教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

独協医大、国の補助金を不正支出

2007年09月21日 12時56分53秒 | 受験・学校

文部科学省などが研究者に交付する科学研究費補助金をめぐり、独協医科大学・栃木県壬生町の教員が、薬剤などの架空発注で約3400万円を不正に受け取っていたことがわかった。ほかに10人以上の教員が同じ手口で補助金をプールしていたとみられ、総額はさらに膨らむ見通し。同医大は内部調査委員会を設けて詳細を調べている。  同医大によると、今年4月に会計検査院から指摘を受け、調査を開始。少なくとも教員10人以上が不正にかかわったとみられることが分かった。  教員らは、本来なら国に返還すべき科研費の余剰金を、翌年度に繰り越すために製薬会社などに架空の物品を発注し、代金を支払ったうえで「預かり金」としてプールさせていた。内部調査委に対し、教員らは「預かり金は研究目的で使った」と説明し、私的流用は否定しているという。文部科学省によると、4月末ごろに大学側から補助金の不正の調査をしていると報告があったという。不正が確認された場合、同省は全額を返還させるとともに、教員の科研費の応募資格を一定期間停止する。独協大学医学部は、昭和48(1973)年に独協医科大学は、創始者天野貞祐先生の「大学は学問を通じての人間形成の場である」とする建学理念元設立されました。科学研究費補助金は、医学研究の向上と発展の為に出されているものであると思います。医学研究は、難病に挑み人の命を救う為のものであると思います。個人だけの研究業績を上げる為のものだけでもないと思います。人の命を預かるお医者さんが、金銭面で不正をしていたのでは、安心して命を預けられないと思います。不正流用は、創始者天野貞祐先生の教育哲学にも反するのでは有りませんか。私立医科大学としての信用を大切にして欲しいと思います。文部科学省の交付する科学研究費補助金の不正流用は、後を絶ちません。今国民は、社会的格差に苦しんでいます。庶民の金銭感覚では、大金です。国のお金、科学研究費補助金は目的どおり、正しい医学研究に使うべきです。

コメント (1)
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