教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

運動会の旅費返せ」無理難題252件公表 大阪市教委

2007年10月22日 20時46分52秒 | 受験・学校

新聞記事によりますと教育活動に支障を来すほどひどい保護者からの苦情や注文の実態を把握するため、大阪市教育委員会が全市立小、中学校を対象に実施したアンケート結果の一部が公表された。「運動会が雨天中止。遠方から来た祖父母の旅費を返せ」など「無理難題」の具体例は252件にのぼった。 大阪市教委は集まった実例を材料に教職員向けの手引を作成中で、今年度末の完成を目指す。 アンケートは昨年9月から11月に実施した。小学校からは152件、中学校からは100件の具体例が集まった。 中学受験を理由に「子どもの生活リズムに合わせた登下校をさせろ」と求められた▽不登校になった児童の保護者から「教科書は不要になったので、買い取ってほしい」と要求された▽校内で転倒した生徒の保護者から「二度とけがをさせないと念書を書け」と迫られた▽「校則を守るかどうかは生徒の自由。注意するな」と注文されたなどの実例が続々。 手引では、自分の子どもが運動会の組体操でピラミッドの頂点に立つ役になれなかったため、保護者からクレームがあった例を取り上げ、「今まで学校に協力してきたが、これからは考えさせてもらう」という保護者の発言を紹介。「保護者の苦情は自己中心的で受け入れられない」と判断し、集団行動を乱すような言動に断固とした態度をとるなどの対応策を伝授する。このアンケトの結果を見ますと自己中心的なわがまま一杯の保護者に驚かされます。無理な要求を学校に押し付け、家庭教育と学校教育の区別が出来ないのでは無いでしょうか。家庭で当然行うべきことを学校に押し付けられたのでは、学校は堪りません。今のいろいろ起こっている子供の教育事件は、親の教育姿勢にも原因があるように思えてなりません。親の権利の濫用です。権利の吐き違いで、学校は、保護者の為のサービス業では有りません。何をして自由と思っておられるのでしょうか。「自由とは、責任とは義務を伴う」と言うことを忘れ内で下さい。保護者の公共心や社会性を疑います。自分の子供さえ良ければ良いとお考えでは、日本の教育も良くなりませんし、子供達も立派な日本を背負って立つ人間にはならないと思います。

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