行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

圧巻のゴールラッシュ!難敵撃破で3位浮上 アスルクラロ沼津戦

2024-09-02 06:21:33 | カターレ富山
5-1で勝利!
試合のスコアを予想するくじ・Winnerにおいて、この富山-沼津戦を予想した人もいたことでしょうけれど。
過去のデータからすれば、圧倒的に沼津。前回対戦でも勝利しているし、いかにここまでホーム無敗の富山とて、苦戦は免れないだろうと。ロースコア決着、あるいはドローも視野に入れつつ、という見方だったのではなかろうかと。
それが・・・実際の試合は、だれも想像がつかない結果に。
前半のうちに3得点を挙げて圧倒。後半もその手を緩めることなく4点目。1点を返され無失点こそならなかったものの、試合最終盤にはダメ押しとなる5点目。
もちろんカターレの勝利を信じて応援していたものの、それでも。苦戦必至とみられていた上位直接対決でしたが、意外とも言える圧勝劇。
苦手意識を吹き飛ばす快勝でもって、順位を逆転。今シーズン最上位の3位に躍り出たのでした。

台風10号接近の影響によって、ともすれば開催自体が危ぶまれた今節。実際に全国各所で開催中止に踏み切った試合も。
静岡県からの遠征となった沼津にも、新幹線利用の移動がバス移動に変更となるなど影響が出たようで。
それでも、開場時間くらいに雨がパラついた程度で、おおむね曇りというコンディション。風の影響もなく、むしろ比較的好ましいくらいの条件での試合となりました。
赤色の夏ユニを着用するホーム戦4試合中の、最後の試合。前節と同じスタメンで臨むこととなったカターレ。
勝っているぶんには下手にメンバー編成をいじらない、というのはセオリーとして。
前節・松本山雅戦と比べても、同じように攻撃的サッカーを志向するという沼津を相手とするならば。前節の勝利で得た自信をつなげる意味でも、連勝に向けての期待がかけられる起用となったかと。
ナイトゲームは18時開始の試合が多いカターレホームゲームにあって、今節は例外的に18時30分のキックオフとなりました。

カターレにとっては2週連続のホームゲーム。移動の負担無しに迎えられたというアドバンテージというものは、やはりあったと思います。
台風の影響で、新幹線移動のはずが急遽バス移動となったという沼津。さらには前日練習も雨の降るなかという条件であったとなれば、相手にディスアドバンテージがあった、という見方も出来たかと。
試合開始からしばらく見ていても、沼津の側には、前回対戦で見られたほどのキレがなかったように見受けられました。
有利不利というものは、あったでしょうが・・・そのあたりは、割り切ってくれと。
ホーム&アウェイ2回戦総当たりのリーグ戦ですが、日程など諸々の条件は、まったくの公平というわけでもない。
それを言うならば前回対戦のカターレは、ルヴァンカップで勝ち残っていた影響で、アウェイ沼津戦の後に中2日で連続アウェイ戦として札幌との対戦を控えていました。メンバー編成や移動など諸々の条件で、ホームの沼津に対して一方的に制約がかかった状況とも言えたかと。
もちろん、それを負けた言い訳になどしてはならないし、するつもりもないでしょうが。
今回、沼津の側に不利があったとしても、それはそれ。ただでさえ負けるわけにはいかない、勝つしかない勝ち点差1の直接対決とあれば。そんな条件すらも込みで、全力で勝ちにいかねば!と。

試合が動いたのは18分でした。
自陣右サイドから神山が鋭い縦パス、それが駆け上がった大山につながると、そのまま持ち上がって中央へとクロス。ヨシキを経てマテウスがシュート、こぼれたところを走り込んできた安光が蹴り込み、ゴール!
前節に続き、2試合連続となる安光による先制ゴール!前回対戦では無得点で敗れたこともあり、チームを勇気づける先取点となりました。
攻撃が個人任せの単発的なものではなく、連動性がしっかりと見てとれたゴール。マテウスのシュートが決められずに終わり、ではなく、そこからしっかりとこぼれ球反応。追っていった陽次が相手ディフェンスをけん制する動きを見せつつ、走り込んできた安光がズドン!と。周りがしっかりと見えていたからこそのゴールでした。
さらに、23分に追加点。
FKの流れからマテウスがシュート、惜しくもポストに弾かれてゴールならず、ボールはサイドラインを出てスローインへ、という場面。
そこからのリスタートが、攻勢をつなげる意思を感じさせるもので。再びシュートへと持ち込むべく攻めていったところ、こぼれ球を蹴り込んだのは末木!
ペナルティーアーク付近、距離もありましたが、見事にコントロールされたシュートが決まり、追加点を挙げることに。
さらにさらに、勢いは止まりませんでした。
前半も大詰めの45+1分。
相手陣内での浮き球の競り合いから、マテウスが前へとグラウンダーのボールを蹴り出すと。それに反応した陽次が流し込み、ゴール!
陽次の今シーズン2点目は、勝利を大きく大きく手繰り寄せるこの日3点目に!
沼津戦連敗阻止を誓って臨んだこの試合。想像を超えた展開で、試合を折り返すこととなったのでした。

