教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

薬品で薄皮むいたミカン食べ、中学生13人検査入院

2007年07月13日 17時44分15秒 | 受験・学校

石川県加賀市の市立山中中学校・畠中雅一校長、生徒258人で、理科の実験に使ったミカンを食べた生徒13人が、のどの痛みや腹痛を訴えて検査入院したと、加賀市教育委員会が7月12日に発表した。いずれも軽症という。同校などによると、7月11日午前の授業「選択理科」で、1年と3年の計32人が希塩酸と水酸化ナトリウムを使ってミカンの薄皮をむく実験をした。実験後にビーカーの水に浸したミカンに、中和したかを調べるフェノールフタレイン溶液を1滴垂らした。水洗いした後、講師が「食べられるよ」と話し、ミカンを食べた生徒27人のうち13人が「のどがイガイガする」「おなかが痛む」などの症状を訴えた。 13人は加賀市民病院に検査入院。胃カメラで炎症がないことを確かめて7月12日に退院した。生徒ののどの痛みは水酸化ナトリウム、腹痛はフェノールフタレインが十分洗い流されずミカンに残っていたためとみられる。フェノールフタレインは理科の実験でアルカリ性かどうかを判断する際に使われる薬品。粉末は劇物とされる。 この実験は、東京書籍発行の教師用教材「おもしろ実験・ものづくり事典」に掲載され、身近なものを使って理科への関心を深める狙い。教材には「終わったら食べられるというのもいいですね」との表現がある。  学校側は「指導した講師は薬品で中和を確かめた後、生徒たちがどの程度水洗したかを把握していなかった」と説明。東京書籍広報室は2002年から出版しているがこんな事例は初めて。内容について著者と連絡をとりたい」としている。 理科の実験で、薬品の毒性や人体に及ぼす影響も実際に学ぶことも大切です。将来きっと実験で学んだしたことが役に立ちますから。この講師の先生が、安全面から水酸化ナトリうムやフェノールフタレンの溶液を中和する方法を生徒の前で実際に教え、,蜜柑を食べても安全な状態になるまで指導すべきでしたね。これに懲りず、薬品に過敏な生徒もいますので十分注意して、理科の安全な実験をして下さい。 

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