2012年の作品、タイトルはヒンディー語だと「横暴」だけど、
邦題も英訳も「大胆不敵」である。
2010年の「ダバング」の続編。インドでは警察官物は人気があり、
シリーズ化している物も多い。やはりここでもサルマンの実弟
アルバーズが異父兄弟役で出演している。
インド映画のシリーズ物としては珍しく、主演のサルマン・カーン、
弟のアルバーズ、義父のヴィノッド・カンナー、妻のソナクシ・
シンハなどキャスティングも役柄設定も同じ。
<ストーリー>
母親と一緒に帰宅途中の男子が誘拐され身代金が要求される。
誘拐犯のアジトに壁をぶち破って派手に登場したパンデー
(サルマン・カーン)は一人で悪党をやっつけ男子を救出する。
そして身代金をお礼に頂いてしまう。
この辺が普通の正義の味方と違う所で、私は前作を観た時、
本当は悪人じゃないか?と思っていたのだった。
パンデーはカンプールの警察官で妻のラジョ(ソーナム・カプール)、
異父兄弟のマッキ(アルバーズ・カーン)、継父(ヴィノッド・
カンナー)と暮らしている。
政治家タクル(プラカシュ・ラージ)は悪事を行うためには、
パンデーが邪魔であるため義父を脅迫する。義父はパンデーに、
家族の安全のためにタクルに干渉しないように忠告する。
タクルの弟ジェンダは想いを寄せてる女性の結婚式に乗り込み、
拳銃で脅して誘拐しようとするがパンデーが現れ説得するが、
言う事を聞かなかったために殺害してしまう。
タクルはパンデーに復讐を誓う。子供ができたパンデーだが、
タクルは寺院に詣でたラジョとマッキを襲い、ラジョは流産し、
マッキも負傷してしまう。怒り心頭のパンデーは一人でタクルの
所に乗り込み全員をやっつけてしまう。
しばらくの後・・・生まれた子供を家族でかこむパンデー一家。
サルマンは若い男性に人気があるので(たぶん女性にも人気ある)、
サルマン兄貴が大活躍すれば内容は二の次なのである。