教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「鳥居で首つりやめて」映画に抗議 神社関係者「冒涜」

2007年10月07日 13時20分10秒 | 社会・経済

 新聞記事によりますと『鳥居で首つりはやめて下さい。』公開中の和製西部劇映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」で、鳥居で人が首つりにされている場面をめぐって神社本庁など神社関係者が抗議し、制作側が映画の予告編やポスターなどを作り直していたことが10月6日分かった。 製作委員会の1社で配給元のソニー・ピクチャーズエンタテインメントによると、問題になったのは、村の入り口にある鳥居にギャングに捕まえられた村長が首をつられている場面。  公開前の7月下旬、テレビCMなどで放映していた予告編やポスター、チラシの表現をめぐり、神主など神社関係者から4件の抗議が電子メールで寄せられた。抗議は「不適切な表現」「神聖な鳥居への冒涜(ぼうとく)」といった趣旨だったという。 全国約8万の神社でつくる神社本庁も、ソニーなど製作委に「誰もが安心して気持ちよくご覧になれる映画の方がよろしいのではないか」と申し入れた。同庁は朝日新聞の取材に「表現の自由も大事だが、関係者がどう受け取るかも考える必要があるのではないか」と話した。 製作委は関係者に「不快感を与えたことは申し訳ない」と謝罪、広く一般の人が見る機会のある予告編、ポスター、チラシは作り直した。 本編は「作品に興味を持った人が見るもので、作品全体を見れば、神社を冒涜するものではないと理解いただける」(同社広報)として改変せず公開した。神社の鳥居は、俗界との区別をする所で鳥居を括れば清浄なところと考えられています。鳥居は信仰のシンボルです。特別な意味があるのです。神社代表し現しているものです。日本の伝統文化、宗教への無理解さと信仰への正しい理解が出来ていないことを証明した出来事です。最近の日本の自殺者の多い現状を踏まえ映画の中での場面を真似する人が出ないこと願います。悪いことを安易真似をする若者達が多いですし、ゲームと現実社会との区別がの出来ていない子供達が増えているのですから、映画の社会的影響を考えるべきです。ギャグや冗談では済まされ無い問題です。世界中、どこの国においても信仰の対象になるものに首をつられたのでは、仏教、キリスト教、イスラム教、回教、ユダヤ教のどの宗派においても信仰への冒涜と抗議され、上映中止の行動を取ると思います。黙っている宗教集団は、ないと思います。戒律の厳しい宗教も有り、その国では映画活動が出来なくなると思います。憲法第21条1項で「表現の自由」が認められていると言われても、公共の福祉に反するような行為は許されません。神社側や'神社に信仰を持つ人達の「精神的苦痛」を与え、信仰する人達の「精神的自由を侵害」することになるのでは有りませんか。鳥居は、信仰を持つ人々に取って信仰の対象ですし、その神社のシンボルです。人の生命を軽んじ、信仰の対象を侵害する行為です。自由は、自由ですが責任と義務を伴います。自由、自由と自由放任主義で、やりたい放題していますと良識を持って行動する人達への自由への規制を生むだけです。自分で、自ら墓穴を掘るだけです。民主主義の自由を穿き違えている人達が多いと言う昨今の現実の表れです。日本は、法治国家であることを忘れないで下さい。憂うべきことですが、「して良いことと悪いことが分からない」常識の無い日本人が増えています。

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