カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~グル・マカイ~

2020年12月24日 21時50分59秒 | 映画 / MOVIE

パキスタンの女性教育活動家で17歳でノーベル平和賞を受賞した
マララ・ユサフザイ(1997年~)の伝記で2020年の公開。
タイトルはマララがBBCブログへ投稿したペンネーム。

マララ役はオーディションでバングラデシュ人の16歳の少女が
選ばれたが安全確保のため情報は守られていたにもかかわらず、
反対勢力から攻撃を受けたため、リーク・シェイクに変更された。
撮影当時13歳にしてはずいぶん大人びている。

映画は2007年から銃撃される2012年までの話である。

  <ストーリー> 

2007年パキスタンのスワット谷のミンゴラと言う、
マララ(リーク・シェイク)の住む集落にタリバンがやってきて
真のイスラム教徒とはと演説し住民から装飾品を集める。

別の集落ではイスラム教徒らしからぬ服装をしたり、
食事をしたり、物を所持している人を殺してしまう。
TVを壊し、英語の本や教科書を燃やし、教師を殺し、
違反者は女性でも容赦なく鞭で打つ。

勉強が好きなマララは女学校を経営する父ジアウッディーン、
母トール(ディヴィヤ・ダッタ)、弟と暮らしていたが、
女性に対する教育は無期限で停止されてしまい恐怖に怯える。

2009年11歳のママラはBBCのウルドゥ語ブログに、
グル・マカイと言うペンネームで投稿を開始する。
スワット谷の惨状や女性への教育の必要性や平和について書き、
メディアから注目を集める。

タリバンがやってくると村人達は安全な場所に移住し、
そしてタリバンが去ると戻ると言う生活。メディアに出演する、
父と娘は脅迫される。

2012年、学校から帰るバスが襲撃されマララは頭部に2発の
銃弾を受けるが命を取り留める。
その後のマララの世界的な活動が写真をバックにナレーションされて、
エンディング。

 気になったところ・・・マララの家がかなり豪華だった。
 周囲の雰囲気からして近代的な家や設備があるのだろうか?と
 思った。銃撃されて運び込まれた病院も近代的だったので、
 どちらも本物だとしたらスワット谷のミンゴラと言うところは
 かなり都会である。周囲の風景は田舎だったけれど。

 間に戦闘シーンがあるのだが、タリバンとパキスタン国軍との
 戦闘ではないかもしれない。

 マララが母親に自分の名前の由来を尋ねるシーン、
 アフガニスタンの英雄マラライにちなんでいると聞き、
 納得するのだが、そうだったんだね。

 「私はマララ」は観ていないが、それより短い間の話のようだし、
 内容も薄いように思う。

 当然であるが全イスラム教徒がテロリストではない。この映画から
 解るようにパキスタン人全員がイスラム教至上主義者ではないし、
 同じイスラム教徒であってもタリバンの思想に合わなければ、
 殺されてしまうのである。

コメント
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