カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~フィーバー~

2020年12月08日 21時53分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルは「熱」。

スイスロケで景色が綺麗なのは良いのだが、
インド人でない役者達がヒンディー語を話しているのが、
かなり違和感がある。通常、インド映画以外の映画を
ヒンディー語吹き替え版で観ている私であるが、
この映画はかなり違和感を覚えた。なんでかな。

現実と幻覚と過去の回想が混じってつながって行くので、
途中で混乱してしまった。

  <ストーリー> 

山岳の道路の路肩に座っている男(ラジーブ・カンデルワル)。

タイトルバック・・・男は殺し屋で依頼されたターゲットを
殺害している。ある女性を殺したところで本編へ。

スイスのヴァレー、男がバスから降りたところへ
女性ドライバーの運転する車が止まり男をを乗せるが、
コーナーで車から突き落とす。

 殺し屋ともあろう男が簡単にやられすぎるな・・・。

路肩で発見された男は記憶を失っていた。4日後、意識は戻るが
断片的な記憶しかない。名前がアルミンである事、
フランスのパリから来た事、レア(ジェマ・アトキンソン)と
言う女性を殺害した事・・・アルミンは記憶を取り戻すべく、
覚えている所にたどっていく。

フラッシュバックで現れる女性の後を追いかけるが、
警察を呼ぶと言われてしまう。その女性が同じホテルに
宿泊している事を知ったアルミンは部屋の中を物色するが、
自分の所有物があっても気が付かなかった。

アルミンは誤ってプールに落ち覚えるが謎の女性が助け、
カヴィア(ガウアハル・カーン)と名乗る。アルミンは、
パリでカヴィアを見かけた気がして、自分との接点を
調べ始めるが記憶がつながらない。

 殺し屋なのに溺れて助けられるって・・・とほほ。

カヴィアはアルミンを尾行し始めるがアルミンは記憶が
つながらないままカヴィアを愛し始める。

アルミンは自分が殺したレアが生きている幻覚を見始め、
自分が作家でカランと名乗っていた事を知る。

ある日、アルミンはターゲットとしてレアを指定されるが、
街で見かけて声をかけ付き合うようになり、いたたまれなくなった
アルミンはレアに真実を打ち明ける。

アルミンはカヴィアが自分の妻プージャだった事を思い出し、
自分が作家のカランであった事をも思い出す。GFのグレース
(アンキタ・マクワナ)が原因で夫婦生活が破綻した事も。

そしてカヴィアの元を訪ね、記憶が戻った事を告げる。
カヴィアはカルンが記憶を失っている事を利用し、
アルミンである事にして人生を一緒にやり直そうと、
芝居をしていたのだった。

あの日、カヴィアはカルンを殺そうと車から突き落とした事を、
思い出されてしまい、再びカルンを殺すために車から突き落とし、
自分は対向車線のトラックに突っ込んで行く。

冒頭のシーン・・・路肩に座っているカルンの横にはレアが、
レアとカルンは幸せな日々に戻って行くが、新たな女性が登場し、
レアが誰?と聞くとカルンは次の作品のも登場人物と言う。

 結局、作家カルンが本の中の登場人物アルミンと、 
 同一になってしまうと言う現実と幻想が入り混じった作品だった。

コメント
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