カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~メン・オール・チャールズ~

2020年12月12日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品、タイトルは「私とチャールズ」。
チャールズ・ソブラジと言う実在する殺人犯を
警官アモッドの視点から描いた作品。

写真左のチャールズ・ソブラジは1944年にベトナムで
インド人の父とベトナム人の母の間に生まれたが両親は離婚。
母親はフランス人と再婚したが彼を捨てたため、
10代よりいろいろな国で犯罪を繰り返した。
75年に最初の殺人を犯し、76~97年にかけて、
少なくとも12人の殺人を犯した。(20人以上らしい。)
ネパールで終身刑を受け服役中。

  <ストーリー> 

1968年のタイから始まる。海岸でビキニ姿の女性の死体が
見つかる。水上ボートで移動する男。ホテルでも死体が発見される。
警察が後を追うが、男は偽造パスポートを使って出国する。

2人の死因は薬物のオーバードーズであったが、犯人として
チャールズ(ランディープ・フーダ)が国際的に指名手配される。

数年後インドのデリーで多数のパスポートを所持していたため、
チャールズは逮捕される。

11年後の1986年、刑務所から脱獄したチャールズは、
デリー、ムンバイ、ゴアなどを転々としながら逃げる。
チャールズは頭がよくハンサムで女性は魅せられてしまい、
彼の言う事を聞き犯罪や逃亡の手助けをしてしまうらしい。

法学部の女学生やジャーナリストさえも、
いとも簡単にチャールズの虜になってしまう。

警察のアモッド(アディル・フセイン)はチャールズを追いかけ、
警官をゴアに送るが、なかなか尻尾をつかむ事ができない。
ある夜、一本のタレこみ電話が入り指定された店でチャールズと
友人リチャードを逮捕しデリーへ護送する。

 外国人だから特別待遇だったのか、買収していたのか、
 チャールズの収監されていた部屋は普通の家の部屋の様で、
 広くて机や椅子、本棚も蓄音機もあり酒も煙草もあったし、
 さすがに窓には鉄格子があったが囚人服ではなかったし、
 出入りも自由のようだった。
 そこでも普通に面会に来た女性を口説いてた(笑)。

チャールズは自分の誕生日を祝う食事に睡眠薬を混ぜ、
看守や警官、他の囚人達を眠らせゆうゆうと脱獄する。
見張りの警官はもちろん買収していた。

裁判でアモッドはチャールズの友人リチャードが撮った写真を
証拠として提出し有罪にする。

6カ月後、チャールズは再び脱獄を企てている・・・。

 チャールズのあだ名は蛇であるが、ぴったりである。
 冷酷で口が上手い、犯罪を犯さず世のため才能を使えば、
 どんな分野でも一流となったかもしれない。
 いくらイケメンであったとしても、殺人鬼には惚れまい、
 と思うのだが・・・いとも簡単に口説き落とされてしまう。

 具体的な文句は、君は綺麗だ、結婚しよう・・・。
 いやいやいや・・・これならインド人のナンパ師と同じだし。
 この9ヶ月ヒンディー語映画で学んだ私の方が上(爆)。

 警官役が多いランディープが今回は殺人鬼役であったが、
 見事に蛇になっていた。表情や話し方ももちろんそうだが、
 ぬめっとした感じが全身からにじみ出ていた。
 ヒンディー語は外国人であるが故にたどたどしく話していた。
 まぁ私が話すのと同じレベルである。

コメント
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