教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「しからぬオヤジ」4割 中高生に干渉せず 福岡市調査

2007年10月26日 07時37分52秒 | 受験・学校

 新聞によりますと「地震、雷、火事、おやじ」が怖いとされたのも今は昔である。福岡市が実施した調査で、子どものしつけに自信を持てない父親が増えている実態が浮かび上がった。中高生の父親の約4割は子どものすることに口を出さないといい、福岡市は「親子関係の薄さがある」と背景を分析。「子どもとのコミュニケーションをしっかり取るよう努力して」と呼びかけている。 「ダメおやじが増えた」。調査を担当した熊本大教育学部の古賀倫嗣(のりつぐ)教授(社会学)は、近年の傾向をそう表現する。  調査は青少年の行動や子育てに関する意識などを探るため、76年から5年に1回実施。昨年10月から11月に福岡市内の2300世帯(3500人)にアンケート用紙を渡し、1年がかりで分析した。有効回答を寄せたのは2897人で、子どもらのほか、小学生高学年から高校生の父親が367人、母親が573人だった。 「子どものすることに口を出さない」と答えたのは中学生の父親で37%、高校生の父親で41%。「子どものしつけや教育に自信が持てない」と感じている父親は01年調査の9.3%から9.9%に増えた。  「しつけやどのような生き方をしたらよいか」の指導を学校に求める父母も22.6%から32.4%に急増。福岡市は調査報告書の中で「家庭の教育力の大切さが叫ばれる今日、学校への依存傾向が強まっているのは裏腹」と指摘した。 父親全体の30.5%は「子どもが母親とは話すが自分とはあまり話さない」と感じ、9.3%は「子どものことをわかっていない」と認めた。市こども未来局の担当者は、子どもとの会話が少なく、子どものことを理解できないと思っている父親が怒れないタイプだとみる。「子どもの声を受け止める態度とスキル(技術)が必要だ」  報告書は一部の親の規範意識が低いことも問題視した。援助交際と呼ばれる売買春について、高校生の父親の3.4%、母親の2.2%は「悪いと思わない」と考え、カンニング容認派も父親で7.7%、母親で3.4%だった。 古賀教授は「子どもも親になり、子育てをする時がくる。大人のあるべき姿を、まずは親が身をもって示す努力をしてほしい」と話す。 お父さん忙しくしても、家に帰ったら子供さんとは話し合いましょう。自分の子供は、ちゃんと叱りましょう。そうすれば、家庭内暴力や親への傷害事件も減るのでは有りませんか。自由放任主義や躾を放棄しないで下さい。良い事と悪いことをお父さんが教えて下さい。子供達も心の中では、お父さんに教えて欲しい、なぜかまってくれないのか、叱ってくれないのだろうと思っています。子供達の為によく考えて下さい。家庭教育の躾や親としての教えなければならないことは家庭で実践して下さい。お母さんより、感情的にならず社会経験豊かなお父さんの方が説得力も有りますし、子供の教育には、最適と思います。学校教育と家庭教育は、車の両輪でどちらも大切です。家庭でしなければならないことを学校教育で負担すると大変なことになります。今のいじめ問題や登校拒否、家庭内暴力、少年非行は、家庭教育の欠如かも分かりませんね。子供さんと対話のある家庭にして下さい。勤務時間の関係やお仕事がお忙しくて大変と思いますが、お父さん、子供さんに裃脱いで気軽に声をかけて今日からゆっくりと話合って見て下さい。明るく話合える家庭にして下さい。子供との家庭での対話の一歩から初めて下さい。子供さんとじっくり話し合うことによって糸口が開けると思います。今の日本の救世主、男のお父さんの頑張りで、良い子供達に育てて下さい。

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