行く末遠ければ

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【J特】J2白書2011

2012-01-26 00:59:28 | カターレ富山

今年も発売されたJ2白書。もちろん購入しましたともさ。
2009年版以来3冊目となる2011年版。カターレのJリーグでの歴史とも重なる刊行、毎年の楽しみです。

昨年度版からの大きな変更として、カラーページ大幅増が挙げられるかと。各クラブごとの回顧記事がカラーになっているのはうれしい限り。
いつもサッカー雑誌ではJ1のみだとかJ1だけカラーでJ2はモノクロなどというような扱いを受けているだけに、オンリー本ならではの喜びというかなんというか。
ただ、ちょっとばかり残念な面も。
東日本大震災という予期せぬ災害にまつわる記事については、2011シーズンを語る上で不可欠というのはわかるとして。まれに見る混戦の末に最後まで目が離せない昇格争いが繰り広げられたシーズンであっただけに、それに関する記事が多かったのもわかるとして。
一方で、何気ない日常であったり各クラブの悲喜こもごもなんかを扱った記事が、相対的に減っていたのが残念でした。
サッカー雑誌ですら上っ面しか扱わない「熱い昇格争い」を、J2視点で語る意義の大きさというものは理解できます。それこそ、オンリー本だからこそというもの。
しかし。昇格争いだけがJ2じゃないことを知らしめるのもまた、この本の意義でしょう?と。
J2白書の魅力を様々なテーマが「ごった煮」状態というところに感じていただけに、2011年版は、個人的にはちと物足りない印象でした。

新体制もスタートし、2012シーズンが始まろうとしています。
今年も、J2という舞台でさまざまなドラマが生まれることでしょう。
事実は小説よりも奇なりとは言いますが・・・2012年版もまた、予想がつかないからこその魅力がつまった一冊となってほしい―――そう思います。
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