教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

金要求された」と自殺高3が遺書 同級生逮捕へ 神戸

2007年09月17日 14時45分33秒 | 受験・学校

 新聞によりますと神戸市須磨区の私立高校で今年7月、同校3年の男子生徒・18歳が飛び降り自殺した事件で、生徒のズボンのポケットから、同級生5人の名前とともに「金を要求された」などと書かれた遺書が見つかっていたことが9月17日、兵庫県警の調べでわかった。県警は同級生の嫌がらせが、自殺につながった可能性があるとみて、恐喝未遂容疑で名指しされた同級生1人の逮捕状を取り、事情聴取を始めた。容疑が固まり次第逮捕する方針。 調べでは、自殺した生徒は7月3日午後2時前、5時間目の授業中に「トイレに行きたい」と教室を出て、その直後に、校舎脇のコンクリート地面で後頭部から血を流して倒れているのを、教師が見つけた。校舎の連絡通路から飛び降りたらしい。 ズボンのポケットからA4判3枚の遺書が見つかった。同級生5人の名前と、「ウソを言ったら罰金1万円と約束してしまった。数万円たまってしまったが払えない。成績も下がり、死ぬしかない」などと書かれていたという。 県警の調べに、同級生5人は「遊びのつもりだった」と話したという。県警が同級生の携帯電話のメールの記録を調べたところ、再三にわたり、現金を要求する趣旨の内容が、自殺した生徒に送信されていたという。  同校の教頭は「同級生とのやりとりはささいなことで、いじめという認識はない。理由はまったく不明だ」と話した。 いじめと言うより同級生による恐喝未遂事件です。独りの生徒が自殺したのですから、同級生の些細なやり取りとは言えません。教育者として「生徒の命」は大切では有りませんか。「命」を大切にする「心の教育」を忘れています。学校の生活の指導の取り組みの欠如としか思えません。どこまでがいじめか、集団暴行や恐喝事件までをいじめの範囲に入れるのか明確な区分も必要なのではないでしょうか。いじめの範囲を越えている事件もあるように思えます。同級生を遊びのつもりでも、メールで現金を要求し、自殺に追い込んだのですから人間としての責任がありますよ。

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