2012年の作品、タイトルは「家いっぱい2」。
2010に公開された「ハウスフル」の続編。シリーズ4まで
公開されているが、私的評価だが・・・初回がくだらなかったので、
観ていなかった。いい機会なので観る事にした。
1998年のタミル語ドラマ「カーターラ・カーターラ(愛)」、
マラヤーラム語映画「マッチュペッティ・マチャン」のパクリらしい。
ちなみに兄弟役の兄ランディールと弟リシは実生活でも兄弟で、
父親はインド映画界では超有名なラージ・カプール。
キャスティングもカプール兄弟の他、主役のアクシェイ・
クマール、リテーシュ・デシュムク、ジョン・アブラハム、
脇役のジョニー・リバー、ボーマン・イラーニなど豪華。
男女各4人が入り乱れての恋愛コメディで関係が複雑。
どうもヒンディー語映画の恋愛コメディはこういう傾向が強い。
<ストーリー>
ヒーナ(アシン・トータンカル)とボビー(ジャクリーン・
フェルナンデス)は従姉妹であるが仲が悪く、サーカス団を訪ね
動物保護法をかざして議論(口喧嘩)を始める。
2人の父親チントゥ(リシ・カプール)とダブー(ランディール・
ラージ・カプール)は異母兄弟でお互いを憎み合っており、
母親スウィーティ(スパルナ・マルワー)とドリー(ニール・コーリ)も
同様で、隣同士に屋敷を構えているが家族同士でいがみ合っている。
チントゥはヒーナに、ダブーはボビーに最高の花婿を見つけるため、
結婚カウンセラーのパスタ(チュンキー・パンデー)に依頼する。
パスタはチントゥにババニ(ヴィレンドラ・サクセナ)の息子ジャイ
(シュレヤス・タルパデ)を紹介する。ババニは大きな声を聞くと、
心臓発作を起こしてしまうのだが、チントゥがジャイが正妻の
息子ではないと誤解し罵声を浴びせた事で入院してしまう。
それを聞いたジャイはチントゥに復讐する事を誓う。
ジャイは億万長者JDの息子で友人のジョリー(リテーシュ・
デーシュムク)をヒーナの花婿としてチントゥの元に差し向け
ようとする。ジョリーはGFのジェロ(ザリーン・カーン)を
父親に紹介しようとするが父親が決めた許嫁がおり許されない。
ジョリーはジャイの依頼に対して友人のマックス(ジョン・
エイブラハム)を身代わりに立てる。
ジャイは偽ジョリーのマックスの運転手としてチントゥの家に
行くが間違って隣のダブーの家に行ってしまう。失敗に気付いた
ジョリーはサニー(アクシェイ・クマール)を身代わりにし、
チントゥの家に送り込む。マックスとサニーは犬猿の仲なので、
顔を合わさせないようにジャイはマックスと一緒にダブーの家に、
ジョリーはサニーと一緒にチントゥの家に滞在するが、
塀を挟んで両家は大げんかとなる。
ある日、クルーズに行ったマックスとボビー、サニーとヒーナだが、
間違って麻酔薬を嗅いでしまい4人は救命ボートで無人島に流れ着く。
マックスとサニーは決闘になるが滝に落ちてたどり着いた所が、
無人島の裏側はジョリー所有のリゾートだった。
二人は仲直りし芝居をしながらボビーとヒーナの所へ戻る、
ボビーとヒーナも仲直りしていた。
家に戻ったマックスとボビー、サニーとヒーナは婚約する。
サニーとヒーナが連れていかれた先はジョリーの屋敷だった。
サニーとジョリーはジョリーの父親に芝居をうつ。勝ち誇った
チントゥはダブーに電話するとダブーはマックスとボビーを連れ、
ジョリーの家に行く。サニーとマックスはお互いを正妻の息子
ではないと説明する。
そこへジョリーのGFのジェロもやって来る。さらにジョリーの
父親の古い友人パテル(ボーマン・イラーニ)が娘のパルル
(シャザーン・パダムゼー)を連れジョリーと結婚させるために
ロンドンからやって来てしまう。空港に迎えに行ったジョリーと、
ジャイだが、パルルはジャイの想い人だったため、ここでもジャイを
ジョリーだとして紹介し芝居を続ける。
本物のジョリーと偽物3人に花嫁が4人。サニーはマックスと一緒に
自分の父親に会いに行く。父親は詐欺や泥棒はしても人の心を
壊してはならないと説き、二人はヒーナとボビーに真実を告げ、
そしてジャイにお金を返す。ヒーナとボビーは二人を許す。
結婚式当日、4組の新郎新婦が揃った。花婿の顔は隠されており、
誰が本物のジョリーなのか判からない。一人ずつ顔を披露していく。
ヒーナはチントゥに自分の結婚がお金のために利用された事を非難し、
チントゥとダブー一家は仲直りをする。
パテルはJDがジョリーとパルルを結婚させようとしていると
思い込みJDがその昔、強盗団のボスであった事を暴露する。
JDは銃を持ち出し撃ち始める。JDの上にシャンデリアが
落下する所をサニーが助けると、JDは全員を許す。
いつもながらの大混乱で幕引きとなる。
お金や名誉ではなく愛だ!と言う事がいいたかった映画かな。
1人2役は良くあるが、4人で1人役と言うのは珍しい。
内容はないのだが、期待よりは面白かったかも。