興奮冷めやらぬハーフタイムには、500発の花火が打ち上がり。勝利に向けて、もうひと頑張り。期待を込めて、後半を迎えることに。
3点を追う立場となった沼津は、後半開始時に2枚替え、さらに63分には元日本代表の川又 堅碁、齋藤 学を同時投入して打開を図ることに。
もちろん3点差は絶対的に優位な立場であることは確か。
しかし、それでも。
かつて、3点のビハインドをひっくり返して勝利したという経験もあるカターレにとっては。
いかに有利とはいえ、絶対というわけではないことは、心せねばならないと。
むしろ、0-0のつもりで臨むくらいの覚悟をもって、しっかりと集中せねば!
そんな思いは、ピッチで戦う選手たちも同じだったということでしょう。
慢心など微塵も見せず、集中力を研ぎ澄ませる選手たち。
すると、80分。
カウンターから途中出場の吉平の折り返しを受けたヨシキが、相手ディフェンスやGKの動きをしっかりと把握しつつ浮き球のシュート。それがしっかりと決まり、4点目!いよいよ試合を決定づけることに。
安光に続き、ヨシキも2試合連続ゴール。2点目を挙げた末木と合わせて、法政大出身トリオのゴール競演となりました。
惜しむらくは、85分にDF濱 託巳にゴールを許してしまい、連続無失点とはならなかったことですが。
しかし、その失点にも気持ちが萎えることなど無く。むしろ、奮い立ったくらいで。
89分、個人的に期待をかけていた今瀬が、「ソレだ!」と言わんばかりの見事な縦パスを前線の松岡につなげると。
得意のドリブルで相手を切り返しつつ左足を振り抜くという、松岡の黄金パターン。それがものの見事に決まり、5点目!
前節に続き5000人を超える動員となったスタジアムの盛り上がりは、最高潮に!
そして、試合終了。
まさに、圧巻。今シーズン最多5得点のゴールラッシュで、苦手の沼津を粉砕。順位を入れ替え、3位へと躍り出たのでした。

夏ユニ4試合で、4戦全勝。
アウェイでの前回対戦では、3失点で敗れた琉球、2点を先行され負けかけた長野、3失点で敗れた松本山雅、そして相性最悪レベルにしてまた負けていた沼津という相手でしたが。
それらに対し、それぞれ3-0、2-0、3-0、5-1と、見事なまでに返り討ち。
これまでにない赤色という、カターレのイメージとは全く違う色合いのユニフォームでしたが。縁起物と言うには、この上ない効果をもたらしてくれました。
次回ホームゲームからは通常の青の1stユニフォームに戻りますが、それでも。
今シーズンリーグ戦ホーム13試合連続負けなし。青ユニでも、負けていないのです。
シーズン前半戦で敗れた相手へのリベンジは、ここまで4試合中3試合で達成。残るはホーム最終戦となる八戸戦となりますが。
もちろん、ホーム無敗継続あるのみ。
3位にまで上がったから満足などということは、もちろん無い。
ホームでの直接対決を残している2位・今治をはじめ、今後の試合だって、負けるつもりは毛頭なく。勝つつもりしかないのであって。
勝って兜の緒を締めよ。
苦手撃破の快勝にも緩むことなく、気を引き締めて。
まずは、次戦。
前回対戦では、負けなかったながらも勝てなかった奈良が相手。当然、勝ちにいかねば。
まだ、道半ば。戦いは続きます。
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