構造改革特区制度を利用して株式会社が、初めて設立したLEC東京リーガルマインド大学・反町勝夫学長が、全国14校のうち、2008年度から札幌市、宇都宮市、千葉県、静岡県、岡山県、北九州市など10校の学生募集を停止し、首都圏と大阪の4校に縮小する意向を各市に提示していることが7月3日分かった。 これを受け、札幌市は特区計画を廃止する。同大は今年1月に、文部科学省から不適切な大学運営について改善勧告を受けていた。規制緩和による経済活性化を目指す特区制度に対する同大や自治体の甘い見通しが明らかになった。 同大は、全国で司法試験予備校などを経営する東京リーガルマインド・東京都千代田区が2004年4月に、構造改革特区を利用して東京都千代田区と大阪市で開校し、全国にキャンパスを展開した。LEK東京リーガルマインド大学は、定員確保がなかなか難しかったようです。交通機関の便利な場所にキヤンパスを設置していますが、一般大学のように自前の大学のキヤンパスが有りませんので、大学として魅力に乏しかったのでしょうか。一般の大学に比べ、体育館や運動場、諸設備も有りませんから不利なのでしょうか。少子化時代で一般大学も生き残りを掛けて、学生を集めるのに必死になっています。大学としては、まだ全国的に知名度が低いので学生数の確保が命題のように思います。
