カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ビナ・ブラーエー~

2020年12月29日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年の短編映画(15分程度)。
タイトルはヒンディー語で「連絡なし」。

映像シーンとナレーションが掛け合いとなっている。
ナレーションが主人公の心の中を見透かしているようでもあり、
進むべき道を示しているようでもある。
父親は登場しないがナレーションはナズウッディーン・シャー。

  <ストーリー> 

父親の一周忌を迎えたサイ(イラ・ドゥベイ)は、
メイドが揚げたプーリ(揚げパン)を食べている。

父の書斎でサイは「暗号」と表紙に書かれた詩集を見つけ
読み始める・・・そこへ突然、元カレのヴィクラント(アルフィ・
ランバ)が訪ねて来て、ずうずうしく食事を要求する。
サイはシャイリ(ディルシャード・パテル)の近況を尋ねる。

サイがヴィクラントとシャイリがキスをしていたところを目撃し
二人の関係を知り、ヴィクラントと別れたらしいのだが、
ヴィクラントは酒の上での事だと言い復縁しに来た様子。
サイはヴィクラントに取り合わず追い返す。

翌日、サイが電灯を修理をしているとシャイリが訪ねて来る。
シャイリはヴィクラントとの関係を認め説明するが、
サイは誰の事も信用できない、と話す。

サイはメイドが食品をくすねているのではないか?と疑い、
キッチンにカメラを仕掛け撮影しながら、家で仕事をする。

詩集(父親)はサイに語りかけてくる。
サイはヴィクラントを許す。

 サイの置かれた現実と父親の書いた空想の世界がクロスし、
 心を乱されているサイが自分を取り戻していく。
 正直言うと、それしか良く解らなかった。

 メイドが食品をちょろまかす、と言うのはインド人家庭でも、
 珍しくない事で、まぁメイドを雇えるくらいの経済力があれば、
 食品の値段など大した事ではないのかもしれないが、
 金額の大きい小さいと言う問題ではなく、盗みは盗みである。
 使用人を雇う時は慎重に・・・・・。

 サイはヴィクラントを許すのだけど、浮気は基本的に治らないし、
 何よりもシャイリもお互いの知り合いと言うところが問題。
 身近な所で関係するような人間は信用できない。
 私は二人と縁を切るのが将来的にも正しい選択と思う。
 繰り返すのではないかと言う不安と闘うのもツライし。

 作品的には評判がいいようだが、私は内容的には甘いな、
 と感じた。

コメント
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