『 茨城県立大子清流高(同県大子町)2年の男子生徒全53人が先月、修学旅行で乗ったフェリーで発生した現金窃盗の嫌疑をかけられ、第6管区海上保安本部坂出海上保安署(香川県)に指紋を採取されていたことが24日、分かった。同署は乗客の証言に基づき指紋を採ったが、生徒のいずれもの指紋が現金が盗まれた財布に残されていたものと一致しなかった。同署は「捜査中」として生徒の指紋は廃棄していないという。学校は「実質的に疑いが晴れた以上、生徒のため指紋を廃棄してほしい」としている。弁護士からは「見込み捜査だったのでは」との指摘も出ている。 関係者によると、11月18日午後9時ごろ、新門司港をめざし瀬戸内海を航行中のフェリー展望室で、20代男性客が落とした財布から現金約4万円が盗まれる事件が発生。坂出海上保安署は、男性客の「近くのいすに男子生徒数人が座っていた」との目撃証言に基づき、男子生徒全員の指紋提供を学校側に求めた。ほかの乗客には指紋提供を求めなかった。 捜査の影響で、フェリーは海上で約2時間停止。翌朝、港に到着後、53人の指紋採取が約3時間行われ、同日予定していた阿蘇山観光はキャンセルとなった。引率した大畠丈夫教頭は「証言した男性客が酔って周囲に言いふらし、多くの乗客がうちの生徒が犯人と思ってしまった。指紋提供を断れば生徒の不名誉になると思った」と話す。 同27日に同署から、生徒の指紋が財布に残っていた指紋と一致しなかったとの連絡があった。同署は「捜査中」と、生徒の指紋を破棄していないという。 学校は県教委に事実を報告。旅行会社と相談し、謝罪文の要請や損害賠償の請求を検討したが「任意捜査に応じた以上難しい」と、さらに捜査状況の提供を求めるにとどめている。 同署は「先生の理解を得て指紋を採取した。目撃情報は重視しなければならない」としている。
■日本弁護士連合会子どもの権利委員会・影山秀人委員長の話 「生徒たちを犯人と疑う情報は多くないのに、指紋を採るのは見込み捜査ではないか。生徒全員が指紋提供に応じていることからも任意性は疑わしく、海保は捜査手法が妥当か検討してほしい」』産経新聞
茨城県立大子清流高同県大子町2年男子生徒53人が、修学旅行で乗ったフェリーの中で現金窃盗容疑の疑いを掛けられとんだ修学旅行になり本当に嫌な思い出になりましたね。阿蘇山観光も中止で、高校の修学旅行の思い出の一ページを飾れずまことに残念です。大切な修学旅行がふいになりましたね。酔っ払った男性乗客の発言には信憑性はあるのでしょうか。茨城県立大子清流高・同県大子町2年男子生徒の指紋提供だけでは無く、他の乗客の指紋提供や十分な事情聴取も必要だったと思います。その中に犯人がいてても分からないと思います。高校生の基本的人権を守る姿勢で捜査し、真犯人が捕まり捜査が終了しましたら53分の指紋を廃棄したとの通知書を出して欲しいと思います。高校生の皆さんが、坂出海上保安署への不信感や海上保安本部への信頼感を失わないような措置を取るべきだと思います。この嫌疑を掛けられた事件で、53人の高校生が大人への信頼感を将来に渡り持ったら困ります。心が傷つき大人への人間不信になる可能性も有ります。高校生達の修学旅行への思いや気持ちも海の男の「シーマンシップ精神」から考えて見て下さい。四日市の公害問題で活躍された海上保安庁の故田尻宗昭さん言われましたシーマンシップ、海の男の人命第一主義の教え守って下さい。将来性ある高校生ですから、学校の行事の修学旅行中の出来事ですし、生徒の基本的人権の尊重と言う教育的立場から、納得の行く法律の専門家による解決方法を学校側も保護者と一緒に考えて下さい。高校生の皆さんも今回の出来事をマイナスの出来事と捉えずに、一つの社会経験と法律的な勉強をしたと考えて落ち込まないで下さい。諺どおり「災い転じて、福となして」下さい。この現金窃盗容疑の事件が解決しましたら学校側も違う修学旅行先を考え、今度は楽しい修学旅行に出発して下さい。学校と教育委員会は、新しい良い日旅立ちを計画して下さい。
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