2005年の作品、タイトルは主人公が勤務する会社の
雑誌の名前であるが、ヒンディー語で辛いスパイスという意味で、
インドカレーに入っているミックス・スパイスの事。
1960年のフランスの喜劇をベースにした1965年の
アメリカ映画のヒンディー語リメイク版。
<ストーリー>
カメラマンのマック(アクシェイ・クマール)とサム(ジョン・
アブラハム)が撮影しているシーンから始まる。
マックは婚約者のアンジャリ(リミ・セン)にモデルとの
距離が近いと叱られる。会社では社長から写真コンテストで
優勝し雑誌の名前を高めるようハッパをかけられる。
サムは他の写真家から写真を入手した写真をコンテストに出品し、
1位になってしまう。会社ではサムはマックのアシスタント
と言う位置づけであったが、立場が逆転してしまう。
サムはボーナスと休暇をもらいアメリカへ行く。
マックは豪華な家と運転手付の外車を手に入れ、ディプティ
(デイジー・ボパンナ)、プージャ(ナルギス・バゲリ)、
スィーティ(ネトゥ・チャンドラ)の3人の客室乗務員を
フィアンセにする。そしてサーバントとしてマンボ(パレシュ・
ラワル)を雇うが仕事はともかく態度に問題があった。
マックは3人のスケジュールを把握し鉢合わせしないようにし、
マンボも3人の服や所有物、写真を入れ替えたりと大忙しだが、
3人とも高飛車な上に、食べ物の嗜好が違ったり、
フライトチェンジがあったりで、マックとマンボは揉める。
そしてある日、アンジャリに居場所がバレてしまう。
なんとか誤魔化したマックだが空港にプージャを迎えに行き、
帰国したサムに見つかってしまう。
サムはマックの生活が羨ましくなり一緒に住み始める。
3人の女性のスケジュールが予定通りに行かなくなる事が、
通常化してくるとマンボと運転手と4人で連携して、
なんとか鉢合わせしないようにする。
ここからドタバタ喜劇に・・・・・
そしてついに・・・・3人が鉢合わせしてしまい、
マックとサムは逃げる。マックはアンジャリの元へ行くが、
アンジャリは浮気なマックに愛想をつかし外国に・・・。
マックは空港へ急ぐ。サムがアンジャリに全てを話していたが、
アンジャリは残っていた。そこへマックを追って3人の女性が!!
結末(オチ)がいまいちオチないのだが・・・
マックの家にサムが同居してからマンボを含めた男性3人と、
3人の女性(同時に画面に現れる事はないが)の掛け合いが、
ドリフターズのコントっぽくでかなり面白い。
パレシュとアクシェイは何度もコメディで共演しているが、
ジョンがコテコテのコメディを演じるのは初めて観た。
マンボのコントも面白いには面白いのだが、
こちらもオチがいまいちだった。
久々にコテコテのコメディであったので息抜きにはなった。