教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

小中高生向け「科学者養成所」 大学など5校に指導の場

2007年09月07日 14時07分18秒 | 受験・学校

 文部科学省が、水泳の一流選手の多くが幼いうちからスイミングスクールに通い才能を伸ばすように、理数系に卓越した意欲や能力を持つ小・中・高校生に向けた「未来の科学者養成講座」を来年度から始める。大学などに指導の場を設ける。概算要求に2億円を盛り込んだ。講座は、高度な数学を理解できるような児童や生徒が対象。学校の通常の課程とは独立した取り組みとして、高度で発展的な学習環境を提供できる大学や高等専門学校を公募し5校を選ぶ。対象者の選抜方法などは、各校のアイデアに任せる方針。 内容としては、大学レベルも視野に入れた高度な数学の講義、観察や実験を通した科学の学習、電子メールや手紙による指導や学習の助言、科学の魅力を児童生徒や進路指導担当の教員に伝えることなどを想定している。夏休みなどの期間限定ではなく、毎週土曜日など年間を通じ継続的に開く。 小学生と高校生が席を並べて、大学教授から大学レベルの数学の講義を受けるような場面も実現しそうだ。同省は「スポーツとは違い、科学オリンピックに出場するような生徒の才能を小さいうちから伸ばす仕組みがなかった。優秀な科学者に育ってほしい」と期待している。理科離れの問題や 数学でもインドのほうが日本より数学の出来る子供達や数学者が多いと言われています。やはり優秀な科学者を養成するには、小学校教育からの基礎作り、土台が大切ですぐには教育成果は出ないと思います。受験中心の点数を上げるための暗記中心の勉強法では、勉強に興味が薄れ、新しい発明や発見の出来る創造力豊かな人材が輩出しないと思います。不思議と日本のノーベル賞受賞の高名な学者は、現代の受験競争を経験した人はいません。科学離れを無くす為、理科の実験の上手な理科教育専門家の先生を全国の小学校に早急に赴任して貰い、理科教育の充実を図って欲しいと思います。専門家の先生と子供達が、自然観察や自然観察、植動物採集の実地に勉強することが必要です。戸外での実験体験も必要です。科学技術の進歩も大切ですが、人間と自然の共存を実際に知り、体験し、環境問題を学ばなければならない時期に来ています。自然から学ことは大切です。教科書の中だけでは無く、大自然から学ことは人間に大事だと思います。物理学・生物学・自然科学の基礎要素があると思います。数学は、専門に学んだ先生を小学校から教えて貰うと子供達の数学嫌いが無くなると思います。優れた専門家に習うと子供達も勉強が、面白くなると思います。日本の未来を担うの科学者の養成の為にも小学校からの基礎作り、土台を固めることが必要なのではないでしょうか。日本は、資源の乏しい国です。外国の物真似技術の継承では、生き残っていくことは出来ません。新しい発明と新しい技術開発や優れた物づくりを目指さ無ければ、日本は斜陽国家になります。少数の科学者を養成しても、日本に留まらずアメリカに移住する科学者が多いのが現状です。小学校から科学に興味のある将来性の有る子供達を育成する為に教育の公平性・平等性を持って、日本の科学教育を充実し、底上げしていくことが必要なのでは無いでしょうか。最近国際化時代と言いましても、日本語を正しく話せ、書ける子供達が少なくなっています。日本人として、母国語を大切にする必要性が有ります。何を学習するにしても、基礎となる国語教育の充実を考えるべきです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする