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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

上乗せ合格数で傷ついたのは誰?

2007年10月27日 14時41分45秒 | 受験・学校

始め新聞には、私立大学の水増し合格者数と書かれていましたが、途中から上乗せ合格者数に書き改められました。一番心が傷ついたのは生徒の皆さんと思います。通学途中に批判や中傷を直接受けた事もあるでしょうね。生徒の皆さんは悪いことはしていませんのに、なぜと思ったと思います。こんなことに挫けず、負けずしっかり頑張って下さい。自分の目標を目指して頑張って下さい。保護者の皆さんも子供の将来を事を考えて入学させたのに学校に期待を裏切られと思われていると思います。大阪府私学課に不当表示や騙されたとの保護者の抗議が寄せられたそうですが。今回の事件を起こした学校は、保護者と生徒の信頼を裏切ったと思います。合格実績を作った頭の良い特待生扱いを受けた生徒も同級生と友達としての亀裂を生み、友人関係が悪くなったかも知しませんね。特別扱いに不平等感を感じる同級生もいたと思います。実際の合格者数を発表しますと生徒が集まらないと嘆いた女子高校の関係者もいましたが。これだけ世間を騒がしたのですから、来年本当の実際の合格者数を発表しないと学校としての信用が無くなると思います。学校としての社会的信頼を回復出来なくなると思います。ちょうど高校3年生は、私立大学の推薦入学の合格待ちの時期ですし今回の上乗せ合格問題で不安になっていると思いますし、来年の大学入試を受ける生徒のみなさんも心配でしょうし、あせる気持ちも出る時期です。学校もしっかりサボートして欲しいと思います。来年の入試では、学校も生徒と保護者の信頼と期待を裏切らないように今年より合格実績を上げれます様に頑張って頂きたいと思います。どの私立高校も創始者の建学精神は立派です。もう一度勉強して下さい。校訓にも反するような上乗せ合格者数の発表を止め、正々堂々競い年々実績を上げて行って下さい。学校の創立者の方々が、新聞記事を読まれたらきっとびつくりして止めよと言われるでしょう。学校の名誉に係わる問題です。草葉の陰で怒っておられますよ。私学の独自性と建学の精神を生かしより良い学校にして下さい。宣伝や広告もしないでも生徒のみなさんや保護者の皆が、行きたいと言うような素晴らしい学校にして下さい。18歳人口の減少期に入りましたので、適者生存・自然淘汰の原理で、社会的信用を回復しないと学校は自然消滅すると思います。教育は、人と人との信頼がなければ成り立ちません。

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