行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】惨憺たるホーム開幕戦。自滅の末に大敗、地元初戦を飾れず。  東京ヴェルディ戦

2012-03-18 23:08:29 | カターレ富山
1-4で敗戦。
シーズン前、さらには開幕してからも雪の影響でなかなか練習が思うように出来なかったことは確か。しかし、それでも苦しい台所事情の中で4次キャンプまで決行し、出来うる限りで万全を期したのはなんのためだったのか?
少なくとも、ホーム開幕戦を待ちわびていた地元のファン・サポーターのまえで無様な試合をさらすためではなかったはず。
前節の不甲斐ない試合内容を修正しなければならなかったのに、負けた。
せっかく幸先良く先制点を挙げたというのに、あっという間に逆転され、負けた。
退場者が出て数的優位に立ったのに、追いつき逆転するどころか突き放され、負けた。
反撃のチャンスも全くものに出来ないまま、負けた。
結果、昨年の苦い教訓を活かせぬままに今回も大量失点し、負けた。

格上の相手で、各個のレベルにも大きな差があったことは確か。しかし、だからといって負けて良い理由になどなりません。それでもどうにかしなければならなかったのに、どうにもできませんでした。
「まだまだシーズンは始まったばかり」などと楽観できないような敗戦。
順位的にたまたまひとつ上なだけで、実質的には最下位。
発足から5年目、これまでスタートダッシュというものに無縁だったカターレですが、今年もまた、ホーム開幕戦で躓く結果となってしまいました・・・。

カターレ発足から過去4度のホーム開幕戦は、1度も勝っていません。ことJ参入以降は連敗中。そのイヤなジンクスに終止符を打つべく、メッセージゲーフラに願いを込めてみたのですが・・・。


せっかくのホーム開幕戦だったのに、昨年に続きあいにくの雨模様。しかも、スタジアム内はところどころ雪が残っている状態。
それでも、3週間前に膝下50㎝くらいあった雪を除雪していたことを思えば・・・晴れなくて残念ではあったものの、無事に開催できてなにより、といったところでした。

結果を残せなかったリョーガと木村に代わり、初スタメンとなった西川と明堂が2列目、3バックには池端が先発復帰を果たして臨んだこの試合。
開始からわずか5分、いきなり試合が動きました。
CKのチャンスからバーに当たったボールを押し込んだ黒部の今季初ゴール。願ってもないかたちで先制点を奪ったのでした。
しかし。
そこからペースを掴んでいかなければならなかったところでしたが、ヴェルディに動揺は見られず、逆に押し込まれるかたちに。
そんななか、中盤のミスから失点し、あっさり追いつかれることに。それも、わずか5分後。さらに24分にも決められ、早い段階から逆転され、リードを許してしまう格好となってしまったのでした。

「先制した後、なんでも出来ると思い込んでミスをした。ノリだけでプレーしてはだめだ」と監督はコメントしましたが、まさにその通りだったように思います。
各選手のクオリティというか、テクニックは明らかにヴェルディのほうが上。にもかかわらず、バカ正直に真っ向から挑み、その結果負けるという場面が何度も見られました。個でかなわないならばチームプレーで対抗するべきであったのに、それも出来ていませんでした。場面場面でのボールへの対応スピードが、あからさまに劣っていました。
パスにしても、なんであらかじめコースを予測して動き出さないのかと。蹴り出す側も、なんで信用して上げないのかと。その判断の遅れがそのままプレーの遅れにつながり、結果、相手に対応されてしまっていました。
さらに、ディフェンス面でも判断のまずさが。
失点シーンにしてもそうですが、相手への対応がかぶってしまった場面が何度も。複数人で囲いに行けば侵攻を止められる可能性は高まるものの、ひとたび気の利いたパスを出されたらそこに人員を回せないぶんピンチになるというリスクが。場合によっては味方を信じてひとりで対応してもらい、自らはパスコースを消す動きをしなければならないといったケースも考えられるはず。
そんな素人でも考えが及ぶことが、出来ていなかったのです。
つまりは、連携がなっていない、と。
4次キャンプまで張って築き上げたはずではなかったのかと。それでなくとも、大半が去年からのメンバー。新加入選手が加わろうとも、ベースとなる部分は堅持していなければならなかったのではないかと。
継続性を柱としていたはずのチームが、そんなことでいいのか・・・そう思わずにはいられませんでした。

1点差を追う後半5分というまだ充分に時間がある段階で、相手が退場者を出してひとり少ない状態に。初スタメンの明堂の頑張りが効いたかたちでした。
ならば、その機に乗じて一気に攻勢を強めなければ・・・というはずだったのですが。
ひとり減っても、動じなかったヴェルディ。逆に、攻め立てられないどころか、前がかりとなった隙を突かれて攻め込まれ、失点してしまうことになってしまったのでした。
平野を投入して攻撃の活性化を図るも、あいかわらず思うようにつながらない攻撃では相手に脅威を与えることなどかなわず。逆に78分、だめ押しとなる4失点目を喫してしまうことに。
思うようにつながらないなかにあっても、得点のチャンスだって無かったわけではありませんでした。にもかかわらず、ことごとく外れ、18本のシュートからわずか1点。チャンスを的確に得点に結びつけたヴェルディは、15本で4てん。力の差が、如実に表れてしまうかたちとなってしまったのでした。

雨に濡れたことよりもなによりも、寒い結果となってしまったホーム開幕戦。
素早い攻守の切り替え、粘り強い守備といったストロングポイントの継続性が見られなかった一方で、失点後にしゅんとしてしまう悪癖はしっかりと継続してしまっていたという。去年の同カードでは、その気落ちした隙を突かれて5点も献上してしまったというのに・・・リベンジを果たすどころか、今年もまたいいようにやられて大量4失点。
まったく、どうなっているのかと。
また、今年もホーム戦で勝てない悔しい思いをし続けることになるのかと。
また、今年も試合後うなだれて帰途につかねばならないのかと。

そんなのは、ごめんです。

いきなり、ヴェルディの選手たちのようなテクニックを身につけろというのではありません。
ただ、自分たちに出来ることをやれ、ということです。
だって、今の状態はそれすらできていないのだから。

結果は、結果。もう覆りません。
次の試合は、すぐにやってきます。できるかどうかではなく、やるしかないのです。
次節こそ、今季初勝利を。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【J特】第3節  東京ヴェル... | トップ | 【J特】第4節  栃木SC戦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