教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

水戸葵陵高校でも受験料補助 通信教育受講費用も

2007年09月25日 11時01分54秒 | 受験・学校

 新聞記事によりますと私立高校が大学の受験料を補助して合格者を上乗せしている問題で、水戸市の私立水戸葵陵(きりょう)高校でも、生徒に受験料を出して大学を受験させていたことが分かった。志望校以外に複数校を受験し、「本当は受けたくなかった」と証言する卒業生もいる。  大学受験料を補助したのは、昨春に最初の卒業生を出した普通科の医歯薬コースの生徒で、昨春は5人に12校、今春は4人に11校、私立大学の医学部や東京理科大学、早稲田大学の理系学部などを受けてもらったという。  これらの生徒の本来の志望は国立大学の医学部だった。学校側によると、ここ数年、私立大学の医学部への進学者が増えていることや私立大学の難易度が二極化していることから、校内でどの程度の成績を持つ生徒だと合格できるのかを確かめるデータ集めが目的だったという。水戸葵陵高校は1学年300人弱。ホームページやパンフレットに書かれている大学合格実績は、2005年春の177人から、受験料補助を始めた2006年春は356人、2007年今春が306人と増えている。 受験料を補助した中には、特待生もいた。水戸葵陵の特待生制度は4種類あり、成績によって入学金から授業料まで免除している。これとは別に、成績優秀な生徒には2年前から、通信教育「Z会」の受講費用も出していると言う。 補助を受けた卒業生の1人は「特待生が学校のために私立大を複数受けるのは当たり前だと言われた」と話す。受験費用はすべて補助されたが、交通費や宿泊料では自腹を切ったという。 秋山和衛校長は「無理強いしたということはないはず。嫌なら断ってくれれば良かった。1人の子も大事だが、全体も大事。進路指導のデータを蓄積するまで、あと2、3年はやりたい気がする」と話している。 伝統と 進学実績の無い私立高校は、大学合格者数を上げるのに大変だということです。新しい中高一貫校は、6年目に大学合格への進学実績を上げないと駄目だと言われました。現実はなかなか難しいようです。私立高校の場合、商業科を廃止普通科高校に衣替えし、名前も変え進学校に変身したところが多いです。総進学校化で私立高校間の競争も大変なのと18歳人口の減少で私立高校の経営も困難なのではないでしょうか。生徒の希望しない大学への無理強い出願は止めて欲しいと思います。あくまで生徒に大学の選択の自由があるのですから。憲法第26条1項の「教育を受ける権利」、教育権の侵害です。上乗せ合格を改めないと難関国公立大学の合格者数で私立高校の評価が決定されると思います。私立高校の独自性と信用を回復する為上乗せ合格はやめるべきです。信用を回復するのには、時間が掛ると思いますが。信用を回復した私立高校が生き残るのでは無いでしょうか。保護者や生徒の信頼を裏切っても無意味です。一人ひとりの生徒の底上げをし、本当の学力をつけて合格実績を年々上げて下さい。

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栃木の主婦S・Rさんへのお返事

2007年09月25日 09時11分47秒 | 受験・学校

栃木の主婦S・Rさん

メールアドレスは、プログのコメント欄に記入されない限り、他の人に分かりません。メールアドレスが分からないので、私は、お返事のしょうがが有りませんでした。たいがいの人は、自分のメールアドレスと名前は、Eメールで送られて来ます。ブログのコメントは、そのプログの内容に関するだけもので、誌上相談のようなものでは有りません。内容が公開されてしまいますよ。あなた様のお友達のいじめ問題ですが、いじめ問題は、深刻で緊急性を要するものです。コメントの内容では、詳しい事実関係が分かりませんし、他の人に内容を知られるのとお困りになると思いお返事は書いていません。今は難しい時代ですから、個人情報は保護されないと行けませんからね。その子供さんの命にも関ります。大分時間を無駄してしまいましたね。少し心配です。私のEメールアドレスに御遠慮なく、御連絡下さい。 あなた様のメールアドレスは人には分かりませんよ。

「命有る限り、希望あり。意志あるところ道有り。」英語学者で、旺文社ラジオ講座を御担当された奈良教育大学名誉教授の宮田明夫先生の言葉を書かせて頂きました。いじめに会っても、大人も子供達も一つしか無い「命」を大切して下さい。

私は、いじめ問題が好きでブログに取り上げいるのかとの批判もありましたが。教育を学んだ者として、子供達の命と未来を大切にしたい気持ちから教育問題として、書かせて貰いました。パソコンべた困っています。下記のいじめ相談ダイヤルをお教え致しますので、お友達に教えて上げて下さい。。

※全国統一の『24時間いじめ相談ダイヤル』
   子どもたちが全国どこからでも、夜間・休日を含めて、いつでもいじめ等の悩みをより簡単に相談することができるよう、全国統一の電話番号を設定。下記のダイヤルに電話すれば、原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続されます。

24時間いじめ相談ダイヤル 0570-0-78310(なやみ言おう)

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