行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】スコア以上の惨敗。良さを見せられぬままに敗れる  水戸ホーリーホック戦

2012-03-12 23:36:30 | カターレ富山
0-1で敗戦。
東日本大震災から1年、被災地のクラブとして負けられない水戸ホーリーホックに挑んだ今節ですが・・・前節の課題を克服できぬままに敗れ、今季初黒星。また、勝利はなりませんでした。
もとより与しやすい相手ではないうえに、ホーム2連戦2連勝を目指す水戸のモチベーションの高さもあったでしょう。それに対し、アウェイ連戦、しかも地元で練習できずに4次キャンプという条件的不利は、やはりあったかと。
とはいえ、それがすべてでもなんでもなく、負けた理由にはなりません。
負けた理由は、「勝てるサッカーが出来なかったから」に尽きます。
まだ開幕から2戦、結果を求めるのは早計・・・とは言うものの、それは他のクラブだってそうなわけで。
いや、昨年からのベースがそのままというカターレにとっては、大幅入れ替えのチームよりはまとまっていなければならないはず。そのアドバンテージを活かすことが出来ず・・・対戦相手の違いはあれど、開幕戦よりも後退してしまっているのでは、厳しいと言わざるを得ません。
1週間で出来なかった修正ですが、この敗戦をバネとし、ホーム開幕に向けてなんとしても立て直さなければ。
失点は、ゴール前で飯田がキャッチしきれずにファンブルしたボールを押し込まれたもの。もちろん技術的な問題で飯田が省みるところも少なくはないでしょうが、問題は、それ以前に攻め込まれるかたちを作らせてしまったことにあるでしょう。
この試合でなにが悪かったと言えば、まず挙げられなければならないのは、攻撃の迫力不足にほかならないかと。
前節を終えての課題として、リョーガと木村の2列目がもっと機能しないといけない、という問題がありましたが・・・それが、修正されていませんでした。
岡山に比べて素早いプレスをかけてきた水戸。確かにやりにくさはあったでしょう。3失点して敗れた昨年の同カードは、まさにそれでやられたようなものだったし。去年に比べれば、競り合いの時点で簡単に奪われてしまうことが減ったことは、進歩と言えば進歩。
しかし。プレッシャーに負けて不用意なパスを出してしまうこと、あっさりとインターセプトを許してしまったことなどは、まるで去年の再現かのようでした。
黒部が前線で頑張っているのに、そこに通らず。もっと前に出していけよ!という場面で横、あるいはバックパス。良いリズムなど生まれるべくも無く。
最終版のパワープレーでちょっと魅せ場があった程度で、散発的な攻撃に終始。記録上は8本のシュートも、「そんなに撃ってたか?」というくらいにクオリティの低い、脅威を与えられないものばかりでした。
同じ前線のベテランでも、機能できなかった黒部と、有効に機能した鈴木隆行とでは、あまりに差がありました。それがそのまま、勝敗に表れてしまった格好です。

朝日が、山瀬がいないから―――それは、言い訳かと。
いないなら、いないなりにどうにかするしかない。いないからこそのチャンスと捉え、復帰しても譲らんぞ、という気概が必要なところだったのに・・・。
厳しいことを言うようですが、リョーガと木村は、期待に応えられていませんでした。
動き出しが遅い、良いポジション取りが出来ていない、正確にボールを前に送れない・・・素人にそう見えてしまうほどだったのは・・・。
経験不足というのは、もちろんあるでしょう。しかし、それでもなんとかしなければならないのが公式戦。修正が出来ようが出来まいが、次の試合はすぐにやってきます。
それをなんとかしないことには、勝利はおぼつかないでしょう。

2試合で、わずかに勝ち点1。勝ち点5を失った、とも言えます。
勝ち点5は、昨年、目標としながらも届かなかった13位までの勝ち点差と同じ。それが、いかに大きいかがわかるというものです。
まだ序盤、挽回のチャンスはあります。
しかし、無駄にして良い試合など、1試合たりともありません。
土曜日には、もう次の試合です。悠長に構えている暇などありません。
それでなくとも、ホーム開幕戦。今節を引きずって無様な試合をすることだけは、絶対に避けねばならないのです。
負けを受け入れつつも、勝ちに繋げる覚悟を持って、修正、そして発展へと繋げてほしいと願うばかりです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【J特】第2節  水戸ホーリ... | トップ | 【J特】第3節  東京ヴェル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