まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

決め事

2014-08-06 | 暮らし

先日、実家の住宅改修をした。介護保険がきくので、歩行困難の父の為に出来る限りの場所に手すりをつけて業者がきれいに工事をしてくれた。

工事完了後20万円の振り込みをしてほしいと母に頼まれて銀行のATMで現金で振り込み手続きをしようとしたら「10万円以上は窓口で」とのこと。備え付けの振込用紙に書いて、現金とともに窓口に出したら「本人確認の免許証などがあるか」と、言われた。父の名前で振り込むのだが、通帳からではないので「この現金に対して本人確認がいるのですか?」と、聞いた。「法律でそうなっています」とのこと。

あいにく父の保険証も免許証も持っていない。現金に対する証明はいらないと思ったので、母もわざわざ通帳からおろしてきたのだ。「出直さなくては・・?」というと、「キャッシュカードをお持ちですか?一旦、通帳に入金すれば、そこから振り込めます」という。「わたしの通帳にですか?」「そうです」???となった。わたしの通帳に一旦現金を入金して、ATMで通帳から建設会社へ振り込むのだという。「名義はわたしですが・・」というと、ATMで名義を変更して送金ということが出来るのだという。

ATMで、通帳から20万円振り込むことができるが、現金は出来ない。現金の本人確認がいるが、通帳は他人でもよい?やはり分からない。分からないが決め事だと言われたら、ここで小百合たるものがごねていたら週刊誌沙汰になる。とりあえず滞りなく送金できた。送金先の建設会社は目と鼻の先だ。よほど20万円を持って、その建設会社へ行こうかと思った。直接持っていけば手数料は取られない。現金の本人確認もしないだろう。支払いますといえば、すんなり受け取ってくれるだろう。

腑に落ちない。わたしの感覚がずれているのだろうか・・・。

いつぞや、窓口でどこかのおじさんが「わしゃあ、本人やっていうとるやろーー」と、凄んでいる人がいたという。なんかわかる気もする。