教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

早大教授、大学院入試問題作成者漏らす 文科省が注意

2007年10月10日 11時31分26秒 | 受験・学校

 新聞記事によりますと早稲田大学・商学学術院の坂野友昭教授・52歳が、早稲田大学大学院博士課程の入試問題の作成者を、事前に同大学院修士課程の自分のゼミの学生数人に漏らしていたことが分かった。大学院入試では、作成者が事前に分かれば、その教員の専門分野などから、入試問題の内容を類推することができる。早大から報告を受けた文部科学省は、口頭で注意した。内部告発を受けて早大は4月に調査委員会を設けて調べており、教授の処分も検討している。 坂野教授がゼミ生に教えたのは、2005年度の大学院商学研究科博士課程の入試問題を作った教員の名前である。坂野教授自身も作成したと明かしていた。 早大は9月下旬、文科省に「問題そのものは漏れておらず、作成者を教えられた学生の点数も高くなかったので、入試のやり直しはしない」と報告。これに対して文部科学省は「公正中立が大原則の入試で、一部の学生だけに作成者名を教えるのは不適切だ。今後情報管理を徹底し再発を防止してほしい」と、口頭で注意した。 坂野教授は消費者金融の専門家で、早大消費者金融サービス研究所所長。 大学院の入試は公正無私で、厳密に実施して下さい。大学院の受験者数は少ないのでから。外部の大学や他の学部からの大学院博士課程の受験生もいると思いますので不利に成らない様に考えるべきです。大学院入試の公平性が損なわれます。日本の私学の雄、早稲田大学の伝統と世間の信頼にかかわる問題ですから、不正な大学院入試に繋がるような事は止めて下さい。

コメント (1)
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