは、今また再び始まったばかりです。