行く末遠ければ

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【J特】2012 カターレ富山 選手インプレッション その1

2012-02-28 23:41:52 | カターレ富山
チームは明日より兵庫にて3次キャンプに入り、その後、岡山へ。
開幕まで待ったなし。そのときが近づいています。

開幕を前に、各選手に対する個人的な雑感なんぞをつらつらとまとめてみようかと。
背番号順に4回に分けての1回目、それではスタート。




#1 飯田 健巳 (背番号変更 21→1)
昨年、プロとして4シーズン目にして訪れたJリーグデビュー。中盤戦以降の反攻の象徴的存在としてゴールを守りました。
出場機会を得られないままにチームを渡り歩き、そのなかで葛藤もあったことでしょう。しかし、重ねてきた努力は裏切りませんでした。なかでも、古巣である栃木戦で堂々としたプレーぶりを見せ、恩返しを果たした試合が印象深いです。
終盤は怪我から復帰した鶴田にポジションを譲るかたちになったものの、それもまた経験。出場したからこそ得られたものも決して少なくないはず。そして、正GKをめぐる鶴田との差も、決して大きいものではないはず。
新たに背番号1を背負うその覚悟とともに、飛躍を遂げるシーズンとしてほしいと願います。

#2 足助 翔 (キャプテン)
昨年に引き続き、今シーズンもキャプテンに就任。カターレのJ昇格とともに移籍加入してから4シーズン目となり、チームでも古参メンバーといえるかと。
キャプテンとして大きな期待とともに臨んだ昨シーズン、目を見張りました。出場機会の少なさもあったとはいえ、過去2年とは比べものにならないくらいにプレーが研ぎ澄まされているのが見て取れたのでした。
正直なところ、「足助ってこんなに出来る選手だったっけ?」なんて思ったくらいに。
やはり、キャプテン就任によって彼の中にしっかりとした芯が出来た、ということだったのではないかと思います。後方からピンチの芽を摘むカバーリング、見事なものでした。
それだけに、負傷による長期離脱がどうにもこうにも残念でした。今シーズンこそ、その悔しさをバネに是非とも本領を発揮し、チームを引っ張っていってほしいと思います。

#3 福田 俊介 (背番号変更 28→3 レンタル延長)
昨年は途中加入とは思えないほどの順応、活躍ぶりを見せ、いまやカターレに無くてはならない選手となりました。強靱な体躯、抜き出た高さによる圧倒的な空中戦の強さがチームに与えた影響の大きさは、何にも代え難いものがあります。
守備だけでなく、チームのJ通算100ゴール、天皇杯で鹿島を相手に同点弾、愛媛戦でアディショナルタイム逆転ゴールなど、印象的な得点を挙げたことも特筆すべきかと。
激しい攻防の中で警告がかさんでしまったところがあったのが玉にきずでしたが、それも経験を積めば改善していくであろうこと。今季も守備の大黒柱としての活躍を期待せずにはいられません。
J1クラスにもひけをとらないその能力に対し、他クラブからのオファーもあったことかと。それでも、決意のレンタル延長。その意気込みを、プレーにぶつけてほしいです。

#4 吉井 直人 (背番号変更 18→4)
今季は選手会長を任され、チームにおける責任感も高まったことかと。
新卒から2年目の昨季、開幕戦からスタメンに抜擢されるなど大きな期待がかけられていました。しかしながらシーズン序盤で負傷、長期離脱を余儀なくされることに。
監督交代後に頭角をあらわし始めた、安間サッカーの体現者。期待に応え、成果を示したいところです。
離脱中に福田が加入、その活躍ぶりに大いに刺激を受けていることかと。ポジションを争うなかで、さらなる成長を遂げてほしいところです。

#6 西野 誠
楚輪監督時代に右サイドバックとして不動の地位を築いていた西野。ポジションが上がってMF登録となった昨季ですが、持ち味である運動量の豊富さ、ボールに絡む動きをもって期待に応えました。
全員が連動して動き、素早い好手の切り替えが生命線となるカターレのフォーメーションにあって、その特色を遺憾なく発揮できる選手というところでしょう。
とにかくよく動き、試合終盤にあってもへばっている姿を見たことがありません。真面目に、誠実にプレーに取り組むその姿勢は、他の選手の手本とも言うべきもの。
今季も、サイドを戦場に無尽蔵のスタミナで走り回る姿を見たいです。

#7 朝日 大輔
昨年もチームで唯一全試合スタメン出場を果たした、カターレの顔。年齢的にはベテランの域に達していても、そのプレーぶりは衰えることを知りません。
チーム初となる3試合連続ゴールを含め昨季は6得点でしたが、彼の能力からすればそんなものではないはず。
山瀬、西川といった新加入の攻撃陣にももちろん期待はかかるものの、それでもやはり対戦チームにとって怖い選手であり続ける、そんなプレーヤー。
ミスターカターレの挑戦は続きます。今季も生え抜きの誇りを胸に、「富山に朝日あり」と知らしめてほしい―――そう願います。

#8 大西 容平
安間サッカーの伝道師であり、ピッチ上の監督。昨季は出場停止の1試合を除く37試合に出場し、チームの中核として活躍しました。
チームコンセプトである積極的なプレッシングを忠実に成し遂げ、攻撃の起点となりました。なかでもハイライトは、強豪・FC東京を撃破した際のアシストでしょうか。黒部とのワンツーを見事なまでに決めてラストパス、決勝点を演出した場面が、特に印象深いです。
ただ、自身のゴールが1得点にとどまったのは物足りないと言わざるを得ないかと。チャンスは多くあった、また自らの仕掛けによって作り出したこともしばしば。しかし、ゴールに結びつかなかった。出来ないことをやれと言うわけではなく、やれたはずと思えたからこそということで。力を認めるからこそ、それを結果に繋げてほしいと願わずにはいられません。
逆に言うなら、そのプレーぶりに決定力が加われば鬼に金棒。今季もチームの中核としての活躍、期待しています。
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