行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

天皇杯1回戦 FC刈谷戦

2019-05-26 05:35:26 | カターレ富山
2週前の県選手権決勝を制し、富山県代表として臨むこととなる第99回天皇杯。
その1回戦、昨年に続き高岡スポーツコアを会場に、愛知県代表のFC刈谷と対戦します。
カテゴリが下のクラブだから勝てる、とは限らないのが一発勝負のトーナメント戦。もちろん、相手もJクラブ相手に一泡吹かせてやろうと乗り込んでくること請け合い。
プレッシャーもかかるでしょうが、それを承知で乗り越えるだけの気概を見せ、勝利せねばなりません。
それでなくとも、いつもの県総ではないとはいえ、ホーム戦。地元のファン・サポーターの期待に応えねばならないという意味においては、なんら変わりなし。
いつもどおりでないからこそ、いつもどおり。勝ち切るしたたかさを見せ、富山県代表としての意地を示さねば。

FC刈谷との公式戦での対決は、カターレ発足初年度の2008年JFLにおける対戦以来のこと。実に11年ぶりのこととなります。
当時はカターレの前監督であった浮氣監督が指揮を執っており、ホームスタジアム・県総で敗れた唯一のチームでもありました。
その後のアウェイでの対戦は、エース・長谷川 満のJFL通算100ゴールなどでリベンジに成功。その勢いを終盤戦の活力とし、J昇格という悲願へと結び付けたのでした。
白地に赤タスキというインパクトあるユニフォームとともに、対戦クラブの中でも印象に残るクラブであったことが思い出されます。
その後、現J2である金沢との入れ替え戦に敗れるかたちでJFLから降格。カターレもまた、J2からJ3に降格と、お互いに紆余曲折はありましたが。
当時のJFLで、カターレのクラブ公式戦初勝利の相手であったアルテ高崎が、既に消滅してしまっていたりもします。
そんなことを思うならば。いろいろあったとはいえ、こうしてまた再び相まみえる機会があることは、なかなかに感慨深いものかと。

昨年の同じ天皇杯1回戦、そして先日の県選手権決勝を鑑みても、今回もまた、大幅にメンバーを入れ替えてのいつもと違う編成で臨むのではないかと予想されます。
昨年のおこしやす京都戦にしても。カテゴリ上位の貫録を見せて圧倒とはならず、むしろ1-0でどうにかこうにか勝った辛勝、という内容でした。
今年もまた同じ轍を踏まないとは限りません。
試合経験が少ないメンバーだから苦戦、なんてのは言い訳にしかならず。下位カテゴリ相手に負けられないというプレッシャーも重ねてかかるなかで、いかに力を発揮するか。
1発勝負の取り返しのつかない対戦であるからこそ。ある意味、いつものリーグ戦以上の気概でもって臨まねばならない、難しい試合ともいえるかと。
期待したいのは、大谷。
レギュラーメンバーに食い込んでいかねばならないなかにあって。他の控えメンバーに比べても出場機会は多いほうではあるものの、未だノーゴール。確かな実績を残すことが求められています。
そんな彼にとっては、アピールの大チャンス。一筋縄ではいかないであろう相手であるからこそ。そこで大いに活躍してみせることこそが、今後の飛躍への近道であろうことは間違いありません。
練習試合とは当然ちがいます。負けたら終わりの公式戦。そこで力を発揮する、ゴールという明確な結果を残してみせるという経験は、必ずや自信につながるはず。ならば、それを成し遂げない理由などありません。むしろ、成し遂げねばならない理由しかありません。
昨年の同じ天皇杯1回戦を思えば、今回もまた、大差で圧勝という展開にはならずに僅差の試合となるかもしれません。
けれども、だからこそ。
そこで結果を残してみせる強さを発揮できたなら。そんな活躍を望みます。

他会場に於いて、同じ元J2のJ3クラブが大苦戦。
群馬が0-0のまま延長戦にまでもつれ込む辛勝。そして讃岐が、リードを許す苦しい展開からなんとか追いつき、PK戦で薄氷の勝利。
控えメンバー中心の編成であったことも考えられるにせよ。それをふまえてなお、大苦戦を強いられてしまったことは事実。
カターレもまた、そうなってしまわない保証など無く。不覚を取って1回戦敗退、となってしまう可能性も、ありえないわけでもなんでもないのであって。
県代表としての立場は、同格。しかし、それでも。
それでも、Jクラブとしての威信にかけて。
11年ぶりの対戦を、しっかりと勝利して“勝ち越して”みせるためにも。
必要なのは、勝利。
5月とは思えない厳しい暑さが予想されるきつい試合とはなりましょうが。
それでも、勝つ。
勝って、次に繋ぐ。富山にカターレあり、その誇りを勝利への原動力に。

プライドをかけて、戦え!
まずは、1回戦突破!来年の無条件出場に繋がる、勝利を!

勝たれ!!!富山!!!!!