1月15日、恒例となっている富山市の日枝神社での必勝祈願および新体制発表をもって、2013シーズンをスタートさせたカターレ富山。
不本意な結果に終わってしまった昨季の反省を受け、今年こそは飛躍を遂げるために。
『BREAKTHROUGH(ブレイクスルー)~心ひとつに~』のスローガンの下、カターレ富山のJリーグ5年目が始まります。
このオフも、少なくない選手の入れ替えが行われました。
期待の新戦力を迎えた今季メンバーに関しては後日改めて書くとして。
チームを去ることとなった選手たちについて、個人的な思いをつらつらと綴ってみようかなと。
今回は、その1ということで。
#3 福田 俊介 (レンタル満了・大宮アルディージャに復帰)
レンタル契約であった以上、大宮への復帰ももちろん想定内ではあったのですが・・・。
それでもやはり、2011年途中の加入以降、間違いなくチームに無くてはならない存在であっただけに、あらゆる意味で影響は大きいです。
移籍直後のホームデビュー戦で足を痛めながらも必死にプレー、引き分け濃厚であった試合終了間際にカターレJ通算100ゴールとなる得点、さらにはアシストも決める鮮烈な活躍を見せ、一気にファンの心をわしづかみにしました。
高さと強さを併せ持ったそのプレーぶりは、空中戦ではほぼ無敵。競り合いでは勝つイメージしかありませんでした。それまでのカターレにはいなかった屈強なCBの頼もしさといったら。
でかくてごつい見た目とは裏腹に、きょうび滅多にいないんじゃないかというような好青年っぷり。移籍に際してのコメントにも、富山愛があふれていました。やはり、寂しいものがあります。
それまではカップ戦程度しか出場機会がなかったところで移籍してきて、試合出場を重ねることでレベルアップを果たすという目的は、概ねかなったのではないでしょうか。
今度は、J1の舞台でその経験を力に変えて、存分に活躍してほしいです。
#6 西野 誠 (引退・トップチーム主務に就任)
カターレ富山発足時のオリジナルメンバーが、またひとりユニフォームを脱ぐこととなりました。年齢的にもまだやれるのではないかとも思いますが、そればかりは本人の決断ということで。
楚輪監督時代は、不動の右SBとして活躍、無尽蔵のスタミナでサイドを駆ける姿が印象的でした。安間監督となってからは一つポジションを上げてMFに。スタメン出場こそ減りましたが、それでもチームにとって大切なオプションとして貢献してくれました。
本人もベストゲームに挙げていますが、大方の予想を裏切り強豪撃破を成し遂げた、FC東京戦。決勝点となった黒部のゴールは、ほかでもない西野の絶妙なクロスからの流れでした。カターレファン・サポーターにとって、忘れえぬ一戦です。
現役引退となりますが、主務として引き続きカターレ富山のために力を尽くしてくれるとのこと。その心意気、ありがたい限りです。いままでありがとう。そして、これからもよろしく。
#13 平野 甲斐 (ブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)に完全移籍)
正直言って、驚きました。長くはないプロサッカー選手の選手生命を思えば、自身の成長を期して環境を変えることも十分にありうること。とはいえ、それが海外とは。
一昨年のキックオフパーティーで、ファンへのサインに添える一言として「生涯富山」と入れていたことが思い出されます。それが嘘だったのか?なんて野暮なことを言うつもりなどありません。なぜなら、有言不言問わずに、平野甲斐というサッカー選手からは、チーム愛、富山愛がにじみ出ていたから。
ファン感謝祭のふれあいタイムでサインをもらうとともに、はっぱをかけました。タイにまで行くからには、活躍して箔をつけて帰って来いと。
故郷・隠岐の島を出てプロサッカー選手になる夢をかなえた平野の、次なる挑戦。寂しくはなりますが、応援したいです。タイでも、観ている者の心を揺さぶるような活躍、期待します。
#18 加藤 弘堅 (ザスパクサツ群馬へ完全移籍)
ちょうど1年前、2012シーズンを迎えるにあたっての補強において、山瀬と並ぶ目玉だったコーケン。チームを牽引してくれる存在となることを願っていたのですが…。
わずか1年での退団は、残念です。
思い出されるのが、アウェイ愛媛戦。持ち味であるFKの制度が存分に発揮された芸術的なFKが見事にゴールへ突き刺さり、決勝点となりました。あのクオリティのFKが、もっと見られていたならば・・・。
自身のプレースタイルとチーム戦術のすり合わせが十分になされなかった、ということなのでしょうか。いいものは持っているはずなのに、それが活かしきれていないもどかしさのようなものがありました。
新天地、群馬での活躍を願います。元カターレの内藤ともども、精進に励んでほしいです。
#20 関原 凌河 (カマタマーレ讃岐へ完全移籍)
2010年にカターレに加入したときには、高校を卒業したてのルーキーでした。JFLからの選手が中心で平均年齢が高かった当時のカターレにあって、18歳の若人にかかる期待は非常に大きいものであったことが思い出されます。
あるいは開幕スタメンも?という状況で、まさかの負傷離脱。シーズンの大半を棒に振ってしまうことに。しかしシーズン終盤にケガから復帰、地元・熊本での凱旋試合で見事にゴールを挙げた姿は、とても印象に残っています。
しかしながら、2011、2012年ともに殻を破れず、力を発揮できぬままに契約満了となってしまいました。なんというか、もうひと伸びが足りなかったというか、小さくまとまってしまったというか・・・。
縁あってプロのキャリアをスタートさせた生え抜き選手。その退団は、やはり寂しいものがあります。
しかし、サッカー選手としてのキャリアの終わりではありません。移籍先のカマタマーレでは、是非とも活躍してほしいです。ルーキーイヤーにチームメイトだったヒデもいます。今一度初心に帰り、輝きを放ってほしいと思います。
