教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

教諭、同級生に「児童の困った点書いて」 奈良の小学校

2007年07月11日 14時03分03秒 | 受験・学校

 奈良市の市立小学校で今年5月に、50歳代の女性教諭が担任を務めるクラスの全児童に1人の男子児童について「困っている点」を書くよう求め、その作文の写しを男子児童の母親に渡していたことが分かった。学校側は「不適切な指導だった」として男子児童らに謝罪した。 奈良市教育委員会によると、教諭は3年生のクラス・30人の担任で、授業中に男子児童が歩き回るなどとして、学級会で男子児童について全児童に「困っているところと良い点を書いて」と求めた。集めた作文を数日後、男子児童の母親に渡したという。 この教諭は市教委に、「男子児童について他の児童がどう思っているか知り、親には家庭での指導に生かして貰いたいと思ったが、子どもの心を傷つけてしまった」と話し、反省しているという。男子児童は休むことなく通学しているという。 教室で、授業中歩き回り担任として困られた問題ですが。これは学校内での問題です。学級担任としてこの男子児童と話し合い、なぜ授業中歩き回るのか十分話し合うべきで、原因を突き止め、家庭的問題で悩んでいるならお母さんと学級担任の先生が良く話し合うべきでした。他の児童の意見を聞くような感想文的な作文を書いて貰っても無意味です。この男子児童には、何か心の悩みを持っていて、授業中集中出来ない理由もある筈です。学級担任として、この男子児童と十分話し合い、心の悩みや困っていることの相談に載り、カウンセリングすべきです。登校拒否にならなくて本当に良かったですが。ベテランの経験豊かな先生が、なぜこの男子児童とゆっくり話合われなかったのか不思議に思います。

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