不本意な結果に終わってしまった昨季の反省を受け、今年こそは飛躍を遂げるために。
『BREAKTHROUGH(ブレイクスルー)~心ひとつに~』のスローガンの下、カターレ富山のJリーグ5年目が始まります。
このオフも、少なくない選手の入れ替えが行われました。
期待の新戦力を迎えた今季メンバーに関しては後日改めて書くとして。
チームを去ることとなった選手たちについて、個人的な思いをつらつらと綴ってみようかなと。
今回は、その1ということで。
#3 福田 俊介 (レンタル満了・大宮アルディージャに復帰)
レンタル契約であった以上、大宮への復帰ももちろん想定内ではあったのですが・・・。
それでもやはり、2011年途中の加入以降、間違いなくチームに無くてはならない存在であっただけに、あらゆる意味で影響は大きいです。
移籍直後のホームデビュー戦で足を痛めながらも必死にプレー、引き分け濃厚であった試合終了間際にカターレJ通算100ゴールとなる得点、さらにはアシストも決める鮮烈な活躍を見せ、一気にファンの心をわしづかみにしました。
高さと強さを併せ持ったそのプレーぶりは、空中戦ではほぼ無敵。競り合いでは勝つイメージしかありませんでした。それまでのカターレにはいなかった屈強なCBの頼もしさといったら。
でかくてごつい見た目とは裏腹に、きょうび滅多にいないんじゃないかというような好青年っぷり。移籍に際してのコメントにも、富山愛があふれていました。やはり、寂しいものがあります。
それまではカップ戦程度しか出場機会がなかったところで移籍してきて、試合出場を重ねることでレベルアップを果たすという目的は、概ねかなったのではないでしょうか。
今度は、J1の舞台でその経験を力に変えて、存分に活躍してほしいです。
#6 西野 誠 (引退・トップチーム主務に就任)
カターレ富山発足時のオリジナルメンバーが、またひとりユニフォームを脱ぐこととなりました。年齢的にもまだやれるのではないかとも思いますが、そればかりは本人の決断ということで。
楚輪監督時代は、不動の右SBとして活躍、無尽蔵のスタミナでサイドを駆ける姿が印象的でした。安間監督となってからは一つポジションを上げてMFに。スタメン出場こそ減りましたが、それでもチームにとって大切なオプションとして貢献してくれました。
本人もベストゲームに挙げていますが、大方の予想を裏切り強豪撃破を成し遂げた、FC東京戦。決勝点となった黒部のゴールは、ほかでもない西野の絶妙なクロスからの流れでした。カターレファン・サポーターにとって、忘れえぬ一戦です。
現役引退となりますが、主務として引き続きカターレ富山のために力を尽くしてくれるとのこと。その心意気、ありがたい限りです。いままでありがとう。そして、これからもよろしく。
#13 平野 甲斐 (ブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)に完全移籍)
正直言って、驚きました。長くはないプロサッカー選手の選手生命を思えば、自身の成長を期して環境を変えることも十分にありうること。とはいえ、それが海外とは。
一昨年のキックオフパーティーで、ファンへのサインに添える一言として「生涯富山」と入れていたことが思い出されます。それが嘘だったのか?なんて野暮なことを言うつもりなどありません。なぜなら、有言不言問わずに、平野甲斐というサッカー選手からは、チーム愛、富山愛がにじみ出ていたから。
ファン感謝祭のふれあいタイムでサインをもらうとともに、はっぱをかけました。タイにまで行くからには、活躍して箔をつけて帰って来いと。
故郷・隠岐の島を出てプロサッカー選手になる夢をかなえた平野の、次なる挑戦。寂しくはなりますが、応援したいです。タイでも、観ている者の心を揺さぶるような活躍、期待します。
#18 加藤 弘堅 (ザスパクサツ群馬へ完全移籍)
ちょうど1年前、2012シーズンを迎えるにあたっての補強において、山瀬と並ぶ目玉だったコーケン。チームを牽引してくれる存在となることを願っていたのですが…。
わずか1年での退団は、残念です。
思い出されるのが、アウェイ愛媛戦。持ち味であるFKの制度が存分に発揮された芸術的なFKが見事にゴールへ突き刺さり、決勝点となりました。あのクオリティのFKが、もっと見られていたならば・・・。
自身のプレースタイルとチーム戦術のすり合わせが十分になされなかった、ということなのでしょうか。いいものは持っているはずなのに、それが活かしきれていないもどかしさのようなものがありました。
新天地、群馬での活躍を願います。元カターレの内藤ともども、精進に励んでほしいです。
#20 関原 凌河 (カマタマーレ讃岐へ完全移籍)
2010年にカターレに加入したときには、高校を卒業したてのルーキーでした。JFLからの選手が中心で平均年齢が高かった当時のカターレにあって、18歳の若人にかかる期待は非常に大きいものであったことが思い出されます。
あるいは開幕スタメンも?という状況で、まさかの負傷離脱。シーズンの大半を棒に振ってしまうことに。しかしシーズン終盤にケガから復帰、地元・熊本での凱旋試合で見事にゴールを挙げた姿は、とても印象に残っています。
しかしながら、2011、2012年ともに殻を破れず、力を発揮できぬままに契約満了となってしまいました。なんというか、もうひと伸びが足りなかったというか、小さくまとまってしまったというか・・・。
縁あってプロのキャリアをスタートさせた生え抜き選手。その退団は、やはり寂しいものがあります。
しかし、サッカー選手としてのキャリアの終わりではありません。移籍先のカマタマーレでは、是非とも活躍してほしいです。ルーキーイヤーにチームメイトだったヒデもいます。今一度初心に帰り、輝きを放ってほしいと思います。
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